芥川賞「ハンチバック」の作者市川沙央さんが重度障害者だったので、
その内容に関心があり購入した。
難しい文体は苦手なので、特に直木賞作品は何回か読むのを断念。
芥川賞も「火花」以来、これも作者が又吉直樹だったので興味があり断念せずに済んだ。
一番同感だったのが本を読むことの大変さ。
私は滅多に本を読まなくなってしまった。
普通に読むと本を開く手がだるい、下げた頭の重さで首が痛い、今回はブックスタンドを利用。
これはこれで厚い本には使いにくい、それが「ハンチバック」はちょうどいい厚さ、
まさか読みやすさで薄くしたとは思わないけど。
次に同感だったのは障害の身体をもっての思い。
私の場合は主にどんどん足が変形し自由にならないこと、身の回りに介助が必要なこと。
「ハンチバック」の主人公の年齢の時に、私は車いすで自立歩行は出来ないけれど
身の回りのことはほぼ出来た。
その他の内容はすこぶる過激で、障害者も健常者と同じくいろんな人がいると思うけど、
性被害者になる障害者女性もいるので堂々と描かれると危険と思う。
それと、「妊娠と堕胎をしてみたい」と言うのには到底賛同できない。
命をどう考えているのだろう‼
私は8ヶ月でこの世に生まれて来てしまい、もしかしたら育たないかもしれなかった。
それでも、明後日67回目の誕生日を迎える。
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