花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

わたしにとって

2019年08月15日 09時27分23秒 | 日記


高砂百合が咲き始めました
台風10号で時折強い風が吹いています




今日は終戦の日です 全国戦没者追悼式が行われる日です
もう何年も以前のことになります
息子が私達夫婦を東京に案内してくれたことがあります
何が嬉しかったかというと私共は何も旅の計画に要望はしていませんでしたのに
東京について先ず一番最初に靖国神社に一家で参拝出来たことです
社務所から入って丁寧にお祈りを奉げて
これで東京にきた大きな意義があると感謝でした

昭和20年終戦の日のことを時々思い出すのです
私と母が縁側にいるところに近所のテツさんという人が
やってきて(疎開先の小さな村では皆がそう呼んでいました)
テツさんは終戦を知らせるラジオ玉音放送のことを話して行かれました
よくは解らない年代ではあったものの無条件降伏という言葉は
只ならぬことであろうと異様に
受け止めたものです
でもそんな重大事とは関係なくひっそりと嬉しかったことがあるのです
これまで疎開で離れて暮らしていた私とお母さんが
これでようやく一緒に暮らせると判断出来たのです
でもこんなことは当時としては非国民だと周囲から思われるに違いないと
自分を責めておっぴらに表面だって喜んではいけないものと
今思えばこれが私の小さな終戦なのです