本日は9月1日。私の母親がこのころになるといつも言っていた”75年前(1945年、つまり終戦というか日本敗戦の年)の9月1日の小学校で起こったこと”を書く。
母親は当時、大分県の農業で成り立っている小さな村の小学校の教師だった。母親はこう語っていた。
「終戦の日、8月15日に日本が戦争に負けたとわかった日はいったいこれからはどうなるんだろうと思った、自分は、村は、日本は。」
「小学校は8月15日は勿論夏休み中だ。そして9月1日がやってきた。」
「そうしたらなんと担任していたクラス全員の生徒がちゃんと登校した。」
「全員だった。」「休んだ子供は一人もいなかった。」
「そして思った。やはり日本は大丈夫だと。」
(実際には大分弁)
そんなに劇的な話ではない。でもこの話初めてを聞いたときはやはりそれなりの驚きがあった。あえてここに書く。