MSWになりたい理由（わけ）

MSWの存在を知らない人もいっぱいいると思う。
それを目指しているを言っても、
「ナニをしている人なの？」
と聞かれることが多い。
私自身も、福祉の仕事に興味を持って調べるまで、全く知らなかった
今でも、「ナニをする人？？」という問いには答えられない。

けど、なぜMSWになりたいと思ったか、というのはある。

病気を経験し、病院を利用していると、「医療」の分野にはもっと社会福祉の視点が必要だと感じることが多い。病院は医療の場であるけど、そこを利用するのは一人の生活者。生活者に病気という問題が起こったとき、問題は「病気」だけではない。
そこから派生する色々なことが問題になってくる・・。

たとえば、医療費など金銭的なこと・家族、会社、学校、友人などその人を取り巻く環境。制度を利用するとか、施設やほかの病院に転院するとか、家に帰ってからのこととか・・。もっと些細なことでも、不安や悩みがいつでも生まれるようになることとか。
病気によって、社会から不当な扱いを受けるとか・・
そういうことも起こりうる。生活している人であるから、いつでもどんな問題でも起こる可能性があるんだと思う。

お医者さんや看護師さんが力になってくれても、社会福祉を学んできたMSWという人がいるなら、社会的なところはその人にも力を借りたいなぁって思う。いろんな側面から私の問題を捉えてほしいから・・。


そして、病院は好きで利用するわけではない。できれば病気になんかなりたくないし、病気にならなければ利用しなくてもいい所。
だからこそ、「安心できるサービス」が提供されなくてはならないはず。

病気そのものの不安を誰かに聞いてほしい、
一緒に悩みを考えてほしい、
医療者とのうまくいかない関係や病院の苦情を言ってもいいの・・？
次の行き先は納得して決めたい、
利用できる制度などの情報がほしい、
・・そういうことが置き去りにされては、病気を治療するという病院の役割は達成されないのではないかと思う。

だから、自分の経験から考えたことが主だけど・・
病院に社会福祉専門職は必要だと考えるからMSWになりたい
って思います