
世界一新しい花崗岩とは、どいうこと?
花崗岩は、われわれの周りにどおってことなく存在する石だと思っていたが。花崗岩は深成岩で火成岩の一種だという。地下の深~い部分で形成された深成岩のうち、主成分が石英と長石でできており有色鉱物が10%ほど含まれているもの、かつ、ナトリウムやカリウムの含有率が少ない非アルカリ岩質のものを花崗岩と呼ぶそうだ。大陸や日本列島のような島弧(プレートの境界線)などに一般的に存在する石。
実は、我々がいつも見ている花崗岩は地下深くで形成され、通常数千万年から1億年かけて地表にでてくるものだそうです。何とそんな結構古い石を見てたわけですね。
ところが、黒部川花崗岩と名付けられた花崗岩を測定すると、80万年前のものだと分かったからびっくり!というわけ。できた当時は地下2,000mより深い場所にあったはずだが、飛騨山脈の急激な隆起によって地表に現われたと考えられている。石の模様から「パンダ石」とも呼ばれています。
黒部峡谷の欅平という所から徒歩1時間の秘湯「祖母谷(ばばだに)温泉」の近くで発見された。
この辺りの隆起と浸食がいかに激しかったのかを物語っている。この地域に地震が起こるとすれば、一体どれほどの規模の地震になるのだろうか?わなわな・・・。