『かごめかごめ』は子供の遊びとしてよく知られています。
一人の子供が鬼となってしゃがんで目隠しをします。
鬼の周りを、他の子供たちが両手をつないで取り囲み
童謡『かごめかごめ』を歌いながら輪になって回り
「うしろの正面だあれ」と歌い終わったとき
後ろにいる子供の名前を鬼に当てさせ
当たれば当てられた子が次の鬼となって交代する
という遊びです。
童謡『かごめかごめ』の歌詞は
地方によって違うようですが
広く知られている?歌詞は
『かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる
夜明けの晩に 鶴と亀が滑った うしろの正面だあれ』
です。
今回は童謡『かごめかごめ』について考えます。
この童謡もいろいろな解釈がありますが
私にとってインパクトの強いものを紹介します。
「かごめ」・・・籠目のこと
籠目(かごめ)とは、竹などで編んだ籠の網の目で
唐丸駕籠(とうまるかご)を表します。
唐丸駕籠とは、江戸時代に罪人を護送するのに使われた
竹で作られた駕籠(かご)のことで
蜀丸駕籠(とうまるかご)や鶤鶏駕籠(とうまるかご)
とも書きます。
唐丸(蜀丸・鶤鶏)はニワトリの一品種で
唐丸を飼育する円筒形の竹籠に形が似ているので
唐丸駕籠とよばれました。
「籠の中の鳥」・・・牢屋の中の罪人のこと
「いついつ出やる」・・・罪人はいつ牢屋から出れるのか
「夜明けの晩」は奇妙な言葉で
いろいろな解釈ができますが・・・
夜が明けたら朝が訪れるはずなのに晩になるということは
罪人に朝は来ないということです。
『朝が来ない夜はない』という名言がありますが・・・
罪人は夢や希望の光が見えない
暗闇の中にいるということです。
「鶴と亀が滑った」は
長生きの象徴である鶴と亀が滑ったということで
死を意味しています。
つまり罪人が処刑されることを表しています。
「うしろの正面だあれ」は
罪人の首が切り落とされ
転がった首の前後が逆になり
首から見ると後ろが正面になって
「私の首をはねたのは誰?」
と正面にいる執行人に聞いています。
斬首され、胴体から切り離されても
人間の頭はしばらく意識がある
という説があります。
『かごめかごめ』は謎めいた不思議な歌詞で
色々な解釈ができて本当に奥の深い童謡です。
うさぎを描きました
TV番組で紹介されましたが
瀬戸内海に浮かぶ小さな島「大久野島」は
「うさぎ島」と呼ばれていて
人懐っこいうさぎが700羽も暮らしているそうです。
可愛いうさぎたちに会いに訪れてみたい場所です。
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