東日本編1日目(2021年5月24日(月))
★石狩管内→道営野塚野営場付近の海辺★
出発日。生憎の曇天。
本州入りまでの道のりは、主に道南日本海側を攻める。
石狩管内から小樽を越え積丹へ。
コロナの影響で、積丹郡美国漁港海岸広場の野営場は閉鎖。
次の候補地、神威岬手前の道営野塚野営場へ。
こちらも閉鎖。
時勢、やむなし。
道営野塚野営場付近の海辺で寝る。
東日本編1日目(2021年5月24日(月))
★石狩管内→道営野塚野営場付近の海辺★
出発日。生憎の曇天。
本州入りまでの道のりは、主に道南日本海側を攻める。
石狩管内から小樽を越え積丹へ。
コロナの影響で、積丹郡美国漁港海岸広場の野営場は閉鎖。
次の候補地、神威岬手前の道営野塚野営場へ。
こちらも閉鎖。
時勢、やむなし。
道営野塚野営場付近の海辺で寝る。
前哨戦5日目(2021年5月13日(木))
★遠軽町→上川町→旭川市→石狩★
遠軽町から上川町へ。
大雪山を通る石北峠は避け、国道333号を進む。
こちらも峠がいくつかあるが、トンネルのおかげで、越えるのは北見峠のみ。
日勝峠ほどの迫力はない。だが、まだ雪は残り、網走の囚人たちの大変な開削作業の歴史を知ると一層寂しい道であった。歴史も道も心と体で踏みしめていく。乗り越える。
上川町を通過し、目指すは旭川。
今回の旭川訪問では、やりたいこと2つ。
「みずの」の生姜ラーメンをいただき、「三浦綾子記念館」を訪問する。
生姜ラーメンで有名な「みずの」。
走行中の風で冷えた身体を芯から温める。とてもやさしい味だ。
ここから、三浦綾子記念館は近い。
冬の間、お世話になった小説家の記念館だ。
裏には、代表作「氷点」に登場する外国樹種見本林が再現されている。
読者にはおもしろい場所。リスがわんさか。
やさしく生きたい方は一読必須な本がいくつか。
旭川市から、まっすぐ石狩へ。道は平坦。
山と田んぼの景色を横目に帰還。
道東の寒さに翻弄され、あっという間の小旅行だった。
素晴らしい景色に出会え、無事に帰れたので満足だ。
本州入りの前哨戦これにて終了、お疲れ様でした。
前哨戦4日目(2021年5月12日(水))
★弟子屈町→屈斜路湖→摩周湖→神の子池→遠軽町★
極寒の夜を明かす。これが5月の道東。0℃も下回る。
大きな建物で風を避けてテントを張ったのは正解だった。
昨日、根室市から踏ん張って弟子屈町まで来たのには訳がある。弟子屈町の目の前には、素晴らしい温泉地帯、屈斜路&摩周があるからだ。朝目が覚めたら露天風呂。是為快。
風呂を見に来たおばちゃんに撮影していただいた。もしおばちゃんでなかったらなどとは考えなかった。
少しぬるめだったが、それでこそ自然の露天風呂だ。
手を伸ばせば屈斜路湖。
せっかくなので、屈斜路湖南側に突き出す和琴半島を歩く。
煙が噴き出る変色した斜面は、オヤコツ地獄。かつて火山活動が活発だった頃の姿を思わせる。
キツツキが木をつつく音が本当によく聞こえる場所だった。
和琴半島の出入り口に温泉あり。極寒の夜明けの朝風呂も格別だが、散策の後の温泉も最高だ。
ここは熱かった、、、
心ゆくまで眺めて、お別れの挨拶。
屈斜路湖の隣には、透明度日本一と名高い摩周湖がある。
こちらは、屈斜路湖より標高の高いところにあり、山道を走る。
摩周岳を背に、、、
ガスに覆われていた。
しばらく粘るも、諦めて駐車場に戻る。しかし、心残り。
このままでは帰れまいと再アタック。
ガス何処へ。青い鏡であった。言葉は必要ない。
摩周湖にはもうひとつ別の顔がある。それは、神の子池と呼ばれる池だ。
摩周湖からの伏流水が源とされる神秘的な池。
水温は低く、倒木は朽ちない。化石のように横たわる。
写真を撮影する手が止まらない。
ありがとう、湖たち。また来るよとお別れ。
寒さで気が滅入る前に帰ろうと、小清水町から知床に行きたい気持ちを抑えて、遠軽町まで走る。
さびれた公園兼キャンプ場にて。遠軽の夜景に浸り、おやすみなさい。
前哨戦3日目(2021年5月11日(火))
★浜中町→霧多布岬→根室市→納沙布岬→春国岱→弟子屈町★
ゆうゆから少し歩を伸ばせば、霧多布岬(正式名称は湯沸岬)。
猛烈な横風。これから日本列島を照らすぞと張り切る朝日に力をもらい先端まで。
灯台。色と形がオシャレかな。
昨日たどり着けなかった厚床へ。
小休憩。静かなところにとても立派な駅舎。近くにはコンビニもある。
もう根室市は目と鼻の先。
根室市。もう一つの角、知床とは異なり家が立ち並ぶ。人口は2,3万人といったところか。
根室で行きたかった場所、花咲岬へ。
花咲岬で見たかったのが「根室車石」。白亜紀から溶岩が海水に冷やされ形成された枕状溶岩。
見事な柱状節理を思わず光背にしたのは、私だけではないはず。
天気は良いが、やはり寒い。踝丸出しの靴下を身に付けており、ズボンの裾との間が冷える。足首が取れるんじゃないかとタオルを巻く。応急処置を終え、納沙布岬まで一気に駆ける。
赤いモニュメントは、北方領土をイメージしている。納沙布岬からは、歯舞群島を眺めることができる。
納沙布岬は、北方領土返還一色な印象。
岬周辺にある「北方館」。北方領土にまつわる史料の展示がある。
館内の望遠鏡で歯舞群島にあるロシアの施設を見ることもできる。自分の目で直に見ることで、領土問題を実感する。頭の中で起きていた問題が自分の問題の一部になる。
灯台。猛烈な横風。
折り返し。
妙な看板につられて寄り道。
オンネモトチャシ跡。中世のアイヌの「チャシ(柵)」だ。土が盛られている部分が分かる。
日本100名城!?
風に打たれて疲れたのでお昼寝。
寝床は明治公園。日本一遅咲きの桜の下。蜂が怖かった。
明治公園から少し走り、春国岱へ。
根室半島の付け根。風蓮湖と根室湾を分ける砂洲。
静かな遊歩道を歩き、左手に見えるアカエゾマツの天然林を目指す。
左は風蓮湖、右はオホーツク海、視界を遮るものは何もない、北海道らしい景色だ。
そんな日もある。
奥に見えるアカエゾマツに囲まれたかったが、お預けだ。
この後、根室から弟子屈町まで走った。寒さにやられ、知床方面に向かうのは断念。
弟子屈町の夜は氷点下。今日も温泉を求めて彷徨う。
一件目はお休みだったが、偶然管理人さんが犬の散歩をしており、別の風呂場を教えていただく。ありがとうございました。
この日は、弟子屈町で寝る。
寒い中、少し頑張って弟子屈町まで走ったのには訳がある。明日朝に楽しみをつくった。
前哨戦2日目(2021年5月10日(月))
★帯広市→豊頃町→釧路市→浜中町★
帯広市から釧路市を目指す。
道中に十勝川河口に近い豊頃町を通る。厳冬期に十勝川をたどり海岸に出れば、「ジュエリーアイス」と呼ばれる美しい氷の集積を目にすることができる。
季節外れの今回は、ハルニレの木の下で小休憩。
二本の木が一体化、何もない河川敷にポツンと。晴れがよく似合う。
釧路市に入り、真っ先に釧路湿原へ。
緑の映える季節ではないことは承知の上。逆に緑の映えない姿を見ることができるのは道民の特権。
サバンナ??そんな釧路湿原もまた一興だ。
太古は海であったことを思いながら、眺めるとまた味わい深い。
スポンジのように水を溜め込み、貴重な生態系を守る。今度はタンチョウに会いに来る。
展望台の遊歩道にはバイケイソウがいっぱい。
なめらかな葉をしばし見入る。
そのまま釧路市で昼飯。スパカツ発祥と名高い「泉屋」。
極寒ツーリングに備えてエネルギーチャージ。美味。ごちそうさまでした。
釧路市から根室市厚床を目指したが、案の定、極寒。
旅でお風呂をサボるなんて日常だといい気になっていたが、凍えた体を温めたい一心。
厚床は明日にして、「浜中町ふれあい交流・保養センター霧多布温泉ゆうゆ」へ。浜中町は、特に「ルパン三世」で知られるモンキーパンチ氏の出身地だ。ここで温まる。大きな休憩所もあり、くつろげた。
ゆうゆからの夜景は美しかった。
もう体は冷やせないと近場でおやすみ。