今日は予想以上に寒く、一時「みぞれ混じりの雨」が降って来ました。
さて、今朝、あるSNSを覗いていたら、「豹変した盲導犬」と、タイトルがついた話があった。
感動したので下記の通り記載してみました。
(有名な話らしいので知っている方も多いでしょう。獣医師のブログとのことですが、話が出来すぎ?真実は如何に)
毎朝、私が通勤する途中に、見かけていた盲導犬。
交通量の多い交差点で、いつも彼が信号待ちをしている時間、私は、「やっぱり盲導犬は凄いなぁ。素質があるよねぇ。」
と思いながら、ニコニコと、その横を車で通過します。
獣医と言えども、盲導犬を見る事は、なかなかありません。
それはとても印象的な、それでいて毎日続く、不思議な風景でした。
出会いは、突然やってきました。
ある日、そんな盲導犬の彼が、ひょんな事から私の患者になりました。
盲導犬の管理は非常に厳しく、月に一回の健康診断、爪の確認、足裏の毛刈り、肛門腺に予防関係に・・・・
とにかく、飼い主さんに危険が及ばないよう、
完璧な状況下で、 任務がこなせるように、メンテナンスされています。
もちろん優秀な盲導犬。
爪切りでも自分から足を差し出すほどで、全ての診察は、非常にスムーズに進みます。
ところがある日、彼の本当の姿を見ることになるのです。
それは、正確に体重を測ってみましょうか・・と盲導犬の補助器具を、全て外した時の事でした。
豹変した彼。
彼は一目散に、病院を駆け巡りました。
そして、病院内の看護士、獣医一人ひとりに挨拶をするように、じゃれて、グルグル回って、
伏せをしたと思いきや飛び掛ってきて、また次の人間のところへ・・・
そう、これが彼の本当の姿だったのです。
本当は、人間と一緒に、思い切り遊びたくて、走り回りたくて、普通の犬としての暮らしに憧れを持っていた。
そんな彼に与えられた使命、盲導犬。
長い間、ずっと抑えていた感情だったのでしょう。
そんな彼の本当の姿を露(あらわ)にした原因、それは・・・
間違いなく、彼に付けられていた補助器具でしょう。
それを付けている間、彼は「プロ」なのです。
何があっても、飼い主さんを守り、自分の使命を果たさなければなりません。
飼い主さんの「いつもごめんなぁ・・ごめんなぁ・・先生、少しだけ、この子を自由にさせてあげても良いですか?」
と言う言葉が、重く心に残っています。
飼い主さんは、きっとこの子の気持ちに、ずっと気づいていたのでしょう。
信頼で結ばれた強い関係。
本当は遊びたいし走りたい・・・
けれども誇りを持って、毎日仕事を続ける盲導犬に、強く感銘を受ける事となりました。
それから・・・
今でも、毎朝彼の姿を、交通量の多い交差点で見かけます。
しつこいですが、「素質」などと安易な言葉で、彼を評価していた私自身に、今でも苛立ちを隠せません。
そんな簡単なものではないのです。
彼は毎月、病院に来た時だけ、補助器具を外し、ほんの数分だけ、みんなに挨拶しに行く、自由を与えられています。
私たちも精一杯、彼と挨拶をします。
犬は本当に凄いです。
獣医になって良かったと思います。
このお話の通り、盲導犬はパートナーを助けるため
日々与えられた任務を忠実にこなしています。
その上で、器具を外したときには無邪気な一匹の動物として、パートナーの家族と仲良く暮らしています。
飼う飼われるという言葉が好きではないので
パートナーと共に暮らす盲導犬というのを
少しでも皆様に理解して頂きたいと思い
突然ですが、コメントさせて頂きました。
コメントありがとうございます。
普段は一般のペットと同じように、走り回ったり、甘えたりしているので、ある意味安心しました。
ハ-ネスをつけると、一気に仕事モ-ドになるのですね。
感動しました。
街中で見かけたら、じっと見守りたいと思います。
ありがとうございます。
改めて盲導犬の賢さと、忠実に任務をこなす姿に感動です。
こんばんは。
@竹千代です。
公私の区別‼️
プロ中のプロですね。
ヒトも見倣わねばなりません。
正にその通りですね。
盲導犬も同じように人間のために使われています。
すべては人間のご都合で動物本来の姿を奪っているのです。
人間は、そのことを認識する必要があると思います。
良い話を聞かせて頂いてありがとうございます。
コメント有難うございます。
確かにおっしゃる通り、古き時代より牛・馬は人間に飼い慣らされ、農耕用や交通手段、軍事用と訓練され、人間の良きパートナーとなっていますね。(牛や馬はどう思っているかは分かりませんが・・)
そもそも犬はオオカミを改良し、人間の使い勝手が良いように狩猟犬・牧羊犬等を作り出していますね。
盲導犬は過酷な訓練を受け、働きづけで幸せではないのかな? 思っていましたが、ハーネスを外せば家庭犬と同じように、じゃれたり甘えたりするのには多少は安心しました。しかし一部の利用者の中には家でもリードを繋いだままにしている方もいるようです。
それにしても盲導犬は素晴らしいと思います。
一言、盲導犬は偉い‼️
人間により訓練され、盲導犬としての資質?を見いだされ、彼らも恐らく楽しく仕事(使命)を果たしていると思うようにします。きっとそうだと、いま確信しました。