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旅心スケッチー東日本編6日目ー

2021-09-09 09:36:30 | 

東日本編6日目(2021年5月29日(土))

 

※地図の写真を削除しました。 

 

行きたいが遠い。行くか迷った。龍飛岬。

でもやっぱり見たかった、津軽海峡初夏景色。

 

まだ長時間運転に自信のない私。今日は勝負の日になる。

そんな日は朝からテンションを上げていく。

朝一足湯^^

浅虫温泉。気軽に利用できる無料の足湯が2か所もある。

朝の早い時間だったので、ひとり。とても落ち着く。

と思っていたら、確か女性の方が入ってきたような気がする。

当然声をかけ…いいお湯でした。

 

西側、青森湾を眺めると、小島を発見。

地図には湯ノ島と書いてあった。小さな鳥居が見えた。

 

 

先ほど通り過ぎた、青森市へ。

棟方志巧記念館。

特別彼の作品が好きというわけではなかったが、改めて作品を見たい、為人を知りたいと思い、訪問。

やはり芸術家には憧れる。個性の塊。圧倒的な世界観。確固たる自分が出来上がっている。

彼が「板画」を夢中になって彫る姿には、感動した。エネルギーと集中力がこちらに伝わってくる。

なぜか負けていられないと思った。

題名を忘れてしまったが、お釈迦さまが身を投げて親虎を救う瞬間の画が気に入った。

 

 

青森市にはちょうどこの時Hotな場所が。

世界文化遺産の登録を目指す、北海道・北東北の縄文遺跡群、三内丸山遺跡だ。

約2か月後、2021年7月27日には登録が決まった。

縄文時代にタイムスリップ。

竪穴式住居の復元。茅葺(左)、樹皮葺(右)、土葺(真ん中奥)とバリエーション豊富。

 

盛土。昔のゴミ捨て場(断面)。

 

掘立柱建物跡。きれいな等間隔。

穴の中には、栗の木柱が残る。

 

その推定の大きさを体感することはできず。

 

隣接の博物館にも寄るべし。

中にはクルミが入っていたそう。

縄文時代にこんなにも精巧な道具があったのだと見入ってしまった。

 

龍飛岬の前に一息。

今度は見に来ます。

 

いざ。

とても寂しさを感じる道のり。

太宰治のいう「本州の袋小路」とはこのことかと。

台風でも来ているのかと思わせられる猛烈な横風。ここでは、その風音に負けない音量の「津軽海峡冬景色」を聞くことができる。

 

吉田松陰も来ていた。碑文のすべてを読むことはできなかった。

 

津軽海峡を一望。かすかに見える道南。改めて出発の挨拶。


旅心スケッチー東日本編5日目ー

2021-09-07 10:46:39 | 

東日本編5日目(2021年5月28日(金))

 

※地図の写真を削除しました。 

 

六戸町、を出発。

舘野公園キャンプ場という無料キャンプ場にお世話になった。

キレイな公園であった。人が少なかったのは、小雨が原因だろう。

キャンプ場に人が少ないと静かで落ち着けるが、心細い。人が多いと落ち着かないが、安心感がある。

このバランスがとれたサイトを発見したときの喜びは一入だ。

 

八戸の漁港を走り、蕪嶋神社まで。

ウミネコに会いに。

物凄い数。凄まじい鳴き声。

 

 

蕪嶋から2、3km東へ。葦毛崎とよばれるところ。

コロッセオ??

太平洋戦争中に海軍通信部隊基地の防空電波探知機が設けられたとか。

現在は展望台となっていた。

 

下北半島がぼんやりと見え…

 

オイル交換を済ませ、十和田市街で小休憩。

365と書かれた建物。マルシェといった感じ。

地元では有名なのかも。

 

十和田市街から十和田湖を目指す。十和田市内の移動だが、30kmぐらい走る。

十和田湖まで、奥入瀬川沿いを歩く。

空気がおいしい。

渡ってくれと言わんばかりに。

 

雲井の滝。水量豊富。修学旅行生?に混ざって眺める。

 

ヤマツツジ。

 

帰りは、川の流れよりも速くダッシュ。

十和田湖。

 

山を越えて西進。極寒の中、霧につつまれる絶望ツーリング。

道中、Youtuberさんとバイク界の大物とその仲間たちにパワーもらい、キャンプ場まで。

黒石市を通り過ぎ、青森市の南西端、浪岡、花岡公園キャンプ場。

すぐ隣に健康ランドがあり、そこで許可をもらう。

近くに風呂があって便利なキャンプ場だ。しかし、何よりもカウンターの方が優しくて感動してしまった。

一人旅をしていると人の温かさが普段の5倍ぐらい伝わる。ありがとうございました。

 


旅心スケッチー東日本編4日目ー

2021-09-04 08:55:24 | 

東日本編4日目(2021年5月27日(木))

 

下北半島を中心に。

 

※地図の写真を削除しました。

 

昨日も山道。今日も山道。

恐山。かつて火山活動が盛んだった地域で、9世紀ごろから霊場とされた。

 

全景。奥に見えるのは宇曽利湖。外輪山が美しい。

 

恐山は、慈覚大使円仁の開山。当時は道路の整備が不十分であったろうから、山奥に突然現れる、カルデラ湖、硫黄の噴出、植物がほとんど生育しない酸性土壌と、この地は秘境の感に溢れていたはずだ。

 

慈覚大師の足跡を辿って。

薬研温泉、河童の湯。怪我をした大師を河童がこの湯まで運んでくれたそうな。

今では、無料の露天風呂。

独り占めは贅沢すぎた。

ちょうど神戸からバンで来たおじさんと入れ替わる。「旅中の雨もまた思い出になっていいものだよ。」と、雨予報でしょげてる私を励ましてくれた。

 

下北半島で気になる場所がもうひとつ。薬研温泉からひたすら東に。

尻屋崎。

道路のすぐ横に馬。胴がごつい印象。

本州北の果て、極寒と粗食に耐える「寒立馬」。南部藩政時代の牧場の名残だ。

 

 

尻屋崎から木々に覆われた道を南へと進む。


旅心スケッチー東日本編3日目ー

2021-09-03 21:47:27 | 

東日本編3日目(2021年5月26日(水))

 

松前からゆっくり進み、函館で夜を明かし、明日朝一の船で青森、大間崎に渡る。

ぼんやりとそんな計画が頭に浮かんだ。

 

※地図の写真を削除しました。 

 

朝、目が覚めると松前城。福山城とも呼ばれる。こちらも戊辰戦争の舞台となった。

城の北側は、公園として整備されていた。確か、熊出没の注意書きがあったような。

 

 

北海道最南端。函館と対になる白神岬。

そこから函館方面に少し進むと見覚えのある顔が。

福島町吉岡。津軽半島三厩から函館を目指した伊能忠敬が漂着した地。

ここが北海道測量開始地点となった。この後、厚岸まで歩いたという。

江戸時代の長期間徒歩測量の旅、その様子がいろいろと気になる。いったい何を食べていたのか…

 

※地図の写真を削除しました。

 

今日は天気が良い。明日は曇り予報。

船には青い空が似合う。出航日和。渡ってしまおう。

久しぶりのフェリー。経験豊富だと自負しているが、やはり出航のタイミングはドキドキする。

ほんの少し前まで、自分の足で立っていた大地がどんどん遠く小さくなっていく。

ドキドキの背後に寂しさが顔をのぞかせる。港には誰もいないが、仲間のいる方角に向かって思わず手を振りたくなった。90分のノスタルジック航路だ。

 

 

あっという間。

本州最北端の地。大間崎。マグロの町と呼ばれるだけに大層なモニュメントがある。

平坦な場所で、人も少なく、風も穏やかで、ゆっくりと時間が流れた。

近くにキレイな無料キャンプ場がある。

 

 

今日は天気が良いので走る。走る。

目指すは仏ヶ浦。何やら素晴らしい景色が見れると。

下北半島、西の海岸沿い、国道338号。この山道が半端ではなかった。

長い。坂も多い。積載多めの110㏄バイクにはちと骨が折れる。坂を登るのは人間だって大変、当たり前だと上り坂はジリジリ、それ以外はスマートに進む。

道中、休憩。

後から調べたら、女願掛岩を登ったようだ。いい眺め。下りちょっと怖い…

 

本当にヘビーな山道であった。

やっと到着。仏ヶ浦。

もろい凝灰岩が海蝕を受けて形成された地形。

先端なんて今にもボロッと崩れて落ちてきそうだ。

こちらは三角形ではない。形が周囲と異なり目を引いた。しかもデカい。

迫力がある。

 

 

寝床を探してむつ市まで。^^


旅心スケッチー東日本編2日目ー

2021-09-01 11:43:32 | 

東日本編2日目(2021年5月25日(火))

 

早朝。海辺を後に神威岬を目指す。

...ゲート封鎖。おかげで寝ぼけ眼がスッキリ。

確か8時くらいから開放だった気がする。

今回はスルー。

 

★神威岬→岩内町→長万部町→八雲町→江差町→松前町★

 

※地図の写真を削除しました。

 

振り返ると、驚くほど走っていた。初日で気合が入りすぎていたか。

 

 

神威岬から、日本海沿いを南下。国道229号日本海追分ソーランラインを走る。

岩内町までに、神恵内村を通る。核のゴミの埋め立て候補地として調査が進むこの村の位置関係を確かめることができた。

ソーランラインは走りやすく、時折、海に浮かぶ奇岩が景色に変化を与えてくれる。一気に長万部へ。

長万部と聞いたら、駅弁かにめし。未だその味を知らず。

あえて毛ガニの旬でない冬に、かにめしを有難く味わうのもいいなどといってお預け。

 

長万部から内浦湾沿いを南下、八雲町へ。道中、シャクシャインの戦いの跡地がある。

そのまま八雲町を東西に横断。国道277号。

素晴らしい道であった。立体的で迫力のある緑がお出迎え。

自転車の方にもおすすめしたい道だ。

 

八雲町日本海側に出ると魅力的な野湯発見。

平田内温泉熊の湯

   

看板の雰囲気から、ワイルドな野湯というよりは、キレイな野湯であろうと期待が高まる。

空。

原因はコロナ。

荒々しい川を眼下に収める素晴らしいロケーション。

見れただけでも満足。そんなエモーション。

 

気を取り直して。

蛎崎義弘の部下、工藤九郎左衛門佑致(すけとき)、アイヌ戦敗走の地。ここにたどり着いた時、暗雲立ち込め、雷鳴とどろき、アイヌ軍が引き下がった隙に、祐致は逃げ切ることができた。そんな伝説が残る。

奇岩が暗雲に見えてきた。

 

再び日本海沿いソーランラインを走る。

!!

乙部町は、官軍の蝦夷地奪還の始まりの地。

 

江差町。

お決まりのエネルギーチャージ。

 

開陽丸の復元。

オランダ産。ドイツのクルップ砲を備えた強力な軍艦。榎本武揚の東京脱走で箱館入り。暴風雪により江差沖で座礁、沈没。

復元された船の中には、海に沈んだ遺物が展示されている。

 

 

この日ラストもソーランライン、松前町まで。