2023/5/30に名古屋地裁で同性婚を認めないことへ違憲判決が出た。
私の基本的立場は同性婚支持である。人はある程度の年齢に達すれば男であれ女であれ結婚したい人と結婚すればよい。それを邪魔する合理的理由は見当たらない。同性婚夫婦が養子縁組をするのも何ら問題ない。それで社会が変わるとは思えない。
一方憲法を素直に読めば同性婚を認めているとは思えない。また、憲法9条を素直に読めば軍隊を持つのが合憲とも思えない。ましてや集団的自衛権を認めているとも読めない。素直に読めば。だが実際には自衛隊という名前の軍隊はあるし、集団的自衛権もあることになった。この日本の"安全保障体制”の状況を一概に否定する気はない。(書きだすと長くなる。)
現行憲法で両性の合意のみでの結婚を定めているのは、明治憲法下の世の中で存在した本人の了承のない結婚を防ぐためであることは、書くまでもなく明らかだ。
憲法9条と日本の軍隊の状況を鑑みれば、この日本的曖昧さを生かして現憲法下でも同性婚を容認する法律を作ることは問題ないのではないか?
(同性婚を容認する法律ができたら憲法違反と言って提訴する人が出るのかな?)
(2023/6/2)