ゆったりと生きたい

私も若くないし~~~
しんどい時もあるけどゆっくり生きようと思う。
日記代わりのブログです。

しだれ桜ハイキング

2013-04-28 | 山歩き

 樹齢200年~600年の桜の巨木を鑑賞する

信州高山地区の山歩きツアー

あいにくのお天気だったが、ソフトな風景が撮れたような気がする。

今年の桜は早く咲きだしたので、時期が遅かったかもしれないと心配したが、ほぼ全ての桜の満開を見ることが出来るツアーだった。予約したのは2カ月くらい前のことだ。

昨年の信州桜ツアーは桜の時期が遅くて何処へ行ってもまだつぼみだった。開花予想は難しいものだし、ハハ様のショートの予約が先にありき。それに合わせての計画だし、見事な桜を鑑賞できるかは運次第だと思っていた。  

バスは須坂で降りて信州高山へ。

地元の観光タクシーに乗り換え高山地区の見事な5本の古いしだれ桜を鑑賞するツアー。樹齢200年から600年を超える巨木の素晴らしいこと。お墓の中に立つ巨木は樹齢600年以上とのこと。支柱に支えられてその姿を保っていた。

 

この桜も樹齢200年以上たつというが、支え木もない。畑の中に凛とした姿をして立っていた。この桜を村の人たちがどれだけ愛しみ育んでいるか想像出来る。

 

 

晴れ女の私より更に強力な雨男でもいたのだろうか、雨が降ってしまったが、桜の花は満開だった。お天気はいまいちだったけど、美しい桜がそれもほぼ全てを見られたのは幸運だと思う。

青空に映える桜は鑑賞できなかったが、雨露に濡れそぼる桜も綺麗なものだった。

 全行程、10km、歩行時間は3時間半、のんびりとした山歩きを楽しめた。

信州はリンゴの花の開花時期でもありでとても美しい季節を味わうことが出来た。

リンゴの花も満開だった。

 

様々な花が咲き誇る庭先を歩いたり、カタクリの花の咲く山道を歩いたり楽しい山歩きが出来た。

菜の花畑も一面広がり、雨にかすむ山々も素敵だった。雨が降る日の山歩きもたまにはいいものだと思った。負け惜しみではない。

菜の花の中の一本桜。周囲が山だけにそのピンク色の大木が遠くからでも目立つ。

お天気の運だけはついていると自称、他称とも認めた『晴れ女』の私。 

最近はパワー不足か? 何故か雨にあたることがある。ぬくぬくとした生活はパワーも弱まるのか?

雨空に素晴らしい桜が見られてハッピーでした。

 


東京散歩 池袋~茗荷谷~本郷三丁目~上野

2013-04-25 | ウォーキング

先日、旅行会社の手続きに地下鉄の茗荷谷まで行った。大昔、通学で利用していた近くでとても懐かしくなった。当時は池袋から都電、いわゆる路面電車があってそれに乗っていたのだが今は配線になってない。

馴染めなかった学校でもあり、卒業後は2,3回行ったきりだけど、今となっては懐かしい思い出となり、学校とも対面したかった。

旅行会社の用事が早く済んだので、学校のあった方向に歩くことにした。私の母校のあった界隈はすっかり変化しているのは、半世紀も時が流れたのだから当然のことのだろう。

ビルやマンションが建ち、当時の面影はない。知らない土地に入り込んだような錯覚になる。おしゃれなカフェ風のレストランなども多くなり、時代の移り変わりを感じる。あの頃は、学生が気軽に入れる駄菓子屋さんがちょっと大人っぽくなったような雰囲気の喫茶店のような店があり、下校後などに友達とスープやパンなどを食べたものだった。

学校の正門に立った。校舎も新しくなっていたが、当時のヒマラヤスギは残っていた。古い校舎でいかめしく感じた当時の雰囲気は全くない。のびのびした学園ライフが想像され嬉しくなった。私の心を威圧していた当時の古い校舎の姿が見えなかったのはちょっと淋しい。

『ヒマラスギよ!!おまえは私の青春をおぼえている?』 思い切り叫びたかった。

そして、私の足は後楽園方向に向かって春日通りを歩いた。かつてオットが下宿していた辺りにまで続いているはずだから。

当時、都電のプレートに『伝通院』があり、池袋からその都電に乗って通学していた。私の青春の更に向こう側に続いていた道。当時は近くても一度も行ったことがなかったから興味をもった。

伝通院  立派なお寺だ。

鐘つき堂も立派なものがある。この鐘は当時から鳴っていたものだと思うと胸がキュンとする。

伝通院の辺りは閑静な住宅地になっていた。街もあの頃からすっかり変化しているけど、懐かしい地名はいくつか残っていた。小石川、この地は植物園などもあった。後楽園という行き先のバスも走っていた。本当に懐かしい~~~~

本郷3丁目のあたりでオットの下宿していた寮があった。美味しいコーヒーが飲めるからと誘われて行ったのは小さな喫茶店。あの頃、ガロの歌にあったような喫茶店だった。

根津という街はとても懐かしい感じがまだ残っている街で、当時の面影が残り嬉しくなる。

更に古い建物。なんだろう?興味が湧いたので近くまで行って写真を撮った。

あの頃はこのような建物があちこちで見られた。

串揚げの居酒屋風の店だった。店の裏にあった黄色の車、小さくて可愛い。

   

 

『池の端児童遊園』と書かれた都電が飾られてあった。使わなくなった都電がこうして街の飾りになっていた。嬉しくなる。この都電会えたのは本当に感激だ。

ここまでたどり着けばもうすぐ上野。忍ばずの池畔からは遠くに墨田のスカイツリーも見えた。池には鳥が羽を休めていた。そして水鳥をじっと伺う、ニャンコもいた。

     

上野公園にもスターバックスの店舗が入った。ユニクロやセブンイレブンなど日本中何処へ行っても見られる。土地の雰囲気がどんどんなくなって行くようでちょっとつまらない。それでも気楽だからついつい入ろうとする自分に気付く。

ところが満席、それで向かい側にある『パークサイドカフェ』に入りお茶をした。ケーキとコーヒーを頼んだら、もうひとつサービスにケーキがついて来た。ラッキーだったかな。

 

上野で開催されていたラファエル展も見られたし、

今日もよく歩いなたぁ~~~満足!!

 

 

 

 

 

 

 


緊張

2013-04-24 | 家族

我が家との相性がいいみたいで今年もデンドロビュームがきれいに咲いた。

 

ロシア行きのパスポートの件で少し、憂鬱になっていた私への慰めのメールが届いた。友人はこれから伊豆の温泉へ行くと言う。デフレ下では超一流と言われる旅館も、価格を下げて客を呼び寄せ涙ぐましい努力があると思う。こう言った超一流のサービスもインフレになればこの価格では味わうことが出来ないから・・・・と、昨年から3度目の伊豆行きをするという。

何とも羨ましい限りだ。まぁ~人の事は羨んでも仕方ない。自分の出来る範囲で私は楽しもうっと。

ハハ様の心身の状態がちょっといまいち心配で、今日のショートの送り出しに緊張している。昨日は、食事も余り取らないでずっと寝てばかり、作った食事は全て冷蔵庫に直行していました。

尋ねると、胸がむかつき食べたくないそう・・・・????

ショートに行けるかどうか、 緊張!!

血圧? 測ってみましたが大丈夫。130台で平気。

熱? 平熱。  下痢もしていないそう。

一体、どうしたんだろう? 3回の食事に手を付けないってめったにないことだし・・・???

 

ハハ様のショートを利用して楽しむ計画を入れるのだけどいつも綱渡りみたいな感じがする。予約していたホテルやツアーを突然にキャンセルしたこともある。今回は大丈夫だろうか?前日のキャンセルは高くつくから・・・・・緊張

 

 

友達へ返事のメールを昨晩入れた。

『伊豆へ又、ご旅行ですか。今頃はご主人様と夕食かな?素敵な晩餐になっている事と羨ましく思います。

私も、明日から母のショートを4日ほど入れました。この機会に日帰りですが信州へ『桜の山歩き』に出かけて来ます。

早いものでそろそろ今年も連休の声を聞きますネ。私、ロシアに向けて心の準備をしなければなりません。簡単に海外旅行の支度が出来る私でないので2~3週間前から準備です。(笑)

明日から母のショートですが、今回はうまく出せるかどうか緊張しています。

それとともに、パスポートの件以来、なんだか少しロシアに緊張です。』

 

あぁ~~~全てがうまく行きますように

 


パスポート拒否③

2013-04-16 | その他

ロシア行きのツアー会社は

私のパスポートはロシアでの入国審査で、拒否される可能性があるかもしれないと言う。ルクセンブルグで押したスタンプがその理由だと言う。パスポートにこのような記念スタンプの類は、審査官によっては別室行きのケースだそう。私はそれを押してもらった時には記念スタンプの意味に取っていなかったけど。もちろんスタンプを押してある場合でもスムーズに通れる人はいるとのこと。

要するに私のパスポートが原因でツアーの行動が乱れる場合もあるので、私のためにも旅行会社のためにもきちんとパスポートを再発行しておいた方が無難という。

納得できない私を、旅行会社はパスポートセンターにスタンプを見せて話を聞くように勧めた。

パスポートセンターでも、このように記念スタンプを押してあるものは、法律的には『パスポートの損傷』にあたリます。ロシアとルクセンブルグの関係は問題ないと思いますが、100%OKとは言えない。『北朝鮮』とか『アラブの諸国家』などのスタンプが押されている場合、敵対関係にある、国では入国時、問題になっています…。とのこと。

要するに、このパスポートを使うか使わないかは当事者の責任ということなのだ。旅行を楽しく過ごすためにもパスポートの再発行を勧められた。

パスポート有効期限の残は8年半。納得出来ない~~~~

 

ロシア大使館にこの件を聞くために電話したが3時以降に担当者が戻ると言う事だったが、何度電話しても応対がない。それで手紙を書き、Faxを流した。スタンプの件の事情を伝え、こういう事でロシアでは入国を拒否する場合があるのかどうかと。私はきちんとした手紙のフォームを使い書いたつもりだったがロシア大使館からの返事は、私の書いた手紙に

『OK スタンプだけなら問題ない』とメモ書きした簡単な返事だった。誰が書いたのかサインも、大使館のスタンプさらない。証明書にならない、これじゃダメだ!!

あれこれ手を尽くしても、私の納得のいくような回答がないもので、当初のヨーロッパツアーを主催した旅行会社に問い合わせをしてみた。あらかじめ添乗員や日時などをしっかりと調べて置いて・・・・。

素人の海外旅行者にとっては添乗員が勧めた事は間違いないと思い、ためらわずにスタンプを押してしまう事。30人からいたツアーのほぼ全員が、パスポートにスタンプを押してもらうために領事館のような窓口に並んだのだ。私達はそれは入国証明のようなものと思い込んでいたから。

ヨーロッパは小さな国がたくさんあってお互いの入国については審査もなく自由に往来が出来るシステムを取っている。だから私たち旅行者は入国した空港と出国の空港だけしかパスポートにスタンプは押されないのが普通。

そのために、旅行会社はサービスの一環としてスタンプを押してくれる場所に案内している。国によっては有料だったりもするらしい。旅行雑誌では記念スタンプを押してくれる国や場所を紹介してさえあるものもあるとか。

納得できないのは、旅行会社で記念スタンプを押す事で生じる危険性に全く言及しなかったことだ。旅行会社では『このような件で私たちの旅行会社ではトラぶった事は一度もありませんが・・・・』と言う。ロシアに行く前からトラぶっているじゃないか~~~。

納得できない私にヨーロッパツアー企画の責任はパスポートの再発行に関してお手伝いをする…要するに費用を持ってくれると言う話になった。

ちょっと気軽に押したものがここまで問題になるなんて、それも1年半もたつヨーロッパ旅行が・・・・私の知識のなさが原因かもしれないけど、海外旅行に慣れていないからツアーに参加するのだし添乗員の言う事に間違いはないと思うのが普通だと思う。うかつだった。

ツアー代金を支払いに東京まで行き、ルンルン気分だった私のロシア行きのスタートは、思わぬハプニングから始まったわけで、なんだか先が思いやられるなぁ~~~。

でも、海外旅行はチャンスがないと行けない。

気分を切り替えて再出発!!

 

 

 

 

 

 

ヨーロッパ旅行の責任者である担当者に、『それでは、私はこのパスポートでロシアに行きます。もしロシアの入国の際に問題が発生した場合はその時に又、相談させて下さい。』と言った。そこまで言うと担当者はそれなら私がパスポートを発行するお手伝いをすると言う。費用を全て旅行会社負担で行うと言うことになった。女性担当者だけに私は可哀そうになったけど、仕方ない事。大手旅行会社としての責任を感じて欲しいから。

 

 

 


パスポート拒否 ②

2013-04-11 | その他

昨日の件で大宮にあるパスポートセンターに行った。パスポートを持参して問題のスタンプを見てもらい判断してもらうためだった。あらかじめ電話していたから受付の女性は私が来る事を待っていたような感じだった。

そしてスタンプの押されたパスポートを見て、気の毒そうにこのパスポートは損傷されたと判断されますと言う。ただその場合でも問題なく入国出来る場合があるけれど、出来ない場合もあるので再発行をした方が無難だと言う。

私が納得しない態度なので『旅行会社がこの件を一番良く分かるのでもう一度、パスポートを旅行会社にお見せした方が良いのじゃありませんか?』と言う。旅行会社ではパスポートセンターで聞くようにと言うのだし、私はどうしたらよいの?

『私、このまま旅行会社やパスポートセンターの言う通りに再発行するのは納得できない。』

もう少し手を打って見たいのでロシア大使館に相談すると言ったら一応、電話番号を教えてくれた。ロシア大使館の電話の窓口はいきなりロシア語。

『もし、もし・・・』と言えば私が日本語しか話せない事を判ると思い続けた。するとたどたどしい日本語が返ってきた。『何のご用事ですか?』と聞くけど、私の用件を日本語で話をしても通じるのかしらと不安になる。

それでも、パスポートの件を伝えた。時々は私の話に相槌を打っている感じだけど判ったかどうか疑問だった。そして『担当者は3時頃に戻るので、又お願いします。』そう言って電話を切られた。ロシア大使館に相談してもダメみたい・・・・・・・。

手の打ちようがなくなった状態でがっくり。

『そうだ、旅行会社が一番よく知っているはずだ。ヨーロッパに行った時の旅行会社にこの件を相談してみよう。』

 

 


パスポート拒否?

2013-04-10 | その他

今年の桜が想定外に早く咲きだしたもので、友達とのお花見バスツアーは桜がダメならつつじと言う事で5月に延期された。

けど・・・・ひょんなことで私のロシア旅行の話が湧きあがり、バス旅行は行かれなくなってしまった。ハハ様の介護をしている立場上、まる一日の行動はオットを頼らないとムリ。

海外旅行中は、オットに協力してもらうことになっているので・・・・・。何回もオットを頼りにするのは気が引けるのだ。バスツアーに参加できないとメールを送った。

一人でも欠けたらつまらないからと4人グループのバス旅行は中止になり、ランチ会に変更する事になった。私のために本当に申し訳ない事でした。

その上、優しい言葉で私の海外旅行を応援してくれる友達に、

『皆さん、ありがとう。優しいお言葉に感謝感激です。日中のランチタイムの時間だったらOK!! 今日は池袋に行き旅行の支払いをして来ます。帰りに小石川植物園でお弁当を食べて来ま~す。 

今日から私のロシアが始まるわけです。
明日はアンナカレニーナの映画を見るつもり。ハラショー!! 
ランチ会でお会いする時、私はロシア一色になっていると思いますがお許しを。』
 
と、気分ルンルンでメールを送った。
 
夕方、帰宅すると旅行会社からの電話。
なんと私のパスポートはロシアから拒否され入国出来ないかもしれないとのこと。
 
??????なんでぇ~~~
 
 
ビザを取るために持参したパスポートを旅行会社ではコピーをした。
その時は気付かなかったらしいが、私のパスポートにはそのページの裏に押されたスタンプが薄く透けて見えるのだ。
それがロシアでは拒否されるかもしれないと言う。?????
 
そのスタンプは、2011年のヨーロッパ旅行の時に行ったルクセンブルグの大公館(?)か領事館(?)で記念に押してくれたものだ。 
旅行会社の添乗員に勧められて押してもらったスタンプの為にパスポートが無効になるなんて・・・・・・私には理解しがたい。明日、パスポートセンターに行って再発行の依頼をしてきて下さいと、電話の相手は言う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

美術展

2013-04-08 | その他

 土曜日、サークルが終えすぐに新国立美術館に行った。

何だか、この頃、この美術館がとても身近に感じる。

 

 秋田にいる旅友が新国立美術館で行われた美術展に入選したという知らせを聞いた。

彼女も急遽、上京するというので旅とも4人が新国立美術館で会うことになった。

彼女の作品は、私すぐにわかった。モチーフはやっぱり、『リンゴとふるさとの景色』だった。

入賞した絵のすぐ真上それも入場してすぐの展示室のすぐ近くに飾ってあった。

私はその絵を見て、次回、またはその次の出展では必ず彼女は入賞すると思った。

今回の絵、力強さに欠けていたものの、その反面幻想的な雰囲気を醸し出すという類まれな彼女の才能が絵のあちこちに出ていると思う。 もう少し、インパクトのある表現が出来たら・・・・・・彼女の作品は更に目を魅くものになったのではないかと思う。

   

         

 鑑賞後、美術館1Fのティールームでお茶をした。

美術展の審査員の一人で先生をしている画家の個展が銀座で行われているのを知った。先生も九州から銀座まで出て来ているので今、行けば画廊で会えるとの情報があった。九州から上京してきた入選した男性からの情報だった。

彼女の絵に興味を持ち、是非、彼女をご自分の師に紹介したいと強く言うのだ。

Mさんは私たちの約束があるのでためらっていたが、もちろん私たちはその先生の画廊に行くことを勧めた。そして全員で今から銀座に行くことにした。

美術関係の仕事をずっと続け、海外で勉強してきたという先生の作品は、静物や風景を独特に描き上げ、特に黒の色を巧妙に使い、白を際立たせる作品が多かった。赤の色を少し取り入れた作品はその赤で全体が引き締まり、印象深い作品になっていた。似たような小さな作品が20点くらい画廊に飾られていた。居間や応接室に飾ったら素敵だろうなと思った。

美術展で入賞するには、審査員をしているこのような先生からの推薦をもらうと有利になるらしい。Mさんも自分の作品のいくつかが、この先生の作品に似ている点を感じ、以前からこの先生を知っていたらしい。それにMさんを押してくれた先生からもこの九州の先生に会う機会があるといいと言われていたそうだ。

芸術の世界でも才能を開花させるには、良い出会いが必要なのだとつくづく思いいる一日だった。

 

 

 

 

 

 

 


風のいたずら

2013-04-08 | 家族

春の不安定なお天気を象徴する低気圧が発達して土、日にかけて関東地方は大荒れとの予報に植木を棚から降ろしたり用心をしていた。土曜日は飛行機が欠航になったり、日曜日は東北方面の新幹線も止まっていたらしい。浸水や強風の被害も出るところもあった。

日曜日の朝、意外とお天気も良く晴れたのでオットとお墓参りに行った。風もなく青空も見えるし低気圧の影響も、私の住んでいる地域ではなかったかな・・・・そう思っていた。手入れが良くされている公園墓地の桜は、すっかり葉桜になっていた。

私はそのまま、ニィニィの部屋に寄り、掃除婦をして帰宅した。すると洗濯物をきれいに畳んである。まさかオットはこんなに几帳面でないし、ハハ様が畳んでくれたのだ。料理、洗濯、掃除と年齢ともに次々に出来なくなってしまったけど、衣類を畳む事はかなり上手に出来る。私なんて、面倒なものでハンガーごとクローゼットにしまう事が多い。

タオル、下着、靴下、衣類・・・・全てをきっちりと畳むことが出来るのは不思議なくらい。

アレッ? 私のシャツがない。夫の衣類は全て揃っているけど…もしかして強風で飛ばされたかも・・・・。暗くなったベランダや庭を懐中電灯で照らしたけどない。夫にたずねるとワイシャツがハンガーごと風で飛んでベランダに落ちていたという。やっぱり相当な風が吹いたのだ。

年甲斐もないピンクのシャツだけど、とても着やすくて気に入っていた。お気に入りでなければ一枚や二枚なくなっても気付かない私なのだけど・・・・・・。

外に出て隣家との境なども見たがない。もしやと思いハハ様の箪笥の中やしまいそうなところを探してみた。ない。

おそるおそるハハ様にもおそるおそる尋ねてみた。とんでもないというような真顔で否定していた。機嫌が悪いとこういう事で切れて怒りだすことがあるので本当に恐る恐る聞いたのだ。

ハハ様はやっぱり気になってしまい、珍しく私たちの所にずっといて気にしている。こういう性格はちょっとうざいんだ。

しばらくして、アッ!! と言うような顔をして、

昨日、隣の誰か女の人が 『これ、奥さんの洗濯物でしょう。』と言って持って来てくれたと言う。

隣の誰か?女の人?。昨日?

隣は二軒で、女性は三人。一人は私と同年齢の奥さん。そしてもう二人は10才年上の奥さんとそのお嬢さんだけ。彼女たちを見たことがない人と言っている?????

『お母さんのシャツと思ったから、玄関の外にかけて置いた。お母さんはもうすぐ帰ってくるから気がつくように。』と言う。私の事をいつからかお母さんと呼んでいるのだ。

何故、飛ばされたシャツを又、外にかけて置くの?それも玄関のドアーに?

オットも面白がっていろいろハハ様にたずねながら笑っている。

その時、私はピ~~~ンとひらめいた。ハハ様の洋服ダンスを開いてみた。古い服がかかっている一枚一枚を念入りに見たら、ハハ様のダーク系の色彩の衣類の中に花が咲くように私のピンクのシャツがあった。

よかった。見つかった。

今、私は吹き飛んだ私のシャツを届けに来てくれた女性が誰なのかちょっと気になっている。

両隣の住人を忘れるほど母の認知症も進んでいるのかもしれないけど、風でとんだ衣類は、風の方向を考えても両隣りのどちらかに飛んだとは思えない。

そうなるとその候補が増えて5~6軒になるわけです。まぁ~会った時、一人一人にこの件のご挨拶をしてみるつもりです。