イスラエルによるガザ侵攻で多数のパレスチナ人死傷者の悲惨な状況が報じられている。日本のマスコミやリベラル(風の)コメンテーターはどちらかというとパレスチナ人側に同情的に見受けられる。(私自身もそのように見ている。)しかし、シオニズムそのものの問題について言及されることはほとんどない。
シオニズムそのものの問題について言及することは、おそらく日本のマスコミやリベラル(風の)コメンテーターにはできないなのだろうなと類推する。それを言い出すと多大なプレッシャーにさらされることが目に見えているから。
日本とパレスチナには歴史的関連性は全くないと言っていい。日本政府や日本のマスコミにはパレスチナ問題への影響力も全くない。そしてまた日本人及び日本政府はパレスチナ問題に全く責任がない。この立場は西欧諸国やアラブ諸国とは全く異なるものとしか言いようがない。身もふたもない言い方をしてしまえば、日本の立場はガザで何人の人間が死のうが日本への石油の供給が絶えなければそれでいいのだ。(少し言い過ぎか)
だから日本政府・日本のマスコミ・リベラル(風の)コメンテーターはすべて人道上の問題と国際法上の問題のみを言って時間がたつのを待つということしかないと分かっていると思う。またそれしかできないこともわかっていると思う。(2023/11/6)