最近、以下3点の興味深い記事があった。
2024/9/13の毎日新聞にて”「地上の楽園」との宣伝を信じて日本から北朝鮮に渡った後、過酷な生活を強いられたとして現在は韓国で暮らす5人が北朝鮮当局に慰謝料を求めた民事訴訟の判決が12日、ソウル中央地裁であった。同地裁は北朝鮮側に不法行為があったと認め、北朝鮮に原告1人あたり1億ウォン(約1060万円)の支払いを命じた。”との記事あり。当然だが北朝鮮政府はこの裁判に対応していないとのこと。
同日の韓国総合ニュースの記事として”「浮島丸」乗船者名簿の詳細分析へ 「被害者救済が重要」=韓国政府”との記事あり。岸田首相が訪韓のみあげとして浮島丸の乗員名簿を韓国政府へ持参したことへの韓国政府の対応に関しての記事。
9/9に韓国ハンギョレ新聞が”「韓国は日本の『関東大虐殺』知らぬふりにまともに抗議したことがあるのか」”とのタイトルで関東大震災時の朝鮮人虐殺についての現韓国政府の日本政府への対応がぬるいとして批判している。
韓国の法律に詳しいわけではないが、”従軍慰安婦”の件にてはその遺族が裁判を起こしているから、上記の3件の事件についても韓国では遺族が裁判を起こすことは可能なのであろうと類推する。
それを前提に考えれば、韓国現野党が政権をとって再び反日政策をとれば、上記3点の件についても関係企業または日本政府に対して被害者を名乗る人またはその遺族により韓国内での裁判が起こされるのではないか?と心配するのは杞憂であろうか。
日本の敗戦時に在日していた朝鮮半島出身者の帰還事業について言えば、北朝鮮へ帰還し、脱北してきた人がこの事業に大きくかかわった日本赤十字社や”地上の楽園”との宣伝記事を書いた日本の新聞社を訴えるなど。
浮島丸事件について言えば、死亡した人またはその遺族が日本政府を沈没の責任について訴えるなど。
関東大震災時の朝鮮人虐殺について言えばその遺族が日本政府を虐殺の責任について訴えるなど。
私はこの3つの内全部または一部は必ず発生すると考える。
”北朝鮮で苦しむ帰還した人々の像”
”溺れてゆく浮島丸乗員の像”
”関東大震災時に虐殺される人たちの像”
などか韓国および世界各地に設置さされることになるのであろうか?(2024/9/13)