京都府南丹市美山町北 「美山かやぶきの里」 (古都探訪 141)
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美山町は京都府のほぼ中央に位置し、年間平均雨量が1.509mmと比較的多く、過酷な日本海側の気候に近い、多雨多湿の自然美豊かな農山村地域である。
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その山あいを縫うように流れる由良川の、源流に沿って建てられた民家の集合体が”かやぶきの里・北村”として、1993年、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定を受けた。
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現在かやぶき家屋は38棟残っており(トタン覆い3棟含む)、住居、店舗、民宿、資料館として使用されている。
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これらは約150年から200年前に建てられたもので、最古は220年に及び、分類は北山型となる。
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屋根は入母屋造りで、主屋は南向きにし、家と家とを生垣などで囲わない開放型にするのが、大きな特徴となる。
原風景を守るため現在62基の放水銃が設置され、定期的に催される放水訓練も風物詩となり、訪れる人を魅了する。
photo by OLYMPUS OM-D EM-5Ⅱ