一汁一菜

富士の麓で

夫と二人、自然を楽しむ、生活。

時々東京。

東北旅行 ④最終章

2016-06-25 12:16:44 | 旅行
4日目(6月1日)は朝からフェリーに乗って

青森の最先端、本州の最北端、下北半島に向かいます。



蟹田港

そこから陸奥湾フェリーに乗ります。

その中でとても良いことが有りました。

イルカがピョンピョン飛んでいるのが見えたのです。

自分たちだけでは見えませんでした。

大阪のツアーのおばちゃん達が「おるわ!おるわ!」と騒いでらしたので「何が居るのですか?」と聞いたら

「イルカが飛びよる、ほらほら、またおった!」って教えて下さって、

その時は見えなかったのですが、ずっと見ていたら2度ほど飛ぶのが見えました。

大阪のおばあちゃん達ありがとう!

イルカも見たし良かった。

そうこうしていたら大間港に着きました。



大間の名物はマグロです。

お土産屋さんも有るし、マグロを食べさせてくれる所もあります。


こういう小さな店が点在しています。



どこから飛んで来るのかカモメが凄く沢山飛んでいました。

写真にトライしますがなかなかうまく撮れません。

大間港を後にして、バスは恐山に向かいます。

バスの中で又、昼食の御弁当を頂きました。


大人の休日弁当




恐山に着きました。



風車は水子の事だそうです。



このロケーションは珍しいですね。



カルデラ湖 宇曾利(うそり)湖が見えます。

荒涼とした岩がゴロゴロしている道を散策します。



岩の上に羅漢が点在してます。


宇曾利湖


宇曾利湖に掛かる太鼓橋



恐山を出て、かなりの距離バスに乗りました。

今日のお宿まで乗って行きます。

今日は三沢の近くの小牧温泉です。

このツアーの目玉のホテル「星野リゾート青森屋」に泊まります。



夜アトラクションで本場の津軽三味線や、(写真はスコップ三味線)を見せてくれました。



翌朝、6月2日、私達はツアーから離脱することにしました。

実は私の義兄が31日の朝に亡くなったのです。

旅行の最中だったのでどうしようかと思い悩んだのですが、

今日帰れば、今日夕方のお通夜には間に合います。

なので帰ろうと言う事になりました。

未だ3日は残っているのですが、ここ三沢を離れると電車に乗り辛くなります。

残りの三陸海岸や、宮城の松島観光、会津若松城、等はまたいつか行く事にして

朝に離脱して、三沢から、青い森鉄道に乗って八戸へ出て新幹線で東京へ向かう事にしました。

朝、時間が有ったので青森屋さんの庭を見学しました。

広大な庭が公園になっています。


渋沢栄一の東京の家が移築されていました。


広い池にはほとりに立つ茅葺きの大きな家が湖面に映って美しい景色です。

「是非お天気の良い日にスケッチしたい」と思う様な素晴らしい庭でした。

そして美味しい青森屋さんの朝ごはんを頂いてから、ホテルのバスで三沢駅に連れて行って頂きました。

ツアー添乗員さんお世話になりました。勝手を申しました。


青い森鉄道三沢駅



三沢駅に電車が来ました。

東北の旅、とても楽しかったです。

ハプニングで帰らなければいけなくなったけど、心に残る思い出深い旅となりました。

また次の行程はいつかリベンジします。

拙い旅行記に永い間お付き合いくださいましてありがとうございました。



東北旅行③

2016-06-23 12:33:47 | 旅行
3日目は青森へ向かいます。

日本海を車窓から眺めながら

着いた先はあのブナ林で世界遺産に登録された

白神山地の麓に有る十二湖。



沢山の湖や池が点在しています。

全部で33有るそうですが何故か十二湖と言う名前です。

散策して行きますと

湖が見られます。



キョロロという観光案内施設+お土産屋さんが有って、そこを拠点に歩きます。

暫く行きますと

有名な



青池に着きます。

この日は雲が有ったのですが、青池に着くころには丁度太陽が顔を見せて

その青さがキラキラと光ってとても綺麗でした。



この青さです。ガイドブックよりも私の写真の方が綺麗です(えへん)



ブナ林の散策路を行きます。



また池が見えて来ました。ここも綺麗な池です。

青池よりも大きい沸壺池です。

しばしその美しさを見てくだだい。



周りの景色を写して居ます。





ため息が出る美しさですね。



歩いて行きますと



ピンクのタニウツギ等に癒されます。



次に向かったのは五能線の十二湖駅です。

ここから五能線に乗ります。

外で頑張って車両を撮りました。なんせ一時間に一本来るか来ないかの電車です。



うまく撮れました。お気に入りの写真になりました。

さて乗ります(自由席です)全部で3組の団体ツアー客で混雑していました。



車窓からはこの様に美しい日本海、青森の海岸線が見えます。



この字読めないね。



深浦駅に着きました。ここで降ります。凄い人数が乗っていました。全部ツアー客です。

バスの中で御弁当を頂きました。


「とりめし」弁当 有名なお弁当らしいです。とても美味しかったです。

バスは北上して、十三湖に着きました。



海と接している汽水湖です。シジミが採れるそうです。



ここで雨が降って来ました。

やはり降られました。私達の旅には雨が付き物です。

そこからあの石川さゆりさんの唄う「津軽海峡冬景色」で、有名になった竜飛岬に向かいました。



そばに行くと音楽が流れます。

ところが雨が激しくなって、外に出たら全身びしょ濡れ、風も強く傘が壊れました。

なんとか雲の切れ目から海を写す事が出来ました。



それから、灯台観光も取りやめにして、一路バスはホテルへ向かいました。

南田温泉です。温泉の湯にりんごが沢山浮かんでいました。








東北旅行②

2016-06-19 12:25:20 | 旅行
天童温泉に泊まって、

翌日は最上川の船下りから始まりました。

「五月雨を あつめてはやし 最上川」

人気の芭蕉の句がここ最上川でも詠まれ

既述の山寺の句と合わせて、

山形を詠んだ句として山形県人は誇らしいようです。



バスの車窓から最上川が見えて来ました。

なんと美しい!

この流れの美しさと切り立った岩肌の絶妙なコラボは他にはないですね。



この様な船に乗り込みまして

船は最上川を上ります。

ここの船頭さんはこの船会社の社長さんで最上川を下るのではなくて上って見せてくれます。

何故かと言いますと、最上川を上ると、風が消えます。

ですから昔は動力が帆だったので、船を漕が無ければならないのです。

それが船乗りにとってはとても辛い作業だったそうです。

それを「最上川舟歌」を唄って教えてくれたりします。

そしてとても急流です。急流を上る船は全国でここしかないそうです。





アオサギが居ました。



下る時はとても穏やかです。


途中の神社へ寄ります。

仙人堂です。




水がとても清らかで飲めます。
そしてここでコーヒーを飲む事が出来ます。芭蕉が飲んだコーヒーらしいです。(ほんとかなあ)

最上川を後にして

バスは行きます。



月山が見えました。鳥海山も見えたのですが、バスが反対側だったので写せませんでした。

そして山形県から秋田県に入りました。

秋田ふるさと村で「稲庭うどん」の昼食を頂きました。

ツルツルしこしこでとても美味しかったです~~。





次に向かったのは

武家屋敷で有名な角館です。



春には、ここの黒塀に沢山植えられている枝垂れ桜がマッチしてとても美しい街です。

今は新緑が美しかったです。




可愛いカフェが有りました。



桧木内川の桜並木はとても有名ですが、桜の時に来たことは無くて残念です。一度は見てみたいものです。

角館で時間が有ったので少しスケッチしました。



それから、バスは男鹿半島に向かいました。

真山(シンザン)神社という「なまはげ」と縁の深い神社に来ました。



ここの神社の佇まいはとても素晴らしかったです。



広場では2月の2週目の土日に雪深い中でなまはげのお祭りが有り、

炎と雪と暗闇の中でなまはげが躍るという

赤と黒と白の荘厳な素晴らしいお祭りだそうです。ただし1メートルほどの積雪の中で行われるため行くのはなかなか難しそうです。

観てみたいですね。

境内の奥に樹齢1000年と言うカヤノキが有ります。



物凄いパワーを感じます。特別に触らせて頂きました。

「旅の安全を願って・・・・」

そして今日は最後に周ったのは男鹿半島の先端、入道崎です。



岩に囲まれた荒波が押し寄せる断崖ですが、

周りは草の野原でとても美しいホッとする景勝地です。

白黒の灯台が印象的です。

夕日が沈む時が綺麗だそうです。



沈むのにはまだ時間が有りました、が、雰囲気だけ。

北緯40度の碑が有りました。


その日の夜は男鹿のホテルの近くでイベントが有りました。

なまはげショーです。

なまはげのお面を被った、男らしい太鼓のショーです。





子供さんがとても怖がっていました。

でも、お面を外したら、あら、イケメン!

その後壮大な太鼓を存分に楽しみました。

二日目は盛りだくさんでした。




東北旅行①

2016-06-13 19:00:20 | 旅行
5月29日から4日までの夫婦限定バス旅行で

東北をぐるっと回る旅に出ました。

先ずは関東を北上して、車窓から見えるのは

日本の原点である綺麗な田んぼ

沢山の美しい紫の桐の花、タニウツギの赤い花、

紫の天然の藤の花、白いニセアカシアの花、ウツギの花

それらに癒されながらバスに揺られて着いた先は

山形県の立石寺。



大変大きなお寺で石の階段をすべて合わせると1015段。


根本中堂


屋根の実生が柔らかな感じです。


羅漢が沢山点在しています。


この階段を上って仁王門へ


歴史を感じる建築物


五太堂が岩の上に遠くに町が見えます。


羅漢の間に花が咲いています。


華蔵院には重要文化財の三重小塔があります。男性が写真を撮っている辺りです。
しかし、祠に入って居て良く見えませんでした。


マーガレットが沢山。


ナデシコですね。


上から降りて来て仁王門はやはり綺麗です。


「閑さや いわにしみ入る 蝉の聲」芭蕉の句碑があります。

この山寺の事を詠みました。


羅漢のまえかけや、風車が彩りを与えてます。

思っていたよりも階段もそれほどでもなくて、お寺と言うよりはハイキングをしているような感じでした。

やはり「やまでら」ですね。

外に出て茶店で休んでいたら

お行儀のよい猫ちゃんが居ました。



この日は山寺だけを見物して

天童温泉へ泊まりました。