花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

お彼岸近く

2019年03月13日 09時05分23秒 | はな

つばき玉の浦が咲き始めました
とても可愛くて
でも今年は花数が少ないのです




利休梅のつぼみが膨らんで
あの白い花が春の風に揺れるのももう直ぐです




瓢箪花木の新芽がでています
我が家に来て下さる若い庭師さんが無情にもこの木の一本の幹を伐ってしまい
その木は枯れてしまったのです
その前の年には白大てまりの木を伐って枯らしてしまったのに
樹木のプロとおもっていますのに
今年はその庭師さんに物申さねば





亡き兄嫁の誕生日は3月13日でした
兄が末期の胃癌で療養中だったころ私は兄に言いたかったのです
「お姉さんは我が家の大事なお嫁さんです ずっとみんなで大切に守りますからね」
と言って兄を安心させたかったのですが
どうしても言えなかったのです
それを言うと兄の命がもう終わりだと告げることになると心配だったのです
兄の病状は見舞う度に悪化していましたし

でも兄の死後1か月も経たないうちに兄嫁は後を追うように逝ってしまいました
私は兄嫁の死顔を拝んで「お世話になりました」としか言えなくて
もう17回忌も終えましたがあの頃の事を思い出すと
とても悲しくなるのです
兄嫁が兄の死後の一番辛い時に逝かないで
せめて兄の死の悲しみが遠のき少しずつでも
楽しいことに目を向けられる頃だったら
と思うのです