船越半島入口(NOBO738.62キロ)~霞露ヶ岳~漉磯~三鉄岩手船越駅口(NOBO705.36キロ、33.26キロ)、その2
前回船越半島の北半分について報告しました。今回は漉磯から岩手船越駅までの南半分を報告します。
以下は前回の繰り返しです。基本的には相馬から北上(NOBO)で歩いていますが、完歩優先で場合によって先に飛んだり戻ったり、更には南下(SOBO)する事もあります。さて、この33キロを超える道には霞露ヶ岳と言う海抜500mを超える難所や大釜崎自然歩道と言う長丁場、さては牛転峠から荒神海岸までのUp/Downと海岸の波打ち際歩きがあり、2日はかかります。ちょうど中間付近の漉磯(すくいそ)に「きのこの家」と言う避難場所があります。ここで泊まればそのまま北上(反時計回り)で歩けます。が、我々は出来れば温泉に泊まりたいという事で一計を案じました。それは朝いきなり漉磯のきのこの家に車で行って駐車し、南下ルートの時計回りで夕方船越駅に出て三鉄で移動し陸中山田駅前のウミネコ温泉に泊まる。翌日朝また三鉄で船越駅に行って霞露ヶ岳を越えて漉磯まで歩き、車を拾って帰るというルートです。
報告は話を簡単にするために、南下で船越半島入口から入り、霞露ヶ岳、漉磯までの北半分(報告済)。次に大釜崎自然歩道、牛転峠、荒神海水浴場を経て岩手船越駅までの南半分(今回報告)として、浪板海岸から北上して来た鯨山からの下りに繋げます(時計回り)。
(山田の湯らっくすを7時過ぎに出発し、大浦経由できのこの家の前に8時前に到着) 8時出発です。大浦方向への来た道を南下して25分程上ると大釜崎自然歩道との分岐点に出ます。ここから今日の本格的な道が始まります。
道は大変気持ちのいい山道です。上り下りも少なく、快適そのもの。川には橋も架かっています。
入口から快適な山道を2時間20分ほどで、小谷鳥側の出口に着きました。
林道から町道になり、道の上の方にある津波碑を見て、小谷鳥の港を過ぎます。
山道の出口から約50分、石碑が並ぶ手前の角を左に曲がります。おなじみのテープがひるがえっています。
林道を登りますが、今回倒木があり、持ち上げないと車が通れない様でした。牛転(うしころばし)峠から下の写真の階段を登ります(石碑群の分岐より55分)。その先、更に急になっています。
なかなかの難所と感じました。35分程登って、写真の場所(305高地や無名峰の表示があります)で昼食。
その後は南に箱崎半島を見ながら快調に下ります。海岸に出る手前で鎖の梯子を下りますが、脇のロープを伝う事も可能です。
次に海岸に出たら、写真のコンクリートの上の部分を歩きます。高波時は要注意です。
コンクリートの上を歩いて先に出ると、右上に登り口があります。うっかりすると見逃すのでご注意ください。
旧タブの木荘前の広場に出ます。海岸迂回路との合流点を鋭角に曲がります(ここまで昼食場所から1時間)。NHKの送信所への道を行かずに林道を進みます。30分位でぱっと道が開けて、荒神海水浴場に出ます。泳いだり、SAPを楽しんでいる方が涼しそうでした。また砂浜のごみ拾いをされているおじさんもいらっしゃいました。
その先10分程度で船越漁港しもかわ公園にきれいなトイレがあります。船越漁港を抜けますが、工事中でルートが変わりますので、おおよその方向を失わないように注意します。
鯨山を下りて来たルートと合流する様に、先に45号線に出るルートを取り、しもかわ公園から45分程で三鉄岩手船越駅に着きました。日本最東端の駅です。
以上で、船越半島を一周しました。先の浪板海岸~岩手船越駅と繋がりました。北上は更に山田町を越えて、最大の難所?重茂(おもえ)半島へ進みます。ルートの取り方にも更なる工夫が必要になります。次回以降、その辺を含めて報告したいと思います。 (TK)
(以下再掲) 当グループわらじでは、みちのく潮風トレイル(MCT)を歩く宿泊行事(本州最東端魹ヶ崎等)を10月に計画しております。また年間計画も下記のホームページ(HP)に載せておりますのでご覧ください。お問合せはHP下の「お問合せはこちらまで」のリンクからお願いします。
2024年4月から2025年4月の50周年記念徒歩定例会までの行事計画 (biglobe.ne.jp)
なお、2025年1月からは毎月MCTを相馬から順に北上する計画です(ゴールは石巻?宮城県内?未定ですが)。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます