日々雑感

もしトラ 私はトランプが嫌いだ

私はトランプが嫌いだ。
理由は簡単。私はアメリカ国民ではないし、ラストベルトの白人でもない。だから自分の境遇をトランプが向上させる見込みは全くない。一方、(できるかどうかは不明だが)アメリカのNATO脱退とかアメリカ憲法停止とか中国製品へ60%の関税をかけるとか言ってて、世界を不安定化させる方向へアメリカを動かすことは明白であり自分にとって不利益のみがあることは明白だからだ。

NATO脱退ができるか?
これはいくら何でも無理だろう。ただ、NATOでのアメリカの役割の低下はさせるだろう。また、在韓・在日米軍の駐留経費の大幅増額を韓国・日本に要求することは確実だろう。
ウクライナを見捨てることはあり得る。アメリカにとってはヨーロッパでの戦争は海を隔てた場所での話だが、EU諸国にとってはすぐ隣の戦争でありすぐに対応しなければならない脅威である。ウクライナをアメリカが見捨てることは第3次世界大戦や核戦争の引き金となることはあり得る。全く迷惑な話だ。


アメリカ憲法を停止できるか?
これができるとは思わない。しかし実は(残念なことに)トランプは可能ならそうしたいのが本音なのではないのか?自分自身への司法訴追から逃れられるし、かねてからトランプが言ってきたようにあこがれの習近平やプーチンへ近づけるのだから。
前の大統領選挙にてバイデンの勝利が確定しようとした時、本気で戒厳令の発布を検討したというのはどうやら本当の話のようだ。

中国製品へ60%の関税を課せるか?
60%かどうかは別として、高関税を課すことはあり得る。日本やその他の国々にも上乗せ関税を課すことはあるだろう。これはWTOの協定違反だろうが、実際には無理が通ると思われる。WTOからのアメリカ脱退はあるかもしれない。
海外製品に高関税を課してもMAGAに資するとは思えないが、そんなことはトランプにはどうでも良いのだろうな。貿易に関しては行き当たりばったりの対応となるだろう。

トランプのような人間が大統領になる可能性がそれなりに大きいというのはまさに人類の不幸だ。アメリカ人は、共和党は正気か?と思う。

一つだけトランプのような人間が支持される理由で納得できるのは、バイデンのような政治エリートに任せていてはアメリカの強欲資本主義の訂正は不可能でアメリカの下々の人間にとっては世界大戦や核戦争などの非常に大きな社会の流動性が生じることしか、その人生が上向きになる可能性はないということ。
かって”派遣切り”が日本で大きな問題になっていたとき、切られた派遣社員を政治的に代表していた人が「望みは戦争」「戦争は流動性を大きくするから」と発言していたことを思い出す。これと同根だと思う。(2024/3/12)


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