朝鮮日報10/12(月) 13:26配信、前ドイツ首相シュレーダー夫妻、「平和の少女像」撤去指示に抗議「反歴史的な決定」の記事の中にて、シュレーダー前ドイツ首相夫妻が「平和の少女像」撤去指示の関連して「ドイツはナチスの歴史を清算し、世界中から尊敬されている」と述べたとの報道があった。
この記事が正しいとして話を進める。
「ドイツはナチスの歴史を清算し、世界中から尊敬されている」って本当なの?
(もちろんこれは「日本は歴史を清算していない」との意見と対になっているのだが。)
ドイツの元首相がドイツ自身について”ナチスの歴史を清算した”、”世界中から尊敬されている”と言っても説得力はない。ナチスの被害国がそのように言っているなら説得力があるが、ナチスドイツの被害国の責任者がそのように言っているのを聞いたことはない。”ドイツは反省したが日本はしていない”との中国・韓国のマスコミのキャンペーンにのっかているだけのように見える。
ナチスドイツが強制連行した女性による売春制度を持っていたことがドイツの公式記録に残っているとのこと。従軍慰安婦については日本による”広義”の強制(甘言・貧困に付け込むこと等)は確かにあっただろうが暴力をもっての連行の証拠は見つかっていない。それに対してこのナチスドイツの”強制連行”による売春制度は、明らかに暴力をもってしているので従軍慰安婦よりも悪質である。にも拘わらず、ドイツ政府が謝罪したとの話は聞かない。この点でも「ドイツはナチスの歴史を清算した」との話はおかしいと思う。
ドイツ・ベルリンの「平和の少女像」撤去指示は法廷闘争になる模様。ドイツ政府としては”ややこしい話を持ってきたな”との思いだろう。これに絡んでナチスドイツの強制連行による売春制度を蒸し返されてもかなわないと思っていることと思う。