宝塚歌劇団の不祥事が取りざたされてはや2か月ほどになる。11/14の会見には全く失望した。この件は人権問題だということが全く分かっていない。
いじめ・パワハラをしたのでは?と責められている側には”これまで通りのことをしていたのになぜ今問題になるのか?”との思いはあるだろう。だが今の世の中は「試合中にルールが代わるスポーツ」のようなものだと思い知っていなければならない。以前には”反則”でなかったものが、試合中に”反則”に変わる世の中なのだ。ルールが変化している最中なことが分かっていない人間は取り残されるのみ。特に”人権”に関わることはこの事象が顕著だ。
宝塚歌劇団は11/14の会見で逃げ切れると思ったのかもしれないが大間違い。過去の電通の過労死自殺と同じステージで非難されることになるだろう。宝塚歌劇団のスポンサーも人権問題であることに早晩気が付き、スポンサーとして継続するかを検討に入るだろう。そこでやっと宝塚歌劇団は真剣に向き合うことになるのでは遅すぎる。
人権問題として取り組まない限り「清く正しく美しく」でなく「つらく悲しく陰険な」所と言われ始めるのでは?(2023/11/16)