この時季になるとよく思い出すのです
初めて保健所の乳児検診に出かける際に母乳が出ない私は哺乳瓶やお湯
おしめなどをバッグにいれて肩にかけもう一方の肩には乳児を育児用の
バッグにかけるともう日傘などさせないのです
どうしたことかその少し以前から私はよく涙が出てきてとまらないのです
玄関まで見送りにきた姑にも訳もなく涙がでてきて
「行って来ます」も言えないのです
そんな私に姑が日傘をさしかけながら云ったのです
「もう お母さんになったんだから泣いては駄目よ」
ホットする言葉でした
まるで冷たい氷が少しずつ溶けて行くようなあたたかな優しさでした
今思うのに私は産後ブルーだったのです
5人の子供を育て教師だった姑はどんなにか困った嫁だと嘆かれたことでしょう
私は折に触れあの優しい言葉を思い出すのです
ちっとも親孝行もしなかった気がしてなりません
お義母さん もうお彼岸ですね
「ありがとうございました もう泣いてなんかいませんから」

アメジストセージが今年はうんと広く枝を張って場所をとってしまい
いつも「すみません」といってそばを通っていました
ようやく可愛い花芽をのぞかせています
初めて保健所の乳児検診に出かける際に母乳が出ない私は哺乳瓶やお湯
おしめなどをバッグにいれて肩にかけもう一方の肩には乳児を育児用の
バッグにかけるともう日傘などさせないのです
どうしたことかその少し以前から私はよく涙が出てきてとまらないのです
玄関まで見送りにきた姑にも訳もなく涙がでてきて
「行って来ます」も言えないのです
そんな私に姑が日傘をさしかけながら云ったのです
「もう お母さんになったんだから泣いては駄目よ」
ホットする言葉でした
まるで冷たい氷が少しずつ溶けて行くようなあたたかな優しさでした
今思うのに私は産後ブルーだったのです
5人の子供を育て教師だった姑はどんなにか困った嫁だと嘆かれたことでしょう
私は折に触れあの優しい言葉を思い出すのです
ちっとも親孝行もしなかった気がしてなりません
お義母さん もうお彼岸ですね
「ありがとうございました もう泣いてなんかいませんから」

アメジストセージが今年はうんと広く枝を張って場所をとってしまい
いつも「すみません」といってそばを通っていました
ようやく可愛い花芽をのぞかせています