先日のことです
あるブログで随分以前の臨時増刊文芸で石川啄木の特集誌が載せられていました
その方は愛読書として旅の道ずれにされているようです
私はそれを見た途端に懐かしさが蘇りました
私も以前にきっと求めている筈と本箱を探したところ
こともあろうに表紙のない状態で出てきたのです
それでもいい
私は昭和30年代に購入していたものです
かれこれ60年も経過していることになります
そしてこの石川啄木読本を求めたときの記憶も鮮明なのです
夕方の散歩で本屋さんに立ち寄って飛びついたのでした
その時の静かなしあわせな気分を音楽で聴くとしたら
カバレルアルスチカーナの間奏曲がお似合い
啄木の詩はずっと好きでした
改めて本箱をさがすととれてしまった表紙も出てきました
また思い出の糸を探ることにしましょう