虎杖(いたどり)の和太鼓チームGMの徒然なるブログ

和太鼓チームのマネジメントをして、感じたことやコラムを掲載していきます。また、和太鼓や音楽で観たことも書いていきます

一つ一つのこだわりが・・・

2021-12-31 22:24:44 | 和太鼓関係者が心得て欲しいこと

先日、元プロ和太鼓の奏者の方と縁があり、私たちのチームに指導をしていただきました。

(私たちのコーチと同じプロ和太鼓集団出身と言うこともあり、来ていただきました。)

その中で一つ、とても印象に残ったことが「道具へのこだわり」です。

桶太鼓の紐の縛り方、剥げている部分の補修・・・

「自分たちも太鼓の練習が終わると、帰ってお風呂に入って食事をして寝るでしょう?それと同じように、和太鼓も叩かれていないときは休みたいはず。だからこそ、終わったときに、始めのときよりもいい状態にしてあげて欲しい。」

道具への一つ一つのこだわりが素晴らしかったです。

過去に下記の記事を書いていたのに・・・さらに道具を大切にされていると感じました。

和太鼓だって、生き物や魂はあるよ!

自分たちの道具へのこだわりを見せるのも、大切な和太鼓の精神かと思います。

 

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和太鼓演奏における「盗用」について(追記あり)

2021-12-21 22:36:08 | 和太鼓関係者が心得て欲しいこと

最近、和太鼓を取り巻く環境は刻々と変化しているが、私たちの周りでも和太鼓に関する色々なことが起こっている。

しかも、最近はあまりいいことじゃないことが起こっている。

その一つが、タイトルの「和太鼓演奏における『盗用』」である。

そのある団体(チーム)は、前から細かいことは、うちらの演奏の一部を真似することはあった。

でも、さすがに最後の盛り上がる場面まで真似されたら・・・これは許せなかった。

 

少しだけ、自分たちのチームの組織のことをお話をします。

私はプロ野球やプロサッカーで言うところの「GM職」にあたります。

私の仕事は、和太鼓のメンテナンス、太鼓や用具とお金の管理、ホール練習の確保、公演依頼の取りまとめ、公演の段取りの打ち合わせ・・・などです。

和太鼓を指導する「コーチ」は別にいます。

私たちの曲を作曲されているのも、そのコーチです。

会議などは、私が出ることが多いのですが・・・

 

それで、最後の場面の「盗用」に関しては、相手側の担当者に第三者を通して、話をしてもらっています。

仕事とは言え・・・本当に面倒な仕事だな・・・と実感しています。

 

常に和太鼓の時代の流れを見て、コーチの方も勉強をしてとても研究をされているので、素晴らしい曲が出来上がっています。最新のリズムや打ち方も取り入れています。

そのコーチへの対価(指導料)は、当然発生していますし、お支払いをしています。作曲をされた場合は、その作曲制作料もお支払いをしています。

お金だけの面で言っても、こちらとしては負担しています。もちろん、コーチが勉強されて研究されていることも含めると、本当に莫大な時間と労力を使っているはずです。それなのに、その団体(チーム)は負担ゼロで、いとも簡単にコピーしてしまうのでしょうか・・・。

私たちがプロの和太鼓チームから曲をお借りするとき、当然、先方と連絡を取ります。そして、場合によっては使用料をお支払いすることもありますし、色々な決まり事を確認の上、順守をしなければなりません。

面倒でもそういう手順を踏むのが当たり前だと認識しているのですが・・・、その団体(チーム)は何を考えているのでしょうか。

 

(追記)上記の投稿は「大会曲」や「コンクール用の曲」となります。公演などでは基本、オープンにしていいと思っています。

 

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コンテストやコンクールに参加するときに・・・

2021-08-30 21:34:45 | 和太鼓関係者が心得て欲しいこと

和太鼓を突き詰めていくと、どんなチームでも「コンテストやコンクールに出場しよう!」となるのは自然のことである。

自分たちの技量を確かめる意味でも、コンテストに出場することは大変意義のあることである。

審査員から講評もいただけるので、第三者の視点から自分の欠点を見てもらうこともできる。

しかしながら、和太鼓の世界でも、コンテストに対して熱が上がり過ぎて、宜しくない行動に出る指導者やチームがあるし、事実、私や私のチームがその光景を目の当たりにした。

改めて、その宜しくない行動を書き出すと・・・

 

1.有力チームの誹謗中傷などを言う

2.有力チームの曲の一部を無断で奪って演奏する

3.演奏を妨害する

 

誤解の無いように書きますが、ほとんどの和太鼓チームは、とても紳士的で話していても清々しさすら感じます。

ただ、一部の指導者やチームがこのようなことをしてくるので、本当に困る。

具体的に書こうと思ったのですが、身バレするのと、注意喚起ということで留めておきましょう。

もし、具体的に知りたいと感じましたら、個別にお願いします。

 

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和太鼓だって、生き物や魂はあるよ!

2021-08-26 22:42:58 | 和太鼓関係者が心得て欲しいこと

和太鼓を指導していると、他のチームを訪問することもあります。

しかし、驚くような現実も目の当たりにする。

それは、方法や仕組みの違いとかそういうレベルの話じゃないこともある。

一番驚いたのは、皮が破れた長胴太鼓や桶太鼓が、裏の倉庫に積み上がっていた風景を見たときだ。

(多分、20台近くあった)

 

「おいおい・・・それは無いだろ・・・」

 

正直、和太鼓の指導者のモラルや倫理の問題だろうな・・・と思う。

そこで学んでいる生徒たちは、それでいいと思ってしまうから、やっぱり、指導者がしっかりと和太鼓のことを教えてあげないといけないと思う。

案の定、そこのチームの演奏は、年々衰えていく感じでした。

こんなに、和太鼓そのものを粗末に扱うチームは、いい演奏が出来るとは思わない。

 

和太鼓というのは、地球の恵み、生き物から作っている。

胴の部分は欅などの木をくり抜いて出来ているし、皮は牛の皮膚を用いている。

(個人的には合板より、くり抜きの方がいい音が出ると思っています。)

和太鼓職人が何年もかけて作ることもあるから、職人の「魂」も入っていると言ってもいい。

 

和太鼓に穴が開いたのを放置すると、内側が生の空気に晒されてしまうので、内側が痛み、音も変わってしまう。

そういう放置された和太鼓の姿を見て、とても悲しくなりました。。。。。。

和太鼓だって、まだまだ生きているよ・・・。和太鼓みんな泣いているよ・・・。

だったら、それらの太鼓を引き取って、全部修理したくなります・・・。

 

ただ、立場上、そんなことは言えない。だから、自分は・・・自分のチームにとっても、もう、このチームと関わらないことにしました。