長らく暮らした町を離れて
私達の近くに居を移したのは12年前
その後グループホームで9年過ごし
系列の特養ホームに移ったのは、昨年の5月
義母
小さな箱に入って、我家に還ってきました。
入所している特養ホームから
【コロナ感染者発生のお知らせが来たのは】2月13日
その後
義母にも感染との知らせが2月18日に届き
ただ、
発熱・咳などの症状もなく
状態は安定しているとの報告に少し安心もして
付き添いどころか面会も出来ない状況では
全てを施設にお任せするだけと…
それが一週間以上過ぎた日
突然
急激な重症化と、慌しく今後の決断を迫られる。
そうは言っても、なす術もなく
電話で受ける容態に、一喜一憂するばかりの日が
5日ばかり…で
“息を引き取った” との知らせ。
夕刻には葬儀社からの電話で、既に納体袋に納め
感染者用の安置所に収容されたと。
火葬は5日後
終了後、ご遺骨をご自宅にお持ちします。
そして今、我家に遺骨は安置されているけれど
正直、全く実感が無いのです。
臨終に寄り添うことも無く
火葬にも収骨にも立ち会う事も無い別れには
喪失感すら見失ったまま
悼む心さえも奪っていく
それが
“コロナで逝く” ということなのでしょうか。
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