地名の品格

地方都市を舞台にした漫画作品を趣味で描いていることねっちのブログです。

漫画『理想の村長さん』制作計画

2009年02月09日 19時09分08秒 | 自作漫画&イラスト
[市町村]合併に頼りたくない…」で説明した福島県矢祭【やまつり】町が注目された2007年秋から、私がずっと描いてみたいと暖めていた漫画のネタがあります。
そのタイトルは、
『理想の村長さん』!!
(「ララシティ」というサイト上で公開した日記の「『理想の村長さん』の設定」や「『理想の…』を120%(?)楽しむためのキーワード」と題した項目で簡単に説明したが、故あって間接的な方法でしか閲覧できなくなりました…)

まずは、2008年2月末~9月23日に書き溜め、ララシティ[現閉鎖…]の日記帳にて公開した記憶がある4話分のストーリーを紹介します。

『理想の村長さん』各話の主人公とプロット
作中の村役場に飾りたいポスター?
第1話「就職難は街のせい?」
もしかしたら、求人情報に出現した合併(編入)後の勤務地の所在地欄(住所)が生理的に受け付けない(=虫酸【むしず】が走る?)の
で、職探しのやる気が半減した
…という方もいるのでは、ないでしょうか?
合併に頼らないと宣言した架空の村・七草県箱辺【はこべ】村(春草【はるくさ】諸島にある)に住む金子瀬荒【かねこ・せあら】は、同
じ諸島にある仏ノ座【ほとけのざ】市が近年編入した周辺の5町村(菜砂【なずな】町他)の住所表記が変わったギャップに苦しみ、
職探しのやる気が半減した家事手伝いである。
そこで瀬荒は、ドケチでボランティア精神があり、カリスマ性があるオバさん村長こと・箱辺村長の小金井銭子【こがねい・ぜにこ】に
地図から消えてない街や村だけ(=合併&編入を行っていない街や村)の求人情報のみを扱う広告やハローワークを設置して欲し
いと要望を申し出るが…
この話から既に、政令指定都市への仲間入りを目指そうとする仏ノ座市の市長(性格はやっぱり横暴な自信家?野心家?)と箱辺
村長の大喧嘩が勃発するとか…!!

第2話「オタクは街を滅ぼす?」
たまに七草県の県庁所在地である・紫陽花【あじさい】市(春草諸島の南東に位置する夏花【なつはな】島にある)の家電量販店や
漫画(ネット)喫茶、県最大の書店と古本屋、市内で定期的に行われるコミフェス(=同人誌[パロディは二次創作?]や個人誌を売り
さばき、コスプレイヤーが出演する、コミケことコミックマーケットと同義?)に入り浸る、どこにでもいそうなオタクの箱辺村民・勝俣秋雄。
隣の仏ノ座【ほとけのざ】市の市長が、「オタク文化が、モテない人間(男女問わず)を大量生産してるのだぁあ…!!」と問題発言をし
たのに対し、箱辺村長の小金井銭子はいかに対処するのか?
田舎を「モテない人間の溜まり場」にしてはいけない…という、警鐘のような話か?

第3話「ライフラインの達人」
この話に若い主婦が登場するんですが、箱辺村民としてのキャラ名は未定…
箱辺村に住む若い主婦が、地震と津波の被災地・秋草【あきくさ】諸島でボランティア活動する際に出会うのが、郷土料理に詳しい
ベテラン主婦のオバさんである。
その主婦は、ベテラン主婦のオバさんから教わったレシピで料理のバリエーションを増やし、箱辺村の給食センターに献立を提供
するのだが…なんと、そのオバさんはガスや電気などのライフラインを極端にケチる人だった !!

第4話「郷土愛と非行の関係」
地元への郷土愛がない人ほどグレる…という噂は、本当なのでしょうか?
箱辺村民としてのキャラ名は未定ですが、郷土愛を育てる教育の一環として市町村オリジナルの歴史教科書(足利市なら「のびゆ
く足利」という歴史教科書が配布された)を箱辺村の教育委員会が発行するが…
昨日(2月8日)に以下の話を思いつき、追加しました。
第5話「刺激に満ちたルームシェア」
作中のテーマは、高齢者などの介護&医療問題と小児科や産科の医師不足問題のはずですが、なぜタイトルが「ルームシェア」なの
かと言うと…
若年層とのルームシェアにより、高齢者が認知症の予防になるのでは?…と気付いたからです。
つまり、これからの人生に悩む若年層が高齢者と同居し相談相手を獲得する事で、生活の刺激を与える事ができるかもしれない
からです。
その積み重ねが、介護が必要となる高齢者や振り込め詐欺の被害者を現象へと導くと感じています。
箱辺村では、高齢者とのルームシェアが条件というユニークなアパート「シルバーシェア箱辺」若年層の入居を募るが…。
果たして、村長が提案した医療改革とは…。えっ?本来は第4話に入れるべきストーリーだって?気にしな~い !!
気付いた方もいると思いますが、この作品は前述の矢祭町(茨城県最北端の大子【だいご】町の北隣に位置する矢祭山[桜とつつじの名所]のふもとの町)、ドケチ社長で有名な未来創業(所在地の岐阜県輪之内【わのうち】町が、地図に今も残ってるか未確認…)や、やたら主婦(主婦?)みたいな発言をする私の父の意見、栃木県足利【あしかが】市での経験なども参考にしています。
最近、注目され始めた徳島県上勝【かみかつ】町は、どの部分を参考にするか迷っています…。

ただし、一つだけ注意して欲しい部分があります。それは、
元ネタに挙げた実在の市町村名が、作中で一つたりとも出ない事です。
近いうち、漫画の背景パース(遠近法で作画)やネームを描くために、舞台の村がある島や役場の外見デザインや、キャラの細かい設定を発表したいです。



最後に、『理想の村長さん』のプロットやシナリオを書く上で気付いたキーワードを説明します。
『理想の村長さん』を120%(?)楽しむためのキーワード▽
青緑字の項目は、2月9日時点に追加したものです。言葉の使いどころがおかしいかもしれませんが、そこはノータッチで…
●七草県【ななくさ-けん】
時計回りに、最北端の冬花【ふゆはな】島(梅林【うめばやし】町他がある)・春草【はるくさ】諸島・夏花【なつはな】島・秋草【あきくさ】諸島(臣苗志【おみなえ
し】市がある)で構成される架空の県。
この『理想の村長さん』のメイン舞台は、当然春草諸島の箱辺【はこべ】村である。
県庁所在地は、夏花【なつはな】島にある紫陽花【あじさい】市で、市の花はもちろんアジサイ。

●春草諸島【はるくさ-しょとう】
合併に頼らないと宣言した架空の村・箱辺村と仏ノ座【ほとけのざ】市があり、箱辺島と仏ノ座島他7つの島で構成されている諸島。
仏ノ座市に編入する以前は、この諸島に菜砂【なずな】町と早蕨【さわらび】村他、規模が小さい5町村が存在した。

●箱辺村【はこべ-むら】
春草諸島の最西端に位置する合併に頼らないと宣言した架空の村で、小金井銭子【こがねい・ぜにこ】が村長を務める。
昭和21年の施行以来、役場の職員を10人前後に固定し、村議会の議員数は5名で給与は日当制(肩書きによる差はあるものの)、教育委員会はたったの4
名、給食センターは主婦によるNPO法人として経営している…といった、2008年時点の日本ではありえない徹底ぶり。
『理想の村長さん』作中では、第4話以外の主役がすべて箱辺村の住民である。
オリジナル歴史教科書「のどかな箱辺」は、村の教育委員会と村唯一の出版社が制作する。
村長と市長、第1話の主人公画像中央の市長は、後ほど説明します…
●小金井銭子【こがねい・ぜにこ】
ドケチでボランティア精神があり、カリスマ性があるオバさんで、平成18年度より箱辺村の村長を務める。
孫娘に美容師の萌子を持ち、仏ノ座市の市長が大嫌い。
街の名前の大切さ(=市町村合併に対する住民の気持ち)をテーマにした漫画『地名の神様』他の世界では、茨城県古河【こが】市民の小金井三杉【こがね
い・みすぎ】の母親。(その作中では、東京都小金井市生まれとなっているが…)

●小金井萌子【こがねい・もえこ】
箱辺村長を務める銭子の孫娘で、変わった価値観の美容師。ロングスカートのメイド服という出で立ちで、村長の片腕も勤める。

●金子瀬荒【かねこ・せあら】
合併に頼らないと宣言した架空の村・箱辺村で生まれ育った性【さが】なのか、同じ諸島にある仏ノ座【ほとけのざ】市が近年編入した周辺の5町村(菜砂【な
ずな】町他)の住所表記が変わったギャップの苦しみのため、職探しのやる気が半減した家事手伝いの女性。
「七草県の負債の増大は、お前がちゃんと働かないからだ !!」と威張るだけの父親と、「合併&編入すれば、就職率が上がるのは間違ってる気が…」などとい
う発言を口封じに来る母親(ただし、父親ほどに頑固でない)、大学卒業以降音信不通になった兄がいる。
根っからの心配性だが、家事全般は得意。『地名の神様』他の世界では、栃木県足利市荒金【あらがね】町の住民。
瀬荒の両親
●金子功男【かねこ・いさお】
瀬荒の父で、仏ノ座市の市長に心酔しており、箱辺村の村長を毛嫌いしている。
そのため、妻である菜砂に冷たくあたり、瀬荒に「お前がちゃんと働かないから…」と威張ってばかりいる。

●金子菜砂【かねこ・なずな】
菜砂町生まれの女性で、瀬荒の母親。瀬荒ほどに箱辺村の村長に興味はなく、地域の未来にやたら絶望している。

三枝箱兵衛
●三枝箱兵衛【さえぐさ・はこべえ】
瀬荒が恋心を抱く男性で、箱辺村唯一のコンビニエンスストアの店長さん。
瀬荒の「街の名前の大切さ」を訴えるポエム集の出版を心待ちにしているとか…。

●勝俣秋雄【かつまた・あきお】
箱辺村に暮らすアニメオタクで、パソコンソフトや同人誌などグッズ集めのため県庁所在地の紫陽花市へ時々買い出しに向かう。
『地名の神様』の作中では、アキバ系の茨城県つくば市民として登場。

●ワークピア箱辺【わーくぴあ-はこべ】
合併&編入していない市町村のみの求人情報の公開をモットーに設置された箱辺村の職業安定所。
もちろん、仏ノ座市に勤務所在地がある正社員やアルバイトなどの求人情報、および内職や家政婦の斡旋を受け入れていない。
求人誌である『フォーエヴァービレッジ』の発行元でもある。

●箱辺の食卓【はこべのしょくたく】
箱辺村に暮らす主婦たちがNPO法人として経営する給食センターの正式名称。村唯一の老人ホームにも食事を提供している。

●恋愛大学&子育て大学
箱辺村長・小金井銭子を校長として設立した、正式な教育機関でない生涯教育を目的とした機関。
恋愛大学[第2話で初出]に関しては、10歳以上80歳未満の男女を対象に開講し、映画やテレビドラマなどを参考にしたレポート作成や、心理学専門の大学教
授による講話、劇による実演を行う。あと、合コンやデート、お見合いのアドバイスとか?
子育て大学[第4話で初出]に関しては、中学生以上や定年退職後の男女が、6歳未満の児童のお守りを頼まれた時の対処やしつけの知識、育児を低予算で
こなすコツなどを講義している。
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●仏ノ座市【ほとけのざ-し】
平成18年度に周辺の5町村(菜砂【なずな】町他)の編入により、春草諸島の東側の大部分をカバーしてしまった架空の市で、隣の箱辺村の編入を表明し政
令指定都市への仲間入りを目指している。
仏ノ座市の市長(性格はやっぱり横暴な自信家?野心家?)と箱辺村長との仲は、すこぶる悪い。かつては、県内第3規模の都市だった。

●村尾梨市【むらお・りいち】
仏ノ座市の市長で、横暴な自信家。隣の箱辺村の編入表明により政令指定都市への仲間入りを目指す張本人。
「家事手伝い税」やら「独身税」といった、未来の日本で本当に実現しそうな税の導入で、住民の一部からブーイングが来てるとか…。(村長と瀬荒の画像中
央を参照)

●紫陽花市【あじさい-し】
夏花【なつはな】島にある県庁所在地(=県都)である都市で、県最大の電気街やコミフェスが定期的に行われるイベントホールなどがある。
人口は、春草諸島の仏ノ座市とほとんど僅差で、市庁舎の周りはアジサイの並木で囲まれている。
第4話の主役は、箱辺村生まれで紫陽花市のマンションで暮らしながら、働く住民である。七草県内では、最南端の夏花島のみ雪が降らない。

●編入大戦【へんにゅう-たいせん】
第2話の作中、勝俣秋雄が彼女と一緒に映画館で鑑賞した架空の映画であり、『地名の神様』で群馬県子持村(後に渋川市へ編入…)の住民として登場する
白井望【しろい・のぞむ】が、主人公の蛭子鯛蔵【えびす・たいぞう】を演じるベテラン俳優として登場。
政令指定都市の実現を目指す架空の街・大正市が、隣町である明治町の編入を申し込み、危機感を感じたパソコンオタクなじじいの主人公・鯛蔵が、ミリタ
リーマニアの男性と手を組んでは私設軍を結成し、市の職員に宣戦布告する…という問題作。
なお、作中の映画館では『渡世一家』というキワ物ムービーの予告編も流れる。

●秋草【あきくさ】諸島
最西端の諸島だが、地震と津波の被害で多くの町村が未だかつてない負債を抱えてしまい、かつては昔の仏ノ座市と人口が僅差だった臣苗志【おみなえ
し】市が、周辺6町村を編入してしまう。
ここに郷土料理に詳しいベテラン主婦のオバさんの自宅がある。
某テレビ局のあの番組を見た方も、ノータッチで願ウィッシュ !!(BREAKERZのDAIGO【ダイゴ】かよ…
この作品の注目により、私の人生もガラリと変わりますように…


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