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青空ーすべてはバランス

老化細胞 part4 セノリティクス「老化細胞除去」(最終)

2021年12月18日(土)くもり。今朝早く起きたら雪がほとんどない。予報では積雪20センチ予想だったからはずれたことになるが、ありがたい話だ。
次第に晴れてきた!
でも相当寒い。午前中散歩に出ようとしたけど寒くてすぐに引き返した。
午後には太陽が出て少し寒さもやわらぎ、また散歩へ。



セノリティクス
老化細胞除去ができる成分や仕組みなどの概念をセノリティクスというようだ。
世界中の研究者が必死でこのセノリティクスを研究して、新興企業などが健康寿命を伸ばす新薬開発を目指しているそうだ。

その中心となるシリコン・バレーの新興企業ユニティー・バイオテクノロジーは、老化を減速させ寿命を伸ばす新薬の開発に取り組んでいる。この企業は難病と言われる各種疾病に対する複数の治療薬開発に挑戦しているすごい会社だ。
米国の名門病院の一つであるメイヨー・クリニックが投資している。

もうすでに人間を対象にした治験を行ったり、製品開発にも着手している。具体的には、肺線維症の患者を対象に老化細胞除去の実現可能性と安全性について研究が進められ2019年には身体機能に有意な改善が見られたという報告もされている。
2020年時点で、加齢性の眼病変形性関節症の治療薬を開発している。眼病の薬については人間を対象にした治験を実施中だ。

老化細胞を除去し、SASPを防止する老化細胞除去薬については、すでに次の物がある。

UBX0101は、変形性関節症を標的とする筋骨格系疾患のために開発された薬剤候補。これは、老化細胞を排除するMDM2 / p53タンパク質相互作用の阻害剤として活用されます。
UBX1967は、眼疾患を対象としている。これは、アポトーシス調節タンパク質のBcl-2ファミリーの特定のメンバーの老化細胞除去小分子阻害剤として活用される。

ここでもう一度PART1を思い出してみる。
「DNAが修復不可能なほど大きなダメージを受けたときに、細胞分裂を停止してがん化を防ぐ細胞老化と呼ばれる仕組みが備わっていて、分裂停止中に修復を試みるそうだが、それでもダメなら老化し死を迎えるか、アポトーシスという自ら死が選択されるプログラムが始動する。」

しかし、このプログラムに反して、死なずに臓器や組織の中に居残りたまっていく細胞がある。老化細胞だった。これが蓄積してSASPという現象が起き老化が加速し、様々な重大な疾病が起きるんだったね。
今回見たのは、これを防止するための薬剤開発ということだ。

臨床開発段階ではあるけど、薬剤まですでに開発されているとは驚きだった。最終的に安全に完全に使用できる日が来るまでにさらに時間を要するでしょうが、少なくとも夢ではない
夢ではないかもしれないが、体のバランスは様々な体のプログラムと各器官と組織との相関関係など膨大な複雑な仕組みに支えられているから、単純ではない。
でしょうね。

おわり

参考

参照:大阪大学微生物病研究所遺伝子生物学分野 原英二教授の研究結果 

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