ウォーキングの「グループわらじ」活動紹介

主に宮城県内で、楽しく歩いて自然に親しむをテーマに、毎月一回徒歩定例会を実施中。2024年6月で600回を数えました。

グループわらじ 第596回徒歩定例会「宮城オルレ・唐桑コース」

2024-03-05 19:36:44 | グループわらじ徒歩定例会

グループわらじ 第596回徒歩定例会「宮城オルレ・唐桑コース」
2024年2月25日(日)曇り  参加者38名

 今回の徒歩会は宮城県の東北端、唐桑半島のオルレコースを歩きました。このコースの大部分はMCT(みちのく潮風トレイル)にもなっております。

 さて当日は仙台駅東口に37名が集合、大型貸切バスで三陸道経由、途中石巻にて1名を加えて向かいます。着いた所は唐桑半島先端の改築中の①ビジターセンター駐車場。隣のキャンプ場のトイレ(同じ建物のシャワーの方は封鎖中なので注意)をお借りして準備。希望者は宮城オルレのガイドブック(コースの出発点に備え付け、今回は予め入手しバス内で配布済)に出発スタンプを押す。人数確認、コース説明、準備体操の後出発。

コースに入るとすぐに台湾の淡蘭古道友好の碑、

次は②御崎(おさき)神社、記念写真。御崎神社には「はじき猿」と言うお守りが有名だそうです。是非お試しを。

広場にはトイレと伊達吉村公歌碑、次いでくじら塚を過ぎ、③御崎岬へ。1953年開始の灯台があります。岬からは(晴れた日には)金華山も見えます。御崎岬からの大きな海の景色を前にして、

   唐桑の御崎に立てばわたつみの大海原に我は洗われ

八艘曳、児置島、雄沼・雌沼と案内のついた美しい景色が続きます。

海のすぐそばに神秘的な色の雌沼

高村光太郎歌碑。また北側には岩手県の綾里半島、広田半島が見えます(MCTで北上NOBOだと数日後に行く所)。詳しく書くと終らないので、少し省略。再びキャンプ場の別のトイレの前で休憩。

少しのアップダウンが続く。途中には数日前の春の重い雪で折れた木を跨ぐ。ビジターセンターの方が前日に処理して歩きやすくして下さった。ここを過ぎて下ると、④神の倉の津波石(写真真ん中)。こんなに大きい石が動くとは、、津波の威力に改めて驚く。

   わたつみの海の底より運ばれて姿をさらす大岩あわれ

回りには雪が残りスリップ注意!過ぎると101段の階段で、MCTとオルレが一時分かれる。オルレはこの標識に従う。我々は青い矢印、巨釜からは赤い矢印。

次の⑤弥右衛門坂は昔「弥右衛門」と言う名のキリスト教の伝道師が暮らしていたと言われ、オルレ開通時に整備され蘇った古道だ。

上には大日神社があって一休み。続いて⑥椿のトンネルをくぐって民家の軒先をかすめるような形で歩道が続く。2月の下見の時は蝋梅が開いた所でした。

丘を越えると⑦唐桑御殿の家並みだ。キラキラと光る綺麗で大きな瓦屋根の民家が何軒も見える。遠洋航海に出て故郷に錦を飾った方たちの成果だ。

すぐに⑧A・Bコースの分岐点に出る。食事を持って来て海沿いを歩くAコース、街中で食事をとりたい方のBコースに分かれる。我々はAコースだ。中井小学校前を通って滝浜漁港へ下りる。もう1時に近かったがトイレがあるここで昼食とした。風が強いのでバス来てもらい中でも食事できる様にした。

(写真は下見の時、12月だが暖かかった)ここで既に6キロと半分以上歩いた事に。滝の神社の横からまたまた登りが始まる。海岸沿いはこの繰り返し。ぐいぐいと下ると⑨笹浜漁港。ここにもトイレ。笹浜は海が荒れている時は歩けないので山側の迂回路を行くが、今日はOK。数センチ~10センチ位の大きめの丸い石の上を歩くのは爽快。写真は笹浜から半造の駐車場の方へ上る途中から見た笹浜漁港。

この後、半造駐車場とレストハウスを回り込む形で、⑪半造へ進む。先端には俎板岩、トド岩などがある。大岩が重なり合い、そこに大波が押し寄せると大きな共鳴音が出る事で知られている岩穴を前にして

   半造の岩打つ音はわたつみの海が伝える春の訪れ

半造レストハウスへ上って本日のゴール。ゴールのスタンプと缶バッチ(5色あり選択可)。コーヒーやソフトクリーム、缶ビールなどもあります。ゴール後の一休みに頂きました。

レストハウスにはお世話になった気仙沼市観光協会のメンバーがいて交流を深め、記念写真の後、歩道の階段が倒木で壊れ今回歩いては行けなかった⑩巨釜の折石にバスで移動し見学の後、帰途についた。

写真は下見時(12月)の夕陽に輝く折石です。

<参考情報>宮城オルレガイドブック<5コース版>では、5コースのゴールのスタンプを揃えて事務局に送ると、踏破認定証が送られ、希望すると宮城オルレ公式HPに氏名と都道府県名が載るそうです。是非トライしてみて下さい!

半造レストハウス内には今回のオルレやみちのく潮風トレイルを支えるスタッフが常駐しています。暖かくなれば先端のビジターセンターも完成しそちらにもスタッフが常駐するので、唐桑半島はウォーキングやトレッキングに万全の場所と言えると思う。

お世話になった皆様、ありがとうございました。

3月は今度は福島県は伊達市の高子二十境を歩きます。年間行事計画は下記をご覧下さい! (TK)

2023年4月から2024年6月の第600回徒歩定例会までの行事計画 (biglobe.ne.jp)

2024年4月から2025年4月の50周年記念徒歩定例会までの行事計画 (biglobe.ne.jp)



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