京都市左京区大原 「実光院」 (古都探訪 145)
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実光院(じっこういん)は、三千院の北に座す天台宗の寺院で、勝林院の子院として建立された古刹である。
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近くの額縁庭園で有名な宝泉院も子院の一つであり、主に僧が、普段生活する宿舎として使った(僧房)
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1921年に建てられた客殿前には、池泉鑑賞式と池泉回遊式の2つの異なる形式の庭園が、四季の風情を競い合う。
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客殿南側に広がる池泉鑑賞式庭園は契心園と称し、律川(りつせん)より水を引く、心字の池を中心に配す。
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また客殿西側の回遊式庭園は旧理覚院の寺地で、実光院と統合のち荒廃したが、以後の歴代住職が作庭整備し現在に至る。
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今が盛りのヒメヒオウギズイセンの鮮やかな朱色が、水面にゆれる。
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各地の浅い池や沼に自生するコウホネの可憐な黄色い花も、ひと時の涼を誘う。
庭園を彩る四季の花々は、ゆうに150種を超えるという。
photo by OLYMPUS OM-D EM-5Ⅱ