花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

赤ちゃんは猫

2019年03月02日 13時13分26秒 | 日記
七人姉妹の末っ子で育った方が話されたのです
いつもお姉さん方がカッコよく見えて早くあんな風になりたいと
思っていたそうです
そして赤ちゃんを負ぶってお姉さんに扮しておままごとをしたくて
でも本当の赤ちゃんはおんぶ出来ないので
そこで猫に着物を着せておんぶしていたのだと

ふと私も幼い頃に似たようなことがあったことを思い出しました
でも私の場合は本当の猫ではなくて
陶器の招き猫だったのです
母に招き猫をおんぶさせて貰って小さなお母さんになっていたのです
でも陶器の招き猫はつるつるして引っかかりがないため
色んな動作をして遊ぶうちにおんぶした招き猫は
突然にツルット一度に落ちるのです
その時はドンと大きな音がして悲しくなったものです
今でもその落ちるときの感触を覚えています

何十年も経った今頃思うのですが
傍にはおんぶ出来る人形があるのにわざわざつるつる陶器の招き猫を
それをおんぶしたい幼子の気持ちを大切にしていたのだな
そんな時って母もきっと楽しかったのかも





椿の花が垣根越しにいい色で咲きます
いい季節になりました