Indian summer

薄れていく日々の記憶の備忘録として

賽の河原

2023-04-18 22:17:57 | 日記

銀河鉄道999

「賽の河原の開拓者」を見て

昔、鳥取県の大山の賽の河原に

行ったことを思い出しました

 

数十年間前でしたので

うろ覚えですが

たしか夕方でした

原風景のような灰色の世界

薄暗い山に囲まれた

石だらけの岸辺は

あの世に近いと感じました

石を積み重ねた塔が

いくつかありました

そこにいるのは

自分たちだけ

映画で見る

三途の川のようでした

 

賽の河原という言葉は

報われない努力を

意味するようです

 

早死した子供たちが

親を供養するため

石を積んで塔をたてようとしますが

完成するまえに鬼に壊される

からだそうです

 

 

銀河鉄道999では

 

賽の河原を耕す人は

何もせず

人の努力を虚しい

と思って嘲笑って

一生を終わる人より

比べようも無いくらい

立派な人たちだ

と鉄郎は思う

で締めくくられます

 

・・・

親を供養しようとする

子供の気持ち

それはとても切ない

思いました