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青空ーすべてはバランス

冒険心! PART2縄文時代と弥生時代

日本は島国なので容易には入り込めない。

しかし、勇気を持って、無鉄砲にも最初に日本列島に海を渡ってきた人たちは、世界の歴史と同様に旧石器時代としての生活をしている形跡が遺跡を通して発見されている。その後世界は農耕・牧畜を主とする新石器時代を迎えるのですが、日本では世界とは異質の独自の文化を育てることになる。縄文時代です。大型建物をつくる建築技術、栗林の管理、漆工芸などの優れた植物利用技術があるとされる。木の文化とも言える。各地の環状列石(ストーンサークル)や土偶などには当時の複雑な精神文化も垣間見れるから大変興味深い。

また、縄文時代は、日本列島内で移動があったと考えられている。結婚も違う集団同士で行い文化の交流が行われている。列島内に多くの拠点があり拠点から拠点へのこきざみな移動により遠くの集団との交流があったことが土器の発掘から考えられている。非常に貴重で生産地が限られるヒスイが列島各地で見つかっていることからも、縄文人の移動があったことを裏付けています。

長く続いた縄文時代も寒冷化により人口を減らしていく中、大きな移動が久々にある。弥生人の到来です。この移動が水田稲作技術をもたらし規模の大きい穀物生産を可能にし大きな時代の変化を迎える。弥生時代前期後半には青銅器がもたらされている。その後鉄器もこの時代に伝わりその生産が盛んになる。弥生時代は石器や木の文化から一気に鉄器時代に突き進んだとも考えられている。
そして、弥生人は徐々に縄文人と交わっていったと考えられている。

この時代、日本列島の外の世界と頻繁に交易も行われることになる。沖縄や朝鮮半島、中国大陸とも海を越えて交易していたことが各地の遺跡の出土遺物から明らかになっている。 
穀物の大量生産の技術・知識と貴重な青銅器や鉄器の製造技術・知識をわずかな者が独占して古墳時代の強大な権力者を生むことになる。

勇気と無鉄砲は計り知れない成果をもたらすことがある。それが基礎になり新しい生活、新しい環境、新しい人間関係、新しい時代を創っていくことになるのでしょうね。
しかし、この弥生人が入ってくるあたりからは、ちょっと意味の違う移動になりつつあるような気がする。


イラストは
乙姫の花笠さんによるイラストACからのイラスト

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