国立公園を規定している自然公園法にも森林法にも犬の入山を規制する条文はない。
しかし、観光登山業者が環境省と結託して、犬の入山を規制している観光地もある。かなり以前、軽井沢で、「環境省のご指導により犬の入山を禁止しています」との立て看板を目にしたことがある。コンプライアンス(法令順守)の意識 が希薄な観光業者の横暴だ。
最近、話題になっているように、カミツキガメなどの外来生物による生態系の破壊を防止するために海外から持ち込まれた動植物については、特定外来生物被害防止法が2005年5月に成立した。今後は政令で指定する動植物の輸入、飼育、野外放出が禁止される。
その動きと連動するかのように(ドサクサに紛れて)、環境省は、自然公園法の施行令を改正して、平成18年1月1日から犬の入山を規制することにしている。ほんとに自然環境を守るためなら賛成だ。しかし、犬規制は自然環境保護には何の効果もない。犬が自然環境を破壊した歴史や科学的な証拠はないからだ。
国の特別保護鳥のライチョウが観光地の高山で絶滅又は激減したのは、野犬のせいだと観光登山業者は言っているが、2400m以上の高山では犬は生きていけない。生存できるだけの食べ物がないからだ。詳細は 野犬化した犬がライチョウの卵を食べるという怖い話 に記述してある。
ライチョウが絶滅激減した原因は犬ではなく、人だ。つまり、観光開発が進み、登山者や観光客が激増したことが原因だ。ライチョウの生息地に観光客を誘致しすぎたためだ。
その次の原因は、高山まで立派な道路ができて、野性動物との棲み分けができなくなっていることだ。サルやキツネなどが人の棄てる食べ物などにつられて、高山に移動している。住宅地にイノシシやクマなどが出没するのと同じ原因だ。
環境省は観光業者の意向を採用して、犬を規制することにしている。ほんとの自然環境保護になるかどうかは議論してない。ほんとに自然環境を保護したいなら、犬ではなく、人の入山を規制するのが正しい。年間何万人までと、観光登山者の総量規制をすべきだ。
しかし、そんな規制をすると、業者からの賄賂接待付け届けが減るので、しない。
犬を規制することにより、環境庁は自然環境保護に熱心だと国民に思わせようとしている。犬は濡れ衣を着せられている。犬が生け贄にされ、真犯人は野放しだ。
環境庁が実施しようとしている犬の規制の具体的な内容については、明日の随想に記述する。観光業者が拡大解釈して、国立公園は、犬は入山禁止だと言い出しそうな内容だ。
つまり、規制地域は、特別保護地区だけなのに、国立公園全体だと平気でウソを言いそうだ。次に、その特別保護地区で「動物を放つ」ことが禁止なのに、即ち、犬の場合は、ノ-リ-ドが禁止なのに、愛犬との登山も禁止だと、拡大解釈するおそれがある。
法律や政令は拡大解釈ができないように制定すべきなのに、今回の施行令の改正はいい加減な条文が気になる。賄賂接待付け届けが期待できる観光登山業者が喜ぶように施行令を制定しようとしている。明日の随想で詳述する。
東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。
公園でノ-リ-ドで遊ぶ愛犬たちや珍しい愛犬たちの写真集
参考随想
狂犬病ワクチンの副作用と法律改廃51編の随想集
狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。
狂犬病予防ワクチン注射のからくり
狂犬病予防法は御用済みの悪法だ
Googleの環境保護のデイレクトリに選定されている優良HP
しかし、観光登山業者が環境省と結託して、犬の入山を規制している観光地もある。かなり以前、軽井沢で、「環境省のご指導により犬の入山を禁止しています」との立て看板を目にしたことがある。コンプライアンス(法令順守)の意識 が希薄な観光業者の横暴だ。
最近、話題になっているように、カミツキガメなどの外来生物による生態系の破壊を防止するために海外から持ち込まれた動植物については、特定外来生物被害防止法が2005年5月に成立した。今後は政令で指定する動植物の輸入、飼育、野外放出が禁止される。
その動きと連動するかのように(ドサクサに紛れて)、環境省は、自然公園法の施行令を改正して、平成18年1月1日から犬の入山を規制することにしている。ほんとに自然環境を守るためなら賛成だ。しかし、犬規制は自然環境保護には何の効果もない。犬が自然環境を破壊した歴史や科学的な証拠はないからだ。
国の特別保護鳥のライチョウが観光地の高山で絶滅又は激減したのは、野犬のせいだと観光登山業者は言っているが、2400m以上の高山では犬は生きていけない。生存できるだけの食べ物がないからだ。詳細は 野犬化した犬がライチョウの卵を食べるという怖い話 に記述してある。
ライチョウが絶滅激減した原因は犬ではなく、人だ。つまり、観光開発が進み、登山者や観光客が激増したことが原因だ。ライチョウの生息地に観光客を誘致しすぎたためだ。
その次の原因は、高山まで立派な道路ができて、野性動物との棲み分けができなくなっていることだ。サルやキツネなどが人の棄てる食べ物などにつられて、高山に移動している。住宅地にイノシシやクマなどが出没するのと同じ原因だ。
環境省は観光業者の意向を採用して、犬を規制することにしている。ほんとの自然環境保護になるかどうかは議論してない。ほんとに自然環境を保護したいなら、犬ではなく、人の入山を規制するのが正しい。年間何万人までと、観光登山者の総量規制をすべきだ。
しかし、そんな規制をすると、業者からの賄賂接待付け届けが減るので、しない。
犬を規制することにより、環境庁は自然環境保護に熱心だと国民に思わせようとしている。犬は濡れ衣を着せられている。犬が生け贄にされ、真犯人は野放しだ。
環境庁が実施しようとしている犬の規制の具体的な内容については、明日の随想に記述する。観光業者が拡大解釈して、国立公園は、犬は入山禁止だと言い出しそうな内容だ。
つまり、規制地域は、特別保護地区だけなのに、国立公園全体だと平気でウソを言いそうだ。次に、その特別保護地区で「動物を放つ」ことが禁止なのに、即ち、犬の場合は、ノ-リ-ドが禁止なのに、愛犬との登山も禁止だと、拡大解釈するおそれがある。
法律や政令は拡大解釈ができないように制定すべきなのに、今回の施行令の改正はいい加減な条文が気になる。賄賂接待付け届けが期待できる観光登山業者が喜ぶように施行令を制定しようとしている。明日の随想で詳述する。
東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。
公園でノ-リ-ドで遊ぶ愛犬たちや珍しい愛犬たちの写真集
参考随想
狂犬病ワクチンの副作用と法律改廃51編の随想集
狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。
狂犬病予防ワクチン注射のからくり
狂犬病予防法は御用済みの悪法だ
Googleの環境保護のデイレクトリに選定されている優良HP