2014年3月14日(金)。あなたは、この日を覚えているか。
ソチオリンピックが閉幕した日でも、プロ野球が開幕した日でもない。この日は、当時歴史的な大ヒットを記録し、社会現象にもなった『アナと雪の女王』が日本で公開初日を迎えた日だ。公開当日、全国598のスクリーンで上映され、多くのお客さんが劇場に足を運んだ。最終的な観客動員数は約2003万人、興行収入は約254.8億円と『アナと雪の女王』は2014年の日本の映画界で、驚異的な大ヒット作となった。
異例の大ヒットをした『アナ雪』は、このデータからも公開当時から人気があったことを示している。『アナ雪』が公開された週に発表された「全国映画動員ランキングトップ10」では、わずか2日の上映でなんと1位を獲得したのだ(3月15日(土)と16日(日)の2日間で、観客動員数60万人越え、興行収入7.6億円越え)。
さらに、前週(3/8(土))に公開された『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』の2週連続1位獲得ならびに『映画ドラえもん』の3年連続での2週連続1位獲得を阻止したのだ(最終的な興行収入は約35.8億円)。つまり『アナ雪』は、春休み映画の定番『映画ドラえもん』の人気を抑えるほどの人気作となっていた、それも2日間で(正しくは公開から3日)。
そこでふと思ったことがある。なぜ、『映画ドラえもん』は春休み映画の定番になっているのに、ディズニー・ピクサーは定番にならないのか。そこには、『ドラえもん』が国内コンテンツであることや、ディズニー社との配給時期の兼ね合い等、様々なことが考えられるが、今回は興行収入という面だけで考えてみたい。
今回の調査は、過去10年間に公開された『映画ドラえもん』作品と、3月に公開されたディズニー・ピクサー作品の興行収入を比較してみる。((デ)はディズニー、(ピ)はピクサー、(ド)はドラえもん)
・2011年
(デ)『塔の上のラプンツェル』→3月12日(土)公開、興行収入:約25.6億円
(ド)『新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』→3月5日(土)公開、興行収入:約24.6億円
・2013年
(デ)『シュガー・ラッシュ』→3月23日(土)公開、興行収入:約30.0億円
(ド)『のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』→3月9日(土)公開、興行収入:約39.8億円
・2014年
(デ)『アナと雪の女王』→3月14日(金)公開、興行収入:約254.8億円
(ド)『新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』→3月8日(土)公開、興行収入:約35.8億円
・2016年
(ピ)『アーロと少年』→3月12日(金)公開、興行収入:約17.0億円
(ド)『新・のび太の日本誕生』→3月5日(土)公開、興行収入:約41.2億円
・2017年
(デ)『モアナと伝説の海』→3月10日(金)公開、興行収入:約51.6億円
(ド)『のび太の南極カチコチ大冒険』→3月4日(土)公開、興行収入:約44.3億円
・2018年
(ピ)『リメンバー・ミー』→3月16日(金)公開、興行収入:約50.0億円
(ド)『のび太の宝島』→3月3日(土)公開、興行収入:約53.7億円
興行収入対決は、両者引き分けとなった(ドラえもん3勝、ディズニー・ピクサー3勝)。さらによく見ると、2014年、2016年を除くと、どの年も興行収入の差が10億円以内なのだ。つまり、ドラえもんもディズニー・ピクサーも3月の春休みシーズンには、それぞれ好成績を出しているのだ。
『映画ドラえもん』は「春休み映画の定番」の地位を築いてる。しかし、ディズニー・ピクサーを同じく春休み映画へと導くのは『映画ドラえもん』の存在ではないだろうか。良きライバルとして、切磋琢磨しあいディズニー・ピクサーを「春休み映画の定番」へと変えてもらいたい。
ソチオリンピックが閉幕した日でも、プロ野球が開幕した日でもない。この日は、当時歴史的な大ヒットを記録し、社会現象にもなった『アナと雪の女王』が日本で公開初日を迎えた日だ。公開当日、全国598のスクリーンで上映され、多くのお客さんが劇場に足を運んだ。最終的な観客動員数は約2003万人、興行収入は約254.8億円と『アナと雪の女王』は2014年の日本の映画界で、驚異的な大ヒット作となった。
異例の大ヒットをした『アナ雪』は、このデータからも公開当時から人気があったことを示している。『アナ雪』が公開された週に発表された「全国映画動員ランキングトップ10」では、わずか2日の上映でなんと1位を獲得したのだ(3月15日(土)と16日(日)の2日間で、観客動員数60万人越え、興行収入7.6億円越え)。
さらに、前週(3/8(土))に公開された『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』の2週連続1位獲得ならびに『映画ドラえもん』の3年連続での2週連続1位獲得を阻止したのだ(最終的な興行収入は約35.8億円)。つまり『アナ雪』は、春休み映画の定番『映画ドラえもん』の人気を抑えるほどの人気作となっていた、それも2日間で(正しくは公開から3日)。
そこでふと思ったことがある。なぜ、『映画ドラえもん』は春休み映画の定番になっているのに、ディズニー・ピクサーは定番にならないのか。そこには、『ドラえもん』が国内コンテンツであることや、ディズニー社との配給時期の兼ね合い等、様々なことが考えられるが、今回は興行収入という面だけで考えてみたい。
今回の調査は、過去10年間に公開された『映画ドラえもん』作品と、3月に公開されたディズニー・ピクサー作品の興行収入を比較してみる。((デ)はディズニー、(ピ)はピクサー、(ド)はドラえもん)
・2011年
(デ)『塔の上のラプンツェル』→3月12日(土)公開、興行収入:約25.6億円
(ド)『新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』→3月5日(土)公開、興行収入:約24.6億円
・2013年
(デ)『シュガー・ラッシュ』→3月23日(土)公開、興行収入:約30.0億円
(ド)『のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』→3月9日(土)公開、興行収入:約39.8億円
・2014年
(デ)『アナと雪の女王』→3月14日(金)公開、興行収入:約254.8億円
(ド)『新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』→3月8日(土)公開、興行収入:約35.8億円
・2016年
(ピ)『アーロと少年』→3月12日(金)公開、興行収入:約17.0億円
(ド)『新・のび太の日本誕生』→3月5日(土)公開、興行収入:約41.2億円
・2017年
(デ)『モアナと伝説の海』→3月10日(金)公開、興行収入:約51.6億円
(ド)『のび太の南極カチコチ大冒険』→3月4日(土)公開、興行収入:約44.3億円
・2018年
(ピ)『リメンバー・ミー』→3月16日(金)公開、興行収入:約50.0億円
(ド)『のび太の宝島』→3月3日(土)公開、興行収入:約53.7億円
興行収入対決は、両者引き分けとなった(ドラえもん3勝、ディズニー・ピクサー3勝)。さらによく見ると、2014年、2016年を除くと、どの年も興行収入の差が10億円以内なのだ。つまり、ドラえもんもディズニー・ピクサーも3月の春休みシーズンには、それぞれ好成績を出しているのだ。
『映画ドラえもん』は「春休み映画の定番」の地位を築いてる。しかし、ディズニー・ピクサーを同じく春休み映画へと導くのは『映画ドラえもん』の存在ではないだろうか。良きライバルとして、切磋琢磨しあいディズニー・ピクサーを「春休み映画の定番」へと変えてもらいたい。
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