花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

母からの贈りもの

2015年01月23日 09時08分29秒 | 母を想う



母はよく器用にてまりをつくっていました
沢山の絹の色糸を使って その様子は見ていても楽しい雰囲気でした
いろんな色を無造作に扱っているようでも決して不調和にはならないのですね

実にきれいだとおもいました

母が亡くなってその寂しさを 私のこころは埋めようもなくて
どの部屋にも母の作品を飾って眺めていました

母は一人の娘私に
「お世話になっている人にお礼を言ってお渡しするように」と
沢山のてまりが残されていました

まるでやさしい無言の送り状が添えられているようにおもえました