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源光庵(北区)

双方の窓を見つめ、自問自答し、自我を正す。


京都市北区鷹峯北    「源光庵」   (古都探訪 115)



源光庵(げんこうあん)は、1346年、徹翁(てっとう)国師が開山した寺院で、もともとは臨済宗大徳寺派として創建されたが、のちに曹洞宗に改められた、鷹峯(たかがみね)の丘陵地に坐す名刹。



本堂に向かう三間一戸の山門前では、秋風にゆれる芒が漆黒の壁に映え、一段とした風情に心癒される。




此処彼処に散りばめられた、禅の教えをゆっくりと見聞するなら、青もみじのこの時期がベスト。



その禅の教えを最も表現しているのが、本堂前に広がる庭園に向かって開けられた、”悟りの窓”と”迷いの窓”。



悟りの窓は、何事にもとらわれないおおらかな気持ちを、「禅と円通」の心で表す。



迷いの窓は、生きることや病、死ぬことなど日々のさまざまな苦しみの「人間の生涯」を示しており、いずれも仏の教えを象徴している。



両窓に映る庭園は北山を借景とした枯山水で、コンパクトな情景に禅宗の心が凝縮され、訪れる人をおおらかに包む。

また本堂天井には、伏見城の遺構と伝えられる血天井を、仰ぎ見ることができる。

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