晴れた休日は自転車に乗って! (akio)

古希も過ぎた爺の「気楽な自転車散歩」やチョット頑張った「サイクリング」の備忘録(ボケ防止かな?)

ポタ~碁盤斬り(2024/5/29)

2024年05月29日 22時12分00秒 | 映画

映画、「碁盤斬り
 
そもそも、「碁盤斬り」は、古典落語の「柳田格之進」がベースになっている。
 
何日か前から、事前勉強として、先ずは落語を聴くことにした。
 
搔い摘んで云うと・・
 

万屋の主人に招かれて碁を囲む浪人の柳田格之進、そこへ店の番頭が50両の集金を終えて帰ってくる。碁盤対局を終えて格之進が帰った後に事件が起こる。番頭が集金してきた50両が紛失してしまったのだ。

格之進が犯人だと疑う番頭は主人が止めるのも聞かずに無断で格之進の長屋を訪れる。長屋に着くと番頭は はなから犯人は格之進だと決め付けている。

番頭は、「しらを切るなら奉行所に訴える」と強気で迫る。

格之進は、「盗人と疑われて心外だが、その場に居合わせたことを不運と思い、明日までに50両用意しよう」、と約束した格之進だが浪人暮らしでそんな大金用意するあてもない格之進は、「かくなる上は身の潔白を証明するために切腹いたそう」と云う。

それを見た格之進の娘の絹は自分が吉原に身を売ることで50両を都合し、なんとか切腹を思いとどまらせる。翌日、約束どおり50両を番頭に渡す格之進。

番頭は、「万が一 後になってお金が出てきたら私と主人の首を差し上げますよ」、お金を受け取ると番頭はそう言い残して万屋へ帰って行った。

時が過ぎて十二月十三日、店の煤払いをしていると箪笥の裏から問題になった50両の包みが見つかった。

犯人は格之進ではなかったのだ。当日のことをすべて思い出した番頭は格之進に事情を話し、許しを乞うたのだったが、格之進は、「約束したことがあったな。明日挨拶に伺おう。今日は湯に入って首をよく洗っておくがよい」と・・・

翌日二人の首を取ろうと格之進は万屋へ乗り込んだが、主人は「柳田様の所へお金を取りに行かせたのは私ですから私をお斬りください。番頭は許してやって下さい」、番頭は、「私が主人が止めるのも聞かずに勝手にやったことです。私をお斬り下さい」と、主人と番頭がお互いを庇い合う。

二人の行動に心を打たれた格之進は大上段に構えた刀を一閃、置いてあった碁盤を真っ二つにして二人の首の代わりとした。

柳田の娘の絹が吉原に身を売って50両を都合したことを主人が知ると。すぐに吉原へ使いをやって絹を迎えに行かせる。

格之進は、「おまえをこのような目に遭わせた上に、二人を斬ることができなかった」と詫びる格之進に絹は、「父上のお役に立てたのならよろしゅうございます」と許す絹。

この後、番頭と絹は夫婦になり、ますます格之進と主人の間は近しくなり万事丸く収まった。

 
古今亭志ん朝 柳田格之進
 
映画の予告編


今日は晴れました。しかし風が強い。
 
午後からは「碁盤斬り」を見に行こう!
 
その前に軽く「自転車散歩」とします。
 
黒目川」沿いを暫く走って行く。
 
着いた所は朝霞市の「浜崎黒目花広場あじさい苑)」です。
 
紫陽花ビル(マンション)」とのコラボが、何気にマッチした風景となる。
 
 
紫陽花」は見頃に早いと思っていたが、正にその通りだった。来週には見頃となるであろう?
 
 
また、近いうち来れれば良いけれど・・・どうかなぁ~?

暫し走って行く、そして「黒目川」の終点であり、「新河岸川」との合流地点である「わくわく田島緑地」です。
 
保育園児が大勢、即刻退散とします。

新河岸川」を遡って行きます。
着いた所は、昨日の夕方のTVで流れていた「志木新河岸川あじさいロード」です。
一部は見頃となっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
只今、こんな感じです!

カッパの「波動ちゃん」。
カッパ像の石材には、福島県産の黒御影石を使っていて、東日本大震災を忘れないとの思いを込めて彫ったとのこと。
 
 
ココから、新設され「和光富士見バイパス」を走って行く。
 
 
R463号線に出る。
 
 
先日、「カルガモ親子」を見た田んぼ道へ、今日は居ませんでした。
 
暫し走って帰還する。


午後となり「映画」を観に行きました。
シニア料金、1300円
 
さて、映画ですが、落語と同様、浪人である柳田格之進に濡れ衣が着せられ、その疑いが晴れるまでの物語。
ただし、その過程については落語とは少し違う。
 
これから観る”、という方もいるでしょうから、感想等は控え目に・・・
 
見るうえでのポイントは、柳田過去彦根藩の藩士であったが、堅物であったため恨みを買い、城の高価な品柳田が盗んだと濡れ衣を着せられ藩から放逐されていたこと。そのことによっての仇討ちも登場し、見応えはあった。(この部分は落語には登場しない)
 
その他は、人物設定の違いもあるが、ほゞ同様だった。
 
主演の格之進を演ずる、草彅剛の演技も良かったが、回りを固める俳優陣の演技も素晴らしかった。(特に萬屋源兵衛役の國村準の演技と存在感は見事だった。)
 
肝心な、碁盤を斬る時は音のみ、映像が無かった。 (斬った後の碁盤の映像はあったが・・ )
 
囲碁って、あんなに盛んだったとは露知らず・・
 
囲碁の起源・・ 囲碁の起源ははっきりしていませんが、紀元前2千年から前千年頃の中国で始まったとされています。ただし、中国以外にもインドやチベット発祥の異説もあります。当初、囲碁は古代中国の皇帝(尭帝や舜帝)が子どものしつけのために創ったという伝説があります。また、碁盤は宇宙を表し、碁石は星の代わりに暦や占いに使われたとも言われています。中国の古典的な書物には既に囲碁についての記述があり、春秋戦国時代には戦略、政治、人生のシミュレーションゲームとして広まったようです。
日本への伝来・・ 囲碁が日本に渡ってきた時期ははっきりしていませんが、奈良時代(710-794)に吉備真備が遣唐使として唐から持ち帰ったという説があります。しかし、既に636年の隋書・倭国伝には日本人が囲碁を好むことが記されており、日本への伝来はそれ以前からと考えられています。大宝律令(701年)には「碁」に関する記述があり、5世紀ころに朝鮮から渡ってきたとする説も有力です。
日本での歴史・・鎌倉時代(1192-1333)から室町時代(1338-1573)にかけて、囲碁は公家文化から武家文化へ、そして農商業の人々の間にも広まりました。1199年には玄尊が「囲碁式」と呼ばれる日本最古の棋書を定め、囲碁の戦術や礼儀作法、取り決めなどが記されています。
 
多少の、事前調査をした結果、時代背景や映画内容も理解出来たので、楽しく観ることが出来た。
 
そうそう、今日の走行距離は、 51.72㎞ だった。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (macomaco0819)
2024-05-29 22:56:57
この映画、見たくなりました。
見に行こうかな?

朝霞は40年前住んだことがありますが、
今は高層マンションがずいぶん沢山あるんですね。
返信する
Unknown (y54akio)
2024-05-30 07:26:25
@macomaco0819 さん、おはようございます!
良い映画ですから、是非ご覧ください❗
40年前だと高層マンションはありませんでしたよね?
返信する
Unknown (霧子)
2024-05-30 08:59:48
おはようございます。
この頃の私 パソコンで落語聞いてます。

夕べは偶然に「碁盤斬り」を聞きました。
映画もやっているのですね。。

見に行きたいけど無理・・・・・
でも なんか嬉しいなぁ
ありがとうございました。
返信する
Unknown (miso)
2024-05-30 19:35:52
娘と番頭が結婚する(?)っていうのが納得できないですが
映画めっちゃみてみたくなりました。
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Unknown (y54akio)
2024-05-30 20:04:51
霧子さん、こんばんは。
それは偶然ですね。
映画も良かったです!
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Unknown (y54akio)
2024-05-30 20:11:33
misoさん、こんばんは。
映画では番頭ではなく、落語には登場しない「弥吉」という人物です。
是非見てください!
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