青空ーすべてはバランス

孤独・孤立

2024年11月13日(水)くみりがちな晴れから曇りへ。夜は雨が降っていた。きのも夜雨だった。

孤独・孤立

新型コロナ感染の時にはずいぶんとこの「孤独や孤立」の問題が深刻化した。
人間はなんだかんだ言って普通にする喧嘩や言い争いしても、死につながる孤独のつらさには及ばないだろう。

なぜなら、石器時代以前から人類は集団で生きてきた。野獣に襲われる危険から命を守るためには集団の数が多いほどいい。それで絶滅が避けられる。
火を焚いて仲間同士で食事をして話をする。そんな生活が延々と続いてきた。
一人は死を意味するからだ。そして、DNAに引き継がれていく。

今はどうか?

2020年、1年間の国内自殺者数は2万1081人。
リーマンショック直後の2009年以来、11年ぶりに増加に転じている。

度重なる地震や大雨水害が発生し、家は崩れたり水浸しになったり、車を走らせれば山が崩れて道路をふさぎ、橋もなくなっている。家族を失い絶望感的な孤独感を感じている人たちであふれ、そのうちほったらかしにされる。

自分の大切な家も家族も知人も友人も、気が付いたら誰もいない。孤独のストレスは容易に人を死に追いやる。
確かに家族から離れて一人で暮らす方がいいという人も多くいる。核家族社会が広がってから随分と経つ。
しかし、“望まない孤独”は最悪の場合にはみずから命を絶つとか、反社会的なものに突き進んでいくとか、そういったものになり得る可能性がある。

日本人の多くが極度の核家族状態を見直すようになればいいのにと願う。

  
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