ネームのお返事待ちの間に提出済みの原稿のコマを切り貼りしてました。
こういう時、本当にデジタルは便利!
アナログ原稿だったら文字通り紙の原稿から切り出して新しい原稿に貼るので、
コマの大きさの変更なんかできないし、
トーンなんかも貼り直しになることが多いし。
それが簡単に「コピペ」で拡大・縮小・回転できるのが本当に助かりますよ。
そんな作業をしていた間にショックなニュースが三つほど…。
楳図かずお先生がご逝去。
楳図先生に直接お会いできたのは、
はるか昔に出席した某出版社の年末パーティでした。
そのパーティでも赤白ボーダーのシャツを着られていましたよ。
サインと一緒に写真も撮っていただいて、それは今も大事にとってあります。
明るくてお優しい方でした。
ちなみに私の楳図先生初体験は「おろち」でした。
友達のだれかの兄弟が単行本を持ってて、貸してもらったんだと思います。
めちゃくちゃ怖かった…
でも怖さの中になぜか笑えるシーンもあったり、
怖いのに夢中になって何度も読んだ記憶があります。
あと、印象的だったのは「漂流教室」の未来人類。
あの造形の恐ろしさといったら!
さすが唯一無二の、稀代の天才だなぁと思いました。
パーティから15年以上経った頃、いわゆる「まことちゃんハウス」も見ることができました。
買い物のついでになんとなく吉祥寺近辺を散歩していたら偶然発見したんです。
当時「派手な色が吉祥寺の外観を損ねる」とかで大騒ぎしていた人がいましたが、
全然そんなことなかったですよ!
赤と白と緑がいい感じで調和していて素敵でした。
初見で「あ、かわいい!」と思いましたもん。
あのおうちはきっと記念館として残されるでしょうね。
残してほしいです。
楳図先生は絶対ご長寿のはず!と思っていたので本当に寂しいです。
楳図先生のご冥福をお祈りいたします。
楳図先生の訃報と同日にニュースになったのが「マンガ図書館Zのサイト停止」。
これも漫画界には大ショックなニュースでした。
なんでもクレジット関係でいろいろあって、手を尽くしたがどうにもならなかったと。
赤松健先生が立ち上げて14年も続いた電子書籍サイトだったのに…。
こんなこともあるんですねぇ。
まさに青天の霹靂。
私はこちらではお世話になっていなかったですけど、
私にとってもこれは決して対岸の火事ではありません。
来年になったらこんなニュースがいくつか入ってくるかもしれませんね。
そんなウワサは聞いています…
ショックなニュースとしては一番小粒なんですけど…
「近所のカフェが年内で閉店」
考え事しようと思って久しぶりにこの店に行ったら、
閉店を知らせる貼り紙が店内に貼りだしてあって、
思わず二度見して絶句してしまいました…
えーーー!?
だってそこそこ人が入っていたじゃん!
テイクアウトだって結構いたし!
なんでーーー?
今でもプロットとかはここで考えるのに…
なによりめちゃくちゃ近所なのにーーー!
ここがなくなるのは本当に痛い。
12月は少し余裕ができるので、閉店までにすべてのメニューを制覇しなければ!
ああ本当にここがなくなるのが痛い!
別のカフェが入ってくれると嬉しいんだけど、
この有名チェーン店がダメなんだから、ほかのカフェも無理かな…
寂しいニュースばかりです。