ドライブ旅記

軽自動車ダイハツWAKEでドライブ旅を始めました。その様子です。

新幹線旅〜乳頭温泉編

2024-03-14 13:27:00 | 旅行
今回の旅は、雪がしんしん降り積もる秋田の乳頭温泉への旅のため、ドライブでの旅行は諦めて、こまち(新幹線)旅にするとした。

今回泊まる温泉は、【妙の湯】。
10年ほど前に、同じ乳頭温泉の【鶴の湯】に泊まったことはあったが、そのさらに奥の秘湯だ。

今回も前情報を入れずに感じるがままに味わおう。

新幹線で【田沢湖駅】下車。


ここから宿までのバスが出ているので4.50分のんびりと雪景色を見ながらのバス旅になる。
(バス運賃840円)

途中で【田沢湖】も止まり、乗降客を送迎する。

【鶴の湯】への直行バスが出ているバス停にも止まり、ここでもたくさんの方が下車した。

のらりくらりと山道をのぼり、妙の湯の前に着いた。

宿にチェックインすると、川が流れる雪景色を見ながら、温かいお茶と味噌汁がサービスされた。
これはうれしい。

係の方によると、混浴露天風呂(いちばん大きいスペース)も楽しめるそうだが、17時〜18時くらいは女性のみの時間帯になるそうで、着いてすぐに楽しむことにしよう。

ーーー
部屋は昭和レトロ。
和モダンというより、洋館に近い。
これは意外だった。
トイレも最新式(フタ自動でオープン)でキレイ。




ーーー
お風呂は金の湯、銀の湯とあり、金の湯は茶色の濁り湯。銀の湯は無色透明。
どちらも香りは弱めだが、温度調整が絶妙に良く、川の流れと雪景色をセットに、いつまでも入っていられた。

そして楽しみにしていた夕食タイムがやってきた。新幹線では、軽めに柿の葉寿司をつまんで、夕食のための空腹を用意しておいたのが正解だった。

まずはビールということで、私は田沢湖ビールを。味わいがあって美味しい。
前菜は秋田ならではの食材を活かした味付けでどれも絶品。

【ひろっこ】という山菜の酢味噌和えがめちゃくちゃうまい。どんぶりいっぱい食べられそうだった。




ふかひれの茶碗蒸しもおいしかったなぁ。

ばっけ(ふき)の天ぷらと稲庭うどん。


秋田の鍋 山菜貝焼き
濃厚な出汁も旨く、〆のあきたこまちと共にいただくためにキープ。




ヒラメのお造り。エンガワ美味。


由利牛のしゃぶしゃぶ。



きのこ汁うめぇなぁ

デザートは、いちごと桜餅

美食堪能の夜だった。


風呂に入る前に、お水のポットがセルフサービスでおいてある。
ここの水は樺の木の湧き水とのことで、とても美味しい。

水は大事。
おいしい水と食事と温泉で体が生まれ変わった。



帰路編 東京〜九州 ドライブ旅

2023-10-06 10:14:00 | 日記
9月16日 16時。これから本州まで行けるところまで行き、途中で車中泊しよう。

車で入れる鳥居の横にいた黒牛さんに、
帰る挨拶をし、八大龍王水神をあとにした。

きた道を辿るよりは、別ルートを通りたい。
海沿いを走れることを期待して、
延岡まで降りてから別府方面へ走らせることにした。

だが、徐々に暗くなっていき、景色は見れなかったのが残念。
海は右手に見えたのだろうか…

順調に走らせ、約2時半で別府湾サービスエリアに到着した。

落ち着いたサービスエリア。
着いたのは19時だったので、辺りは暗くなっていて見えなかったが、眺めがよいらしい。

お腹が空いていたので、ここでは普通に肉うどんをいただくことにした。
どこでも食べられるグルメだが、やっぱりうまい!あったかい汁がしみる。

結局この旅では、大分の温泉に一度も入ることなかったが、
通った印に、別府湾ちりめんせんべいや、草だんごを購入した。


肉うどんを食べてる最中から眠気が襲ってきたので、
ここで車中泊でもしようとセッティングし寝てみたのだが、
まったく眠りにつくことができず1時間が経過。

車内をフルフラットにして体を伸ばせたし、
少しは疲れも癒えただろう。
脳は疲れているはずだが、移動を始めてみてまた眠くなればどこかで休めばいい。

こちらでガソリンを入れて、さあ本州まで行こう。

約2時間ほどで、関門海峡まで来た。
前日の15日の朝、関門橋を渡って九州本土に入った。
そして16日22時には、ライトアップされている関門橋を渡った。

真っ暗の中、橋だけがライトアップされていて幻想的でとってもきれいだった。

ただ等間隔にライトアップされている橋の柱?(何ていう名称?)が、真上に高く伸びている道路に見えて、
それが直角絶壁に向かっているような錯覚になり、
思わずブレーキをふんでしまった。

夜の関門橋はスリルがあったなぁ。

本州に入ったぞ。行けるところまで行こう。
車中泊に選んだのは、佐波川サービスエリア。
関門橋から約1時間走らせたところにある。

ここで朝まで休むことにした。
やはりまだ車内も暑くなる。
途中でエンジンをかけクーラーをつけては涼み、車内が涼しくなればエンジンを止め、また寝る。

周辺に止めているトラックはエンジンをかけっぱなしだ。
音が少々気になるが、4時半まで眠れていた。

さて出発だ。
(今日は朝風呂に入りたいなぁ。どこか寄り道しよう。)

約2時間半ほど走らせて、福山サービスエリアで休むことにした。
到着したのは朝7時。

このサービスエリアには、マクドナルドがあり、朝から列になっている。
みんな好きだよね〜…私は食べないけど。


福山市は薔薇で有名とのこと。

市内に100万本の薔薇を植えているらしい。
市民の皆さんの花を愛でる想いが伝わるねぇ。


フードコートで朝ごはんを食べようかと思ったが、ラーメンやカレーはちょっと…
うーん、ここでの朝食は諦めよう。

さて、朝ごはんよりも風呂の気分だ。
今回かなりお世話になっているGoogle map先生によると、7時からオープンしている温泉があるとのこと。

【天然温泉コロナの湯】
車で30分以内のところらしい。
港付近ということもあり、漁港朝飯もありだな。

へー!複合施設なんだ?

ゲーセンや映画も楽しめる市民の遊びの場なのだろう。
朝イチはさすがにゲーセンには人はいなかったが、温泉の方は混んでるんじゃないだろうか…
だが、客は数名しかいない。
だだっ広い空間、露天を思う存分楽しんだ。

泉質は特にいいとは思えないが、清潔感があって、なかなかよかった。
混んでないからこそ良い。

あとで調べたが、大江戸温泉グループらしい。

朝風呂を満喫し、そろそろ本格的にお腹が空いてきた。
漁港飯を期待していたが、朝一番でやっている地元飯を食べられる店に辿り着けなかった。

仕方がない。ここを離れて移動を続けよう。

そうだ、ここまで来たら、瀬戸大橋を渡るルートを通ってみよう!

瀬戸大橋〜鳴門海峡〜明石海峡のルートだ。
トンネルを抜けると〜

瀬戸大橋!
海がとってもきれいだったなぁ…

今回、関門海峡も入れると、4つの大きな海峡を渡ってきた。
西日本の海峡を軽自動車で渡って来れたのは、小さな奇跡だ。

とはいえ、瀬戸大橋や明石海峡では横風に煽られ、かなりビクビクの運転にはなったが。

さて、朝と昼ごはんが結局一緒になってしまったが、
途中で【さぬき】という地名を目にしたからには、讃岐うどんを食べていかないと気がすまん!



というわけで、津田の松原サービスエリアに到着。
コロナの湯から約2時間で到着。
瀬戸内海を見渡せる。

さて、うどんうどん♪

フードコートで一番人気の【あなぶき家】という讃岐うどん店。

かけうどんを注文すれば、即出てくる。

が、ここは釜揚げうどんでしょ。

店のおじさん『7分ほどかかるよ、いい?』
『ぜんぜん待ちます』

はいキター!
釜揚げうどん400円。
瀬戸のわかめのかき揚げを追加。

味は言わずもがな。
小麦の香り、旨みがぜんぜん違う。
お土産に、と思ったが家で食べても同じ味に思えないだろう。
やはりご当地で食べてこそ。

ここでは、このサービスエリア限定らしい、瀬戸の海苔スープをお土産にゲットした。

お腹も満たされ、満足満足。
車を走らせ、鳴門海峡〜明石海峡とすすむ。

あっという間に神戸か…ここまで戻ってきたんだな。
とは言え、東京まではまだまだ先だ。

しかし順調に行けば、VIVANT最終回をリアタイできるかもしれない。

そんなかすかな期待をしながらも、次なる休憩場所に選んだのが、【土山サービスエリア】

津田の松原サービスエリアから約4時間走らせた所にある。

ここは上下集約型の珍しいサービスエリア。
店舗の出口を間違えると逆方向のパーキングに出てしまい少し戸惑うが、
わかりやすい標識があるので、安心だ。

ここでは、おやつに玉子焼きをゲットした。
角の天むす屋さんで一本200円ほどで売っている。
ほんのり甘くて食べ応え充分。小腹を満たすには健康的な一品だ。

さて、なかなか良いチョイスをして満足なので、気持ちよく再出発。


静岡サービスエリアに到着。
17時50分を過ぎていた。
静岡サービスエリアは、14日に東京から出発して最初に立ち寄ったサービスエリアだ。

旅の始まりと締めくくりには、大変お世話になったサービスエリアとして記憶しておこう。

静岡といえば浜松。浜松といえば、餃子。
というわけで、こちら。
チャーハン餃子をチョイス。


おお、旨い!量もちょうどいい!

さて出発…
…どうやら秦野で事故渋滞らしい。
このままだとVIVANTリアタイは諦めるしかなさそうだ。

お腹も満たされ、少し休んでいこう。
旅は焦らずゆっくりマイペースに。

車内で1時間ほど眠った。さすがに渋滞は軽減しているはず…
が、まだまだ解消されていなかった。
仕方がない。ここからどうやったって3時間はかかる。
Google mapに箱根山を越えるルートをすすめられた。

今旅最後の山越えになろうか。

箱根の山越え、なかなかのスリルだ。
地元の方はビュンビュン飛ばす。
エンジンブレーキをかけていてもその斜度で勝手にスピードがあがる。

箱根駅伝のランナーはここを走るんだよね?
恐るべし!!!




帰宅時間 23時41分
総走行距離 2947.4km

よく走った!愛車のWAKEよ、ほんとにありがとう!

明日は洗車して労おう。
エンジンオイルとフィルターも交換しよう。

ーーー
今回の旅のランキング
1位 阿蘇山火口
2位 八大龍王水神
3位 志賀海神社のカミナリ
ーーー

阿蘇山火口は一回行った方がいいレベル。
ダントツの一位。


この記事を投稿して、ようやくこの旅は終わった。

次はどこへ行こうか。
もう一度、青森の恐山に行きたいなぁ。

旅はつづく


八大龍王水神 東京〜九州 ドライブ旅 九州編

2023-10-05 11:37:00 | 日記
A-coopに向かったつもりが、目の前は天岩戸神社!

おおきい神社ですこと!!
たくさんの観光客で賑わっている。

左手にはA-coop、右手には、天岩戸神社 西本宮。
道路沿いには参拝者用駐車場があり、自然に促されるがまま入ることになった。

呼ばれてしまったので、参拝しておこう。


敷地はかなり広い。どこまでも続く砂利道と、右手に流れる川に沿って歩いて行く。

初めて参拝で待つことになった。
次々とお参り。人が映らないように撮るのも難しい。

にわとりさんの鳴き声が印象的。

コケコッコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…

ブレスが長い。


御神木とのこと。
招霊の木(モクレン科)


天岩戸の洞窟の中にいる、天照大神様に出て来てもらうために、この木の枝を使ってアメノウズメノミコト様が舞を踊ったらしい。

※アメノウズメノミコト様とサルタヒコノミコト様は、ここに来る前に訪れた【荒立神社】に祀られている神様。

アメノウズメノミコト様は、私の好きな神社【戸隠神社】の境内社に祀られているらしい。(去年11月に参拝してきた)


かなりあっさりと参拝を済ませ、向かいのA-coopへ。
弁当コーナーでチキン南蛮弁当をチョイス。
宮崎といえば、これでしょ。

さて、直売所のおばさんからオススメされた【八大龍王水神様】に向かうとするか。

車を走らせると、道中かなり狭い道になっていき、
天岩戸神社があまりにも立派だったため、こんなところに神社があるのか…と不安になる。

1台がやっと通れる農道のようなところに鳥居があり、右の小屋には黒牛が繋がれてた。

どうも〜と声をかけ、車で鳥居をくぐる。

すぐに駐車場に到着した。
打って変わって参拝客はぽつりぽつり。
でもとんでもなくパワーを感じる。
これまでで一番のパワーだ。

この境内も地下にはコンコンと水が湧いているようだ。

そして、この御神木!!!
エノキだそうだ。

八方を向く龍のようだ。


あまりにも枝がのびて、鉄骨で補強していた。

ここまで呼んでくださりありがとうございます。

本堂右手には、木彫りの龍!!
大きく穴が空いた幹から頭をのぞかせている!!


豪雨の天空より雲と共にからご降臨遊ばされた、とある。

思いのままにお天道様を操られるのだろうか。


地元?の方が、卵やお酒をお供えしており、地元の方に大事にされている神様だった。

線香をあげさせてもらった。
こじんまりとしていて、神様との距離がとても近く感じられた。



神社にいくと、猫様に遭遇することがあるが、この子も化身なのだろうか…


以前、香取神宮の奥宮に参拝しにいったときも、犬のように尻尾をふる、猫らしからぬ猫が迎えてくれた。


車内に戻り、天岩戸直売所で買ったミニトマトを、白川水源地で汲んできた水でさっと洗い、パクッ。

うまーーーいあまーーーい!!!

こ、これはたまげた!

そして、A-coopで買ったチキン南蛮弁当を車内でモリモリといただく。

食べ終わる頃には駐車場には私の車1台のみ。
16時前だった。


ここを九州ドライブの終着点としたい。
呼ばれるがままのムケイカクドライブだったが、
非常に満足のいくパワースポット巡りとなった。

高千穂、きっといつかまた訪れるはず。
そのときは下調べをしてから行きたい。

そろそろゆっくり北上しつつ帰るとするか。







諦めた高千穂峡〜天岩戸直売所 東京〜九州 ドライブ旅 九州編

2023-10-04 09:43:00 | 日記
阿蘇白水龍神權現から、高千穂へ向かうことにした。
約1時間のドライブコースは【神話アグリロード】という名の山道を通った。

宮崎は全国一位の農産物出荷数を誇るらしい。
そういえば寒い時期には、スーパーには、宮崎産のものがよく並んでいる。

実際その土地を目で見て感じて納得だ。
太陽の恵みをたっぷり受けている農産物は、美味しいはずだ。

さて、高千穂峡へ向かう途中の街中に、高千穂神社があった。
【高千穂神社】というそのままの名の響きがそそられるが、知らなかった。

大きな黒っぽい鳥居がとてもかっこいい!
観光地ともあって、駐車待ちの列で混雑していた。
混雑しているところは苦手。参拝したかったが、今回は諦めてまたの機会に。

高千穂神社から高千穂峡までは、ほんの数分で到着…
の予定だったが、案の定観光客でいっぱい。
どこもかしこも駐車場は満車。
第四駐車場に案内されるも、坂道をどんどん下っていくとやがて草の生えている広場に詰め詰めに駐車を促される。
(ここから高千穂峡までどうやっていくのだろう)

歩いて向かう人の流れについて行くと、シャトルバスの乗り合い場所に着いた。

ん?ここからシャトルバスで行くのだろうか…
気が乗らなかったので、駐車場へ引き返した。
駐車場までの道では、木々の隙間から渓谷が見れる。
(スマホ拡大してもこんなに遠いけど…)

私にはこれで充分だ。
高千穂という土地に来れたのも奇跡のようなものだ。

さて次はどこへ行こうか。
朝からナッツを食べて凌いでいたが、そろそろお腹もグゥグゥなってきた。
そうだ、道の駅やファーマーズマーケットに行って、
地元のおかあさんが作ったおにぎりを買って食べよう!

まずは、道の駅高千穂へ向かった。
すぐに着いたはいいが、ここも満車。
満車どころか停めてはいけないところにまで停車している車もある。
後ろの車出れないじゃん…

トイレ休憩も出来なかったので、ここは諦めて、
ドラッグストアに寄って水を購入し、トイレを使わせてもらった。

さて、次はどこへ行こうか…

Google mapで目についたのが【荒立神社】。何やらパワースポットらしい。
全く予備知識も入れずに向かうのも楽しいものだ。
自分の感覚で良し悪しを判断していくスリルがある。
おお…地味だ。という印象。
高千穂神社とは比較にならないほど、知る人ぞ知る知る的な秘境チックなところだ。

駐車場も難なく停めることができた。
参拝客はいたが、トータル20人も居たかいないかだろう。

ここは良さそう!
しかし、鳥居の文字が木彫じゃない気がして、あらら?上から貼ってあるような…

さて、鳥居をくぐると、そこは森の中。
木をうちつける音がところどころで響く。
木槌で木の板を心を込めて打つのだそうだ。







森の中には、干支の数だけ木の札がかけられており、木槌でトントンと打って回る。

商売上手だなぁ。アンミカさんが訪れた写真の切り抜きがラミネートされてくくりつけられていたりする。
登りきるとどこにつながるのだろう。
山の上まで登れなくもなさそうだったが、サンダルで来ていたのでここは諦めた。

拝殿左横には、御朱印が何枚も置かれていて、
セルフで日付を書き、賽銭箱に300円を納める仕組みになっていた。
たくさんのお供物が置いてあった。
地元の方に愛されているんだろうなぁ。


さて、次はどこいこ。
とりあえず、空腹がピークを過ぎようとしている。

Google mapを見ていると【天岩戸直売所】という名に目がいった。

直売所つまりファーマーズマーケットだ。

ファーマーズマーケットが好きで、ドライブ旅に出ると必ず寄っては、野菜や調味料を買っていく。

天岩戸…なんとなく聞いたことはあるけど、何も知らない。

予備知識を入れずにどこまで呼ばれるか、呼ばれるがままに進もう。

天岩戸直売所の駐車場に着いた。数台は駐車できるようだが、店舗の構えは想像していたようなファーマーズマーケットではなかった。

あぁ…ここでも食事にはありつけないだろう。
ここまで来たから寄っていこうか。

店内に入ると、おじさん二人が座ってお茶を飲んで話している。
自由な空気だ。

採れたて野菜がずらっと目に入る。
生ものは東京まで持ち帰ることが難しいが、ミニトマトならば、道中食べられるな。

他に木製品コーナーや、手作り石鹸などの雑貨もあった。

パンやおにぎりは…ない…
悲しい…

せっかくなので何かお土産をと、ボトルに入ったウコンパウダーを手に取った。

『これって何に使うんですか?』
と質問してみた。

おじさんがレジの向こうにいるおばさんに、『おばさんの方が詳しいから、教えてやってくれ、なぁ』

レジのおばさん
『お酒飲む人にいいのよ。溶かして飲んだり。ただ飲みすぎると良くないよ。』 

するとおじさんが、『こっちの方が効くぞ。』
と、その下に陳列してあった不思議な灰色のボトルを指差した。
山人参(ヒュウガトウキ)パウダーだそうだ。

『どうやって食べるんですか?』
『コーヒーに入れたり味噌汁に入れたり…飲兵衛にはもってこいだぞ!』

山人参とは初耳だ。珍しいものをゲットしておきたい気持ちと、
神々を感じるこの土地の農産物を体に取り入れてみたかった気持ちで、即購入を決めた。

『ここで一番売れてるよ、おいしいよ!』
と、すすめられたのが

【キミちゃんのごぼうみそ〜ピリッとからい!〜】



国内産のごぼう、砂糖、味噌、唐辛子だけのシンプルな原材料。

では、お土産に買っていこう。

後日味見したが、本当にピリッときていて、甘めの味付け。ごぼうが意外とゴロッとしていて美味しい。
このままだと我が家では甘いので、きんぴらの隠し味に少し入れて炒めてみたが、なかなかよい。
甘味は一切入れなくてもよかった。


他には、皿なのか敷物なのかわからないが、こちらをゲット。


足がついているので扱いやすいし、刺身なんかを盛り付けてもよさそうだ。
お値段1650円と手に入れやすい価格だった。

レジにすすむと、
『どこから来たんだ』
と声をかけられたので、

『東京です。今高千穂峡に行ってみたんですが混んでて行けなかったんです。どこかオススメスポットありませんか?』

『あー、もうあそこは外人さんでいっぱいだよ。観光客を優先にいれちゃうから入れないんだ。』

『荒立神社には今行ってきたんです。』

『ああ、あそこは有名人やクラブのママがお忍びで来るんだよ。予約制だけど、あの山の上で"みれる人”にみてもらうんだってな。』

するとおばさんが、
『ここまで来たんなら【八大龍王水神】に行った方がいい。願い事が絶対叶う。』

八大龍王水神…?

Google mapで目にしたところだが、高千穂というところはどこもかしこも人気の神社が多いらしく、
そのほとんどがパワースポットで、どこへたどり着いても呼ばれるがまま行こうと思っていた。

そうか、こちら様に呼ばれたのだから、行きたい!行こう!!

うぅ〜〜…でもその前に何か食べたい〜
腹が減りすぎている〜〜
ぐぅ〜〜ぅ

マップで調べるとA-coop(スーパー)を見つけたので、ここならば何かしらゲットできるだろうと車を走らせた。

もはや飲食店でわざわざ着席して食べなくてもいい、一人ドライブ旅はそんなもんだと思う。

A-coopに到着すると、観光地のような光景。
右手には立派な鳥居が…

まさかまさかの【天岩戸神社】に着いてしまった。




阿蘇白水龍神權現で白蛇さまに触れる 東京〜九州 ドライブ旅 九州編

2023-10-03 10:09:00 | 日記
白川水源地から『阿蘇大御神御足跡石』へ車で向かい、
駐車場の停め方がわからず、周辺を何度もグルグルしてしまったあげく、
その後どうやら私、Google mapのピンを別の神社に止めてしまったらしい…

狭い農道を通り山道を通り、14分程車を走らせると、着いた先はこちら。

阿蘇白水龍神權現
白蛇神社と呼ばれているそうだ。

あらまぁ〜。こちらの神社に呼ばれてしまいましたか…

雰囲気も良く、駐車場も難なく停められたので、さっそく参拝することに。


生きた白蛇様と金蛇様がお祀りされていて、なんと"会える“そうなのだ。

拝殿とは別棟の小屋のようなところに、
『生きた白蛇様にお会いできる』と張り紙がしてある。

ベンチには人も居ない。待ち時間がないようならば行ってみようか。

小屋の横まで来ると、
『どうぞお入りください』と中から声が。

え?もう入ってもいいんだ?ラッキー!

中に入ると宮司さんがお一人。
正面には、生きた白蛇様が祀られていた。

『20年生きているおばあちゃん蛇で、おとなしいですよ』
(とおっしゃっていたような。記憶が確かではないかも知れないが)

おお〜〜〜小さくてほとんど動かない。
寝てらしたのかな…なんて。

ここでは千円を払えば、お金に関係するもの(私の場合は、財布スマホ)を前に出して、
その上に蛇様に乗ってもらって祈祷することも出来るとのこと。

ここまで来たんだからやっていただこうかな。

祈祷をお願いすると、別の箱の中を開けて、金の蛇様を出してきた。
(白蛇様よりさらに小さい。金というより白に近い色かな。)

そして、私の財布とスマホに乗せてくれた。

ここまではいい…ここまでは…


『両手を蛇様の上に乗せてください』と。

えーーー!!!

『実は蛇が大の苦手で…』
と宮司さんに伝えると、

『大丈夫ですよ、この蛇は急に動いたり噛みついたりしない大人しい蛇ですから』

マジか…うぅっっ…そんな展開になるとは思いもよらず…

とビクビクしながら蛇様の上に両手を乗せた。

かたくてひんやりしている。
でもぐねぐね動いているゥ…!!
もしかしてペロペロと舌を出してるんじゃないだろうか…あぁ…

目を瞑りながら、なるべく祈祷に集中するようにした。

3ヶ月間有効のお札と、一生有効の『招財進宝』と記された白蛇様の写真もいただいた。

お札の置き場所を聞くと、方角などが記された案内紙もいただき、小屋を後にした。

写真撮影はNGとのことだったが、考えてみれば生きた神様にカメラを向けることが失礼にあたるだろう。

外に出ると、一家族が待っていたようだ。
ここは1グループずつ入るようになっている。一人で来た人は一人で入る。
そんな丁寧な仕様になっている。

激混みするような場所ではないだろうが、全国放送のテレビでも紹介されたらしく、
参拝客は絶えないだろう。

拝殿手前には、阿蘇五岳岩(地下マグマ)があり、こちらにも拝礼する。

拝殿左横には、茅の輪くぐりがある。
イラスト付きのわかりやすい案内板を確認しながら、左右左と順にくぐっていく。

他にも浄化スポットのようなところもあったが、ここを後にした。

生きた白蛇様に会える神社。
岩国の方にも白蛇様に会える有名な神社があるそうだ。

生きた神様にお会いしたのは、初めての経験だった。

さあ次はどこに車を走らせよう。
気の向くままにGoogle mapを開く。

この阿蘇の地から1時間半程で、宮崎の高千穂に着くようだ。

高千穂。そういえばその昔、親友がとてもよかったよ、とオススメしていたなぁ。

高千穂といえば、渓谷?そのくらいの知識。

三連休の初日の土曜だし、混んでたら別のところにいけばいいや。

と、ひとまず高千穂方面へ車を走らせることにした。