虎杖(いたどり)の和太鼓チームGMの徒然なるブログ

和太鼓チームのマネジメントをして、感じたことやコラムを掲載していきます。また、和太鼓や音楽で観たことも書いていきます

コンテストやコンクールに参加するときに・・・

2021-08-30 21:34:45 | 和太鼓関係者が心得て欲しいこと

和太鼓を突き詰めていくと、どんなチームでも「コンテストやコンクールに出場しよう!」となるのは自然のことである。

自分たちの技量を確かめる意味でも、コンテストに出場することは大変意義のあることである。

審査員から講評もいただけるので、第三者の視点から自分の欠点を見てもらうこともできる。

しかしながら、和太鼓の世界でも、コンテストに対して熱が上がり過ぎて、宜しくない行動に出る指導者やチームがあるし、事実、私や私のチームがその光景を目の当たりにした。

改めて、その宜しくない行動を書き出すと・・・

 

1.有力チームの誹謗中傷などを言う

2.有力チームの曲の一部を無断で奪って演奏する

3.演奏を妨害する

 

誤解の無いように書きますが、ほとんどの和太鼓チームは、とても紳士的で話していても清々しさすら感じます。

ただ、一部の指導者やチームがこのようなことをしてくるので、本当に困る。

具体的に書こうと思ったのですが、身バレするのと、注意喚起ということで留めておきましょう。

もし、具体的に知りたいと感じましたら、個別にお願いします。

 

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和太鼓は打ち込めば打ち込むほどいいけど・・・

2021-08-29 23:27:56 | 和太鼓の曲や技術指導など

和太鼓はとにかく練習をしないと上手くはならない。

あるプロの方が「1発を見せるために、1万発を撃ち込む」と言っていましたが、これ自体はその通りだと思う。

でも、あるレベルになると、打ち込むことばかりがいいとも限らない。

自分が指導するときは、「ここまで上手くなったな・・・。じゃ、この先、どうする?」と疑問を投げかける。

ここで教えてしまったら、何でも指示待ち人間を作ってしまうので、一度考えさせることも必要かと思っている。

何人かの和太鼓関係者の言葉を借りると、

「無心に打ち込むと、自然と表情が豊かになり、声が出るようになる」

「用意周到に練習をすると間違えないという安心感が得られるが、同時につまらない感覚になる。だから、次の打ち、次の曲のときは何かを変えてみるという『挑戦』をしてみるといい」

この辺にヒントがあるんじゃないかな?と思う。

 

少し関係ない話になりますが、比較的広い範囲で打たれている曲があります。比較的、力強い曲です。

私のチームでも、その曲をやっています。

そのときに、振りとかパフォーマンスが先行してしまって、打ちが疎かになってしまう。

そのときに言うのは「型破り」と「型無し」は違うことを伝える。

「型破り」は、最初に「型」があってそれをしっかりと身に付けた上で、個性を出すためや、チームの色に合わせるためにアレンジすること。

「型無し」は滅茶苦茶にやっていること。最初から最後まで滅茶苦茶になってしまうこと。

そういうことも心得ておくと、和太鼓演奏により深みが出るのでは・・・と思います。

 

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和太鼓だって、生き物や魂はあるよ!

2021-08-26 22:42:58 | 和太鼓関係者が心得て欲しいこと

和太鼓を指導していると、他のチームを訪問することもあります。

しかし、驚くような現実も目の当たりにする。

それは、方法や仕組みの違いとかそういうレベルの話じゃないこともある。

一番驚いたのは、皮が破れた長胴太鼓や桶太鼓が、裏の倉庫に積み上がっていた風景を見たときだ。

(多分、20台近くあった)

 

「おいおい・・・それは無いだろ・・・」

 

正直、和太鼓の指導者のモラルや倫理の問題だろうな・・・と思う。

そこで学んでいる生徒たちは、それでいいと思ってしまうから、やっぱり、指導者がしっかりと和太鼓のことを教えてあげないといけないと思う。

案の定、そこのチームの演奏は、年々衰えていく感じでした。

こんなに、和太鼓そのものを粗末に扱うチームは、いい演奏が出来るとは思わない。

 

和太鼓というのは、地球の恵み、生き物から作っている。

胴の部分は欅などの木をくり抜いて出来ているし、皮は牛の皮膚を用いている。

(個人的には合板より、くり抜きの方がいい音が出ると思っています。)

和太鼓職人が何年もかけて作ることもあるから、職人の「魂」も入っていると言ってもいい。

 

和太鼓に穴が開いたのを放置すると、内側が生の空気に晒されてしまうので、内側が痛み、音も変わってしまう。

そういう放置された和太鼓の姿を見て、とても悲しくなりました。。。。。。

和太鼓だって、まだまだ生きているよ・・・。和太鼓みんな泣いているよ・・・。

だったら、それらの太鼓を引き取って、全部修理したくなります・・・。

 

ただ、立場上、そんなことは言えない。だから、自分は・・・自分のチームにとっても、もう、このチームと関わらないことにしました。