5月、ハハ様のいる施設でボランティアを始めた。
地元に住んでいる、家族会で知り合った友達からのお誘いだった。
私の住んでいる地域のバラ祭りに、お手伝いを頼まれたのがきっかけだった。
私としては・・・・施設は遠くて・・・・気乗りがしない。
電車とバスを使って行っても1時間以上、自転車でも同様の時間がかかるもので継続するのはムリ!!
それでも一回くらいは手伝いしてみようと地元の公園でマイクロバスが到着するのを待った。
10人くらいの比較的元気な老人が、バスに乗ってやって来た。
その中に~~~亡くなった友達によく似た高齢者がいた。
〇〇江さんと言う方、おしゃれな人で笑顔、仕草、服装、おしゃべりの仕方までが似ている。
こういうことってある?
彼女と腕を組んでまるで昔の友達と一緒しているような感覚で公園の中を歩いた。
あれ以来、毎週 施設のボランティアに行ってお手伝いをしている。
工作をしたり、歌を歌ったり、ペンを持つ練習でお習字やお絵かきをしたり、言葉の練習で百人一首の勉強をしたり・・・・・
ボランティアが済んだ後、仲間とおしゃべりをしたりハハ様の部屋を尋ねたり、施設に出かけるのも楽しみになって来た。
最近では家族会で文集を発行するという話が出て、私は文集の編集をお手伝いすることになった。
ハハ様の介護でこのような横のつながりが出来るとは思わなかった。
真夏の道路は灼熱地獄。
水を十分飲んで気合を入れて12時になるとやぁ~~~と気合を入れて自転車で出かける。
今日も、暑い!! 行ってきま~~~す。
私がしていた白いスカーフが気になって自由になる右手を延ばし、スカーフを触っていたハハ様。
『いいの、しているねぇ~~。』
私、
『ばぁちゃん、これ欲しいの?』
ハハ様の頭に巻いてあげたら・・・・・口元がほころんでニコッと笑う!!
もともと色白なハハ様だけど、施設に入所して約4年、余り日光に当たらないから皮膚はすっかり白くなった。
『ばぁちゃん、可愛いょ~~!!』というとはにかんでうつむく。
最近のハハ様は聖母のような雰囲気だ。
アプリを使って加工した写真を見せるとハハ様も大笑いした。
オットット様にラインで流したら・・・・・
彼の返信コメントは 『余り、ふざけないでください。』とあった。
つまらない人!!