京都市中京区西ノ京小倉町22-12 「雨林舎(うりんしゃ)」
【1601】

地下鉄またはJR山陰本線「二条駅」を下車し、東口より千本通を1ブロック下り左に折れ、姫小路通に入る。 そのまま高架橋と大通りを突き抜け路地に入ると、右手にズラリと趣のある京町家の長屋が、目に飛び込んできます。

粗その中ほどに在るのが、今回目的のしっとり癒し系カフェ「雨林舎」です。 尚以前ご紹介した「ハイ・どうぞ【1587】」は、一軒挟んだ西隣になりますよ。

手彫りの小さな看板にも、古都特有の風情を感じるのはおやじだけでしょうか。

その横の黒板には「きょうのごはん」の内容が、アナウンスされていましたよ。

雫をイメージしたランプの灯りと、窓から差す自然光のコントラストが、店内を幻想的な雰囲気に誘っています。

奥のテーブル席に腰を据え、入口方向を向きます。 至るところに本が置かれ、ゆっくりと過ごせる配慮が施され、実際読書に耽り長居するお客も多いとか。

昔裏庭だった場所は、今風のガーデンテラスとなっていますが、違和感はありません。

左右の壁も白と黒のモノトーンに塗り分けられており、独特の雰囲気の一端を担っています。

メニュー表①
通常のドリンクの他に、「いちじくジャムのジャムソーダ」や「自家製青梅酢」等、変わり種がラインナップされているのも、このお店の特徴の一つです。

メニュー表②
またハチミツかラズベリージャムをのせる「ホットケーキ」も、人気なんですよ。

「きょうのごはん 800円」
どこか懐かしさを感じる給食トレイで運ばれてきた「バターチキンカレー」には、小鉢と自家製ドレッシングであえたサラダがついており、いずれも手作り感満載の素直な味わいがし、心和みます。

バターの円やかさとスパイスの刺激がバランスよく配合され、ゴロリと入っているチキンもホロホロで口の中で溶け、これなら女子や子どもでも抵抗無くいただけますね。
当日は晴れ渡った良いお天気でしたが、店名の通り雨の日に伺うと雰囲気ががらりと変わり、その真価が発揮されることでしょうね。 次回はそういう日を見計らって、ホットケーキをいただくことにしましょうか。