スローな生活

日々の生活の中で感じたことなどを書き綴ります。
犬や猫などの絵を描いてブログに載せています。

『雪』

2017-11-30 09:00:00 | 雑感



信じていたことが間違いだったという経験は
誰でもあると思います。

童謡『雪』は明るく軽快なメロディーで
多くの人に親しまれ歌い継がれてきました。

『雪』の歌い出しを
「雪やこんこん あられやこんこん」だと
信じこんで歌っている人が多いのですが

『雪』の場合は
「こんこん」と歌うのは間違いで
正しくは「こんこ」です。

私も昔は「こんこん」だと信じこんでいましたが・・・

1.雪やこんこ あられやこんこ
  降っては降っては ずんずん積もる
  山も野原も わたぼうしかぶり
  枯木残らず 花が咲く

2.雪やこんこ あられやこんこ
  降っても降っても まだ降りやまぬ
  犬は喜び 庭かけまわり
  猫はこたつで丸くなる

1番と2番を間違えて歌う人も多いようです。

「こんこ」の意味は諸説ありますが
来む(こん)=来い=降れ
と関係があると言われていて
次の2つの説が有力とされています。

1.「こんこ」=「こんこん」=「来む来む」=「降れ降れ」
2.「こんこ」=「来む此」=「ここに降れ」

1.「こんこ」=「来む来む(こんこん)」だとする説の場合は
『雪』の歌い出しが語源的には
「雪やこんこん あられやこんこん」となって
多くの人が信じこんで歌っている歌詞になります。
なぜ「こんこん」にしなかったかというと
別の童謡『雪やこんこん』の歌い出しが
「雪やこんこん あられやこんこん」で
まったく同じ歌詞になってしまうので
「こんこん」を避けて「こんこ」にした
という説です。

ちなみに『雪やこんこん』は
瀧廉太郎作曲、東くめ作詞の童謡で次のような歌詞です

雪やこんこん あられやこんこん
もっとふれふれ とけずにつもれ
つもった雪で だるまや燈籠
こしらへましょー お姉様

『雪』は作詞者、作曲者ともに不明となっていますが
『雪』と『雪やこんこん』は酷似しています。

ちなみに『雪やこんこん』は1901年に作られ
『雪』はその10年後の1911年に作られています。
 
 
猫とコスモス(秋桜)を描きました

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スカイツリート2匹の(=^・・^=)達 (空と月)
2017-11-30 12:21:30
こんにちは。初めまして
楽しく拝読いたしました(*^。^*)
”雪”わたしも一番と二番勘違いしてました
なぜだか雪の夜とか❄雪にまつわる言葉には魅かれます。ロマンを感じます
東京ではなかなか雪に会えませんが・・・
今は童謡を歌える場所ありませんね,♫

今後もよろしくお願いいたします


返信する
スカイツリート2匹の(=^・・^=)達 (空と月)さんへ (北弘文)
2017-11-30 13:53:43
コメントありがとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
『雪』は『雪やこんこん』のパクリ?
だという話がありますが・・・
歌詞やメロディーがそっくりの曲は
いろいろありますね(o^-^o)
返信する
はじめまして (鈴木)
2017-12-01 02:55:32
おはようございます
おじさんです
猫とコスモスのイラストすてきです
ブログ拝見させてください

帰りにポチっと応援です
返信する
鈴木さんへ (北弘文)
2017-12-01 08:02:27
コメントありがとうございます。
猫などの絵を描いてブログに載せています。
よろしくお願いいたします。
返信する

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