志賀島をあとにして、本土へ戻ってホテルチェックインの前に、お昼ご飯をどこでいただくかだ。
夜は福岡の郷土料理を食べる予定だが、ラーメンでも良いかなぁ。
でも時間もあるので飲みながらゆっくり過ごせる店ないかなぁ…
と歩いていたら、いい感じのお鮨屋を見つけた。店内もいい感じ!
店名は『酔虎寿し』
一旦客がはけたあとだったらしく、客は私たちだけ。
(一見なのによく入れてくれたなぁ。感謝)
『おつかれさま〜乾杯〜』
生ビールでまずは体内にガソリンを入れておく。プゥーッうま〜ぃッ!!
ーここからは写真も撮らずひたすら飲む食べるー
おまかせコースを注文した。
出てくる握りがどれもとても旨かったのだが、かなり唸ったのが穴子の握り。
こんなに旨いもの、目を瞑って味わいたくなった。
体内へ染み込む旨みを感じた。
穴子とお米と大将に感謝。
会話の中で、東京から軽自動車で来たことにビックリされていた。
『キャンピングカーじゃないんですか!?』
『ええ、軽自動車ですよ〜』
この時点ではこれからどこに行こうかまだ決めてなかったので、
大将におすすめのスポットを聞いてみたら、
『大分を通って阿蘇山へ行くルートがいいですよ』
と回答をもらった。
あ、阿蘇山!?ん!?
そうか……その手があったか……
この旅は、はからずもパワースポット巡りになりそうな予感がした…
久留米絣が好きなので産地を周ったり、唐津などへ出向き、
陶芸体験などをするクラフトな旅もいいなぁと思っていたが、
そうだな、思い切って他県へ遠出してもよいかも、と思えてきた。
『あんなに大きいカルデラはなかなかないですよ』と、大将。
なな、なんですと!気になるじゃあ〜ないか!
そうそうカルデラといえば、カルデラ湖である恐山の宇曽利湖を連想したが、
火山活動によってできた大きな凹地のことだそうだ。
なので地面だったり壁だったり湖だったりする。
※あとで調べたが、阿蘇カルデラは世界最大級と言われているそうだ(それも知らなかった)。
美味しいお寿司のコースをいただいたあと、無事ホテルのチェックインを済ませ、
私はすぐに大浴場へ行き、疲れを癒した。
温泉ではないが、湯船は貸切状態でなかなか気持ちよかったなぁ。
ホテルのコインランドリーを利用し、部屋に戻って、
まずは明日からの旅の計画を少ししておこう。
大分経由で阿蘇山行き、に決めることした。
そこで大分で検索していて気になったのが『金鱗湖』。
早朝に行くと湖から湯気が立ちあがって幻想的らしい。
いかにも秘境っぽい。
ならば早めに出発して誰もいない景色を独り占めしに行こうと決めた。
そこから阿蘇山に朝8時〜9時頃につけば、まだ人も少ないだろうし、
それ以降のプランはたてずとりあえず、阿蘇山に行ければ満足だ。
あっという間に18時になったので、コインランドリーから洗濯物を取り出し、
ホテルに併設されている郷土料理が食べられる居酒屋に入った。
もちろん一杯目はビールで乾杯。
昼も夜も飲めるのは、旅の醍醐味のひとつ!
飲兵衛あるある!
まずはお通しが小洒落ていた♪
ウニとかぼちゃの茶碗蒸しにウサギ型の薄切り大根がのっている。
まるで十五夜お月さまだ。
とろ〜りまったりとした秋が、ひとあし早く訪れたお口の中に、ビールを流し込む。
オススメメニューのオコゼの唐揚げが香ばしくてうまかったなぁ。
たっぷり盛り付け。海老塩との相性がこれまた良い。
お刺身盛り合わせも、ひとつひとつ芸が細かくて、さすが福岡食い倒れの街!
わさびの横の練り醤油?がなかなかよい。
そのままでも旨みがあるのでちょいちょいつまんで酒がすすむすすむ。
胃と肝臓がどんだけあっても足らん!!
でも、いろんなお味を取り入れたせいか、早々にお腹がいっぱいになってしまった。
または無事到着した安心感で、疲れでも出たのだろうか。
とにかく早く寝て、明日朝また4時起きで出発しよう。
明日からは同乗者とは一旦別れて、一人旅になる。