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やぐら亭(豊岡市)

本場に劣らない「旨い蕎麦」とのセットメニューが人気の名店。




豊岡市船町「御食事処 やぐら亭」【753】  【閉店】



豊岡市街地への北の玄関口である「国道178号線・下陰池ノ内交差点」を直進し「宮津・京丹後」方面へ、JR山陰本線の隧道を潜りその約800㍍先右手「メガネの三城・豊岡バイパス店」手前にあるお食事処です。

屋号は「御食事処」となっていますが旧豊岡市内でも「出石そば」が旨いお店として有名であり、おやじ的にも「蕎麦屋さん」としての認識が強いですね。



テーブル席と小上りの座敷がありますが割りとコンパクト。  厨房はお隣にあり仕切られてはいますが、扉が常に開けっ放しで調理の様子を窺うことが出来ます。



玄関入って正面のショーケースに入れてある「本日の日替り定食 ¥800」の見本。   蕎麦オンリーももちろん良いのですが、こうしてバラエティーにサブメニューが充実していると、おやじのような「偏食傾向」の人間にとっては嬉しいサービスなのですよ、とっても。



メニュー表。   「皿そば」をメインに丼物とのセットメニュー等、どれにしようか目移りします。



「本日の日替り定食 ¥800」
迷った挙句やはりコチラに落ち着きました。
ざる、すき焼き、味噌汁、自家製漬物、ご飯がセットになった「文字通り」お得な定食です。



「出石そば」のお手本とも言えるような蕎麦で、正式なアナウンスは無いが二八と思われる。
食感、舌触り、のど越しどれをとってもレベルは高く、技術の高さがうかがい知れる一品です。  欲を言えば「切り」をもう少し調えることと、「さらし」に注意を払いヌメリを完全に取って欲しい。



「すき焼き」
割り下の甘さ加減も程よく、牛肉も素直な肉質であり「サラ、サラッ」と平らげた。

本場「出石町」に足を運ばなくとも、負けず劣らずの「出石そば」が堪能でき、プラスサイドメニューも豊富で旨い、此処は中々の名店ですよ。

*残念ながら閉店しました。

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コメント一覧

watch-dogs
ponn様の文章から察するに、厳密には「そばがき」とは違いますが、それと良く似たものでしょうね。  私も小さいとき、母親に良く作ってもらったのを覚えています。  素朴で優しく、ホンノリ甘い正しくおふくろの味でした(名称は忘れましたが、この山陰でもありましたよ)

それから私の蕎麦についてですが、素人だからこそ出来る「蕎麦」だと自分で認識しています。
それは「お店」ではないため、ある意味コストを考えずに食材を厳選でき、手間隙掛けれるのであり、これがお店の場合、例えば「割子 ¥800」での制約の中では、省かざる部分が出来て当たり前だということです。 プロは365日同レベルの味を求められ、素人は「気分が乗った時」「時間を惜しまず」「お金を掛け」作る=美味しいものが出来て当たり前なんです。
ですから作り手(プロ)と食べ手(素人)は正反対のポジションに常に居ないとダメだと思っています。
よく素人がプロのマネをして、自作料理を販売したり「どうだ!」とばかり披露する。 ナンセンスですよ。
ですから私は蕎麦やうどんを打っても、周りの友人やお世話になっている方々に「お裾分け」したり「こういうのを作りました」と紹介するのみで、売ったりまして自慢などしません。
その辺りの分別はつけ、プロの方々には敬意を示しているつもりです。

脇道にそれましたね。  それではまた。
ponn
来春を控えての気忙しい折、明解なご教授、ありがとうございます。
食い手一方で、とても造り手になれそうもありませんが、「味は蕎麦粉、食感は技倆で決まる」と感じておりました。
当方の感覚も満更でも無かった様で,得心し確信しました。

<余談>
西日本で見聞きする事はありませんが、その昔東海関東地方の奥地/山里に行くと「コガシ(小菓子?)」とか「ユガキ(湯掻き?)」などと称され、湯呑茶碗に手臼挽きの蕎麦粉(自家製)を水か白湯で練っただけの単純素朴な子供のおやつとしての食べ物でしたが、ほんのり甘く少し焦げた様な香ばしい香りと味で、美味しかった事を思い出します(好みにより僅かに塩を振って)。
 貴イベント等の際に出されて見られるのも面白いかも…です。
※多くの蕎麦粉が必要と思いますが、猪口で出せば…。
PS:「素人」とご謙遜ですが、金銭抜きなだけで実態的確一流と感じます。
機会在れば是非ともおやじ様の蕎麦を口にして見たいものです。

ご免ください。
watch-dogs
ponn様
ご無沙汰しております。
8年の経験でしかない蕎麦打ちですが、気付いた点を幾つか羅列しておきます。
蕎麦の旨い不味いは、約9割蕎麦粉の精製方法で決まると言っても過言ではありません。  それ程蕎麦粉の選定が出来を左右します。
単に石臼引きといっても色々と製粉の仕方があり、一辺倒というわけではありません。  素人の私でさえ製粉をお願いするお店を、数年掛け見極めました。  
水については、前述の通り蕎麦粉が大部分のウエイトを占めているため、それ程拘る部分ではないと思います。
粉以外は捏ね、のし、茹で、さらしの技術であり、特に捏ねの手早さ、水回しの的確さが重要と思います。一度機会があれば、私の不細工な蕎麦を食べていただくとよくわかると思いますが、それ程技術が伴わなくても、蕎麦粉がよければ旨い蕎麦が食べれることが分かってもらえるはずです。 
如何に蕎麦粉を見極めれるか、もし自分で製粉するのであれば、それがどこまで技術が向上できるかに、旨い蕎麦はかかっていると思います。
長文失礼しました。 
ponn
冠省にて失礼します。
蕎麦打ち、特に水回しに使う水の性質(清水/湧水/置き水/深層水など)は、味や食感に如何程に影響を与えるのでしょう。
打手の気の持ち様、拘り/付加価値向上の部類に入るものでしょうか。
※蕎麦の育成に水が大きく影響を及ぼすことは、容易に想像できますが…。
ご教授、よろしくお願いします。
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