ヨコシマな備忘録

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漫画家の横嶋やよいです! 

先輩漫画家の訃報

2019年04月15日 02時58分00秒 | 雑記
GW進行の早まった〆切をどうにか守ってホッとしていたところに、
先輩漫画家の訃報を知りました。

その方とは小林澪子さんです。

小林さんと知り合ったのは、
漫画家としてデビューして間もない頃でした。
ある雑誌の編集さんが主催した飲み会に参加したとき、
小林さんもいらっしゃってました。
とても素敵なお着物を着られていた記憶があります。

なにかのきっかけでお話していたら、偶然にも同じ駅の住民、
しかもお互いの家が徒歩3分圏内ということがわかり、
そこから交流が始まりました。

アシスタントに呼んでいただいたり、
時には私の漫画を手伝ってもらったり…
桜の季節には近くの公園でお酒やつまみを持ち寄って花見をしたり、
近くのファミレスやミスドでいろんな愚痴を聞いてもらったり、
大好きなゲームの同人誌を一緒に出してイベントに行ったり…

お互いが引っ越す前まで本当に密に交流させてもらいました。

物理的に離れてしまったので、
直接会うことはなかなか出来なかったのですが、
SNSなどでは時々会話をかわしていました。
しかしこの数年はそれすらもなくなり…
私はSNSではほとんどつぶやかないので(情報収集のみ)
彼女のつぶやきを一方的に読むだけの関係になってしまいました。

毎日つぶやいていた彼女が、
今年の2月になってからパタっとつぶやかなくなり、
3月に久々に浮かんでつぶやいた内容は「あまり調子が良くない」と。

そこから本当にあっという間に急逝されてしまいました。

それを知った時はもう告別式が終わっていて、
最後の挨拶もできませんでした。
たぶんご位牌やお骨はもう彼女の故郷にあるのでしょう。
でも本当に彼女と深い縁があった人たちに見守られて
旅立たれたということなので、それはすこし慰めとなっています。

密に交流している時には私の至らなさもあって、
時にはケンカもどきもありましたが、
今思い出すのは彼女の笑顔ばかりです。

今頃は大好きだった大型バイクに乗って
峠を自由に走り回ってるだろうな。

小林澪子さん、今までありがとうございました。
ご冥福を心よりお祈りいたします。