ヨコシマな備忘録

レディコミ・オカルト・サッカーあたりをうろうろしている
漫画家の横嶋やよいです! 

火曜日までのオードリー

2011年08月10日 20時10分00秒 | テレビの中の人
芸人交換日記の余韻がまだまだ冷めませんyellow22
もう三日経ってるのに。
「若者のすべて」をエンドレスリピート中です。

先週は舞台だけじゃなくて、TV番組も面白いのがあった~!

■ヤリタ☆ガ~リ~
 「たるんだアイドルをしごきたが~り~」に春日が出演。
 気持ち的にたるんでいるアイドル達をさまぁ~ずと春日が
 それぞれノック(野球)で鍛えるという企画。
 
 春日がノックをしたのはグラビアアイドルの館恵美。
 この人がまぁ面白かった!
 なんだかムカツクポーズをしたり、温泉に誘われた男性俳優の
 実名を言っちゃったり(当然バキューン付)…。
 圧巻だったのは「鼻の穴でリップクリームのフタを取る」特技!
 大竹曰く「下手すりゃ売れるな」
 三村曰く「とりあえずいいともへ(出ろ)」
 たしかに夜中に爆笑しちゃったよyellow16
 
 春日のユニフォーム姿はすごく似合っていたんだけど、
 思った以上にノックが下手でビックリyellow22
 アイドルの真正面に打っちゃったり、ヘロヘロのゴロで
 アイドルまで届かなかったり…。
 スポーツ万能のはずの春日だけど、野球は別なのかなぁ。

 春日がさまぁ~ずと終始ニコニコ楽しくやっていたのが良かった。
 さまぁ~ずは自分の番組によくオードリーを呼んでくれるのが嬉しいな。


■ANN
 番組を始めてから最長の時間となったOP。
 なんか不思議な… ふわふわしたテンションだなぁと思ったら
 録音でしたyellow22
 しかも水曜日の昼!
 春日のトークイベントの当日だったそうで。
 「若林、舞台の真っ最中なのにすごいな」としばらく騙されていた
 私です…yellow16
 ということで、春日のトークライブも若林の舞台の話も来週のお楽しみ。
 すごく盛り沢山なトークになりそう~。
 下手したらネタコーナーつぶしちゃうかな?
 潰してでもじっくりたっぷり聞きたいですよ。

 私は実際にアクセスしたことないし、見たこともなかったんだけど、
 オードリーはかつて自分たちでHPを作っていたそうです。

 名前は「天沼パトロール」。
 紹介文は【このホームページは、お笑い芸人オードリーを
 応援していこうという温かい方々の為の社交場です!
色々な情報を随時UPしていこうと思っているので参考にして下さい!!】

 ググってキャッシュで見たんだけど、すごく手作り感満載なHPだったんだねぇ。
 でもって驚くべきことは、その管理人を春日がやっていたとのこと!
 「春日にそんなことをさせていたことに泣けてきた」と若林。
 今はオードリーのスケジュールをくまなく載せているwikiもあるし
 (「オードリー@wiki」さん、いつもありがとうございます!)
 ファンブログもいっぱい…。
 舞台直前だったし、またいろいろ思うことがあったんだろうな~。
 
 オードリー検定は8月27日に決定!
 私は… たぶん行けませんyellow22
 有名ネタ職人さんたちの参戦を期待します~~!


■なんだ君は!?TV 
 以前深夜にやっていた「ワンナイトスタディ」のお昼版です。
 以前と同じく、若林はMCで春日は芸人ジャーナリストです。
 他のジャーナリストはスリムクラブ・平成ノブシコブシ・ハライチ。
 組み合わせとしてはけっこう珍しいよね。
 意外にバランスがいいと思いましたよ。

 ワンナイトスタディでは、いろんな意味で強烈だった
 AKBファンの男性を春日が体を張って取材。
 理不尽なキレ方をされたり、むつみ201号室をタバコの煙で
 燻されたりと、散々な目にあった取材…yellow4
 今回も「58歳ニート男の異常な日常」ということで、
 またまた怪しい人の取材!?
 どうなることかと思ったら、意外とイイ話で終わってたので
 ちょっとほっとしてしまいました。
 いや、自作テープの歌とかいろいろアレなことはあったけどねyellow22

 なによりこの森下さんが、初めて春日に会ったときに
 ものすごく嬉しそうだったのがよかった。
 「春日さんだ、春日さんだ~!」って。
 春日も彼の自作の歌とか絵を見せられても笑うこともなく、
 「あら、素敵~」とか森下さんが嬉しがるコメントを言ったり…。
 こういうマジメな春日もすごく好きですyellow19

 ゲストの鈴木砂羽がまたいい味だしてました~。
 フツーに「チンチ○」っていうし、芸人じゃないのにセミを食べるし…。
 そう、虫っ!
 「虫を食べる女 虫ガール」という取材もありました…。
 お昼にあのワームの集団のアップは、さすがにキツイ~~~!yellow23
 虫が大嫌いな若林はワイプの中でも辛そうでしたよ。
 

■ブラックバラエティ
 今週で一番楽しみにしていた番組!
 なんといってもあのリアクション王の出川との共演ですよ!
 「ゴールドハウス」といい「ヘタレ王新旧入れ替え対戦」といい、
 出川とオードリーが一緒にでた番組にハズレなし!
 今回もしょっぱなから笑わせてもらった~!
 
 今回は若林がガチで寝坊して収録に遅刻。
 荒ぶる出川さんが若林に大説教ですよ。
 若林の土下座がなってないということで、出川さんが直々に
 土下座を見本でみせます。
 それがちょっと笑い的に不発だったので、出川さんは春日を巻き込んで
 お約束の”一人水落ち”でここを〆ようとするんだけど…
 若林がまさかの天然オチ潰しyellow22
 一緒にプールに落ちてしまいました。
 「オレだけでしょ、落ちるのは~!」と
 本当に出川がキレちゃいましたよ。
 そういえば、「ゴールドハウス」でもおでんの熱々タマゴを
 二つに割っちゃうという天然オチ潰しをやっちゃってたっけ。
 中居(ブラバラでは中井か)じゃないけど、
 これだけで1本できたかも~yellow16
 しかしまぁ勝俣は場を回すのが上手いねぇ。
 この一連の流れをちゃんと着地点に落とそうと、
 上手く言葉で先導してましたよ。
 勝俣のお陰で出川も若林も生きたもんね。
 需要があるのがよくわかりました。

 今回はみんなでシンクロを習おうという番組。
 コーチの小谷がみんなの泳力をはかるということで、
 まずオードリーの2人が25Mを泳ぎます。
 春日は水しぶきも少ない美しいフォームでゆったりと余裕のゴール、
 若林も力強いフォームでほぼ同タイムでゴール。
 小谷コーチから「十五分!」のお墨付きをもらってました。
 やっぱり運動系のオードリーはかっこいい!
 これから一ヶ月、ブラバラでのオードリーが楽しみですよ。
 
 …若林が泳ぎ始めた時に、水着がずり落ちて半ケツになってたねyellow18
 痩せたから水着がブカブカだったのかなぁ。
 本当にシュッとした体になってて驚きましたよ。
 

■いいとも月曜日
 舞台で三日間号泣した後の生放送で、まさかのバカボン林!yellow25
 ”つんつるてん”な浴衣が不思議と似合ってた~。
 「女子でもないし、アナでもない」若林が
 なんで浴衣を着させられてたんだろうねぇ。
 火曜日・水曜日とも、女子アナ以外は誰も浴衣を着てなかったのにね。
 
 まぁ、月曜スタッフさんに「GJ!」を送りたいですyellow16


■コレアリ
 15歳シリーズが大団円で終了。
 タカシが大人の階段のぼっちゃいましたねyellow18
 
 「親にさんざん反抗してきた自分が親になって、自分の子供の
 反抗期に向かい合う」という〆です。
 スタジオに来ていた父親役の斉藤洋介が
 「これから同じ目に合うんだ。ざまあみろ」と、
 親側の気持ちを代言してたねyellow22

 同じくスタジオに来ていた宮崎美子は、
 ロケ中に子供たちに声を掛けられた時の若林の様子を披露。
 子供たちが見ている前で車を蹴る演技をすることに
 ちょっと葛藤している若林に「いい子ぶっちゃって~」と
 言ったところで次回予告に突入。

 ええ~っ ここで終わりですか~!?
 結局、演技上での誤解は解けたんだろうか…yellow22

 日村さんの15歳が成功していたら、レギュラーメンバーが
 順番で15歳シリーズを演じることになっていたけど、
 日村さんがどうしても15歳に見えなかったから、
 この企画は若林(とローサ)に絞られたらしいですよ。
 あ~、春日の15歳シリーズも見てみたかったなぁ。

 舞台でのキレ演技はこの15歳で培ったものだと思うので、
 終わっちゃうのはちょっと寂しいですよ。


長くなりましたが、そんなカンジ。


*********************

直輝がU-22日本代表で、久々のゴール!
そして素晴らしいパスでアシストも!
でもって解説の金田が直輝をベタ褒め。
「山田中心のチーム」とまで言ってました。

あ~… 直輝が生き生きしている…

こんな直輝を浦和でも見たいですよ。

ありがとうございます

2011年08月09日 18時28分00秒 | 雑記
いつもまったりなこの日記に似つかわしくない
アクセス数に拍手…。
芸人交換日記のレポを読んでいただいてありがとうございました。
コメントそして拍手コメントもありがとうございます!

大阪公演が終わったら舞台セットのイラストレポなどを
UPする予定なので、そちらもまた見てくださいね!


今日はコレアリ!
若林の15歳シリーズが最終回~?
好きなシリーズだったのに残念…yellow23

最終回はぜひ親側に救いのある終わり方でお願いします!
宮崎さんや斉藤さんが若林の役柄で
遺恨を残さないで終了しますように~!

芸人交換日記千秋楽感想

2011年08月08日 00時27分00秒 | 音楽やライブ
浦和レッズサポの知人が、
どうしても抜けられないお仕事が入ってしまったということで、
急遽チケットを譲っていただきました。
なんと千秋楽のチケットを…!
こんなプレミアムなチケットを… 
声を掛けてもらえて本当に嬉しかったです。
本当にありがとうございました!

ということで急遽千秋楽を観に行ってきました!

今回はかなりネタバレも入ります。
また長文なので折りたたみます。




初日との違い。
・セリフや状況説明が修正されていた
よりわかりやすく丁寧に修正されてました。
(例えば、BB福田の人となりや笑軍天下一大会の説明など)

・動きにメリハリがついた
特に若林。
初日はやはり多少硬かった動きが千秋楽ではとても自然でした。
圭くんのセリフのシーンでも細かなリアクションをとったり、
自分のセリフの時も大きなアクションで会場を笑わせてましたよ。

例えば、「笑軍天下一」で勝ち抜いていって2人の気分が
盛り上がっている時。
若林はラッパーのマイクパフォーマンスのような動きで
軽快なステップを踏みながらセリフをしゃべっていました。
(雰囲気としては「いいとも増刊号」でつよぽんと不思議なダンスを踊って
いた時のかんじです)
また圭くんがそれを受けて、若林と同じ動きでリアクション返し!
あれはアドリブなんだろうか?
この三日間・5公演で、2人の間に演技だけでない
”相方としての阿吽の呼吸”というものができたんだろうなと感じました。

そしてちょっと生々しかった甲本と久美のセ○クスシーンが、
久美の「オウ、イエス!」で爆笑シーンに。
伊勢さんが弾けた~yellow18

なんといっても2人の「天国漫才」の呼吸が格段に良くなってました!
ツッコミ方とか2人の距離感とか、ここ一ヶ月で合わせてものとは
思えないほどです。
公園でのネタあわせシーンでは、初日以上の
わちゃわちゃシーンが見られましたよ!
初日ではただ顔や体を寄せ合うわちゃわちゃだったけど、
千秋楽ではそれに加えてツッコミ・ツッコミ返し・
スカシツッコミなど、ちょっとしたミニコントになってましたよ。


そして涙の独白シーン。
本業:役者の2人はさすがです。

甲本は芸人を諦める悔しさと、相方に対する気持ちを声の限りに叫びます。
どんなに漫才を、相方を愛していたかを。

甲本の娘は、涙をこらえながら声を震わせながら独白します。
父がどんなに相方を想っていたのかを。
しかし夢を諦めなければいけなかった父の無念さを。

そして田中の独白…。
最初はブチ切れて観客を驚かせます。
元相方へ冷たい言葉を投げつけます。
しかし…
本当はずっとコンビを組んでいたかった事・甲本のお陰で
今の自分がいる事・そして売れてしまったことの怖さを
告白し始めます。

ぽたっぽたっと床に零れ落ちる大粒の涙。
「オマエと漫才したいよ…」
嗚咽する田中。

若林は、初日と同じように涙を流していました。
きっと他の3公演もちゃんと泣いたんだろうね。
これは本当にすごいことだと思います。
本業が役者でない若林がここまで出来るなんて!

売れてしまった恐怖、今の位置や地位をキープし続けないと
いけないシンドさを今の若林が言うのは…
リアリティがありすぎます。
長い間売れなくて、そしていきなり爆発的に売れて、
今も毎日のようにTVに出ているオードリー。
イエハーとエピソードがいろいろ重なるオードリーの若林だからこその
このリアリティ。
田中役を若林以上のリアリティをもって演じられる芸人は
そうそういないと思う。


引き離されたコンビは「天国」漫才で再会します。
ぴかぴかの笑顔で38マイクに向かいます。
この東京公演の最後の最後、千秋楽の漫才です!
初日と同じく、鼻すすりがBGMとなっていた会場に笑いが起きて、
見事な間のあとのオチで全てが終了しました。

全てが終わった後の挨拶。
カーテンコール3回目で観客席がオールスタンディングです。
ここまでは初日と同じ。
でも千秋楽は全部で5回、挨拶に出てきてくれました。
若林と圭くんは交互に観客席の左右を手で指して、
丁寧に挨拶してくれましたよ。
その仕草がすごくコミカルでかわいらしくて、
すっかりオードリーの若林に戻っていました。


2度目だから泣かないかなと思ったんだけど、
やっぱり泣いちゃいましたよ。
あ~いい舞台だったなぁ。

そうそう!
くじらとジョーも来てましたよ!
すぐ近くの席に座ってましたyellow22
終わるまで気付かなかったよ。
せっかくなので挨拶&握手をしてもらいました!

そしてついでに質問。
「(観た感想は)どうでしたか?」

応えてくれたのはくじら。
「え~? 良かったですよ」

ちょっと困ったような照れたような感じで答えてくれました。
ジョーは目が赤かったような気がします。
まぶたもなんとなく腫れている様な感じ。
絶対泣いてる!
間違いないでしょう。

家に帰ってネット巡回していたら、会場にカンニング竹山が
来ていたとの事。
竹山は芝居にも名前が出てきたし、本当に相方を亡くしているし…。
誰よりも複雑な気持ちで観ていただろうと思います。

でもって春日も来てたの!?
それは全然わからなかった…。
来週のANNでいろいろ話してくれるかな。

いやしかし千秋楽は雨男・若林の本領発揮な日でしたよ。
新大久保駅に降り立ったらゲリラ豪雨。
帰りは電車が落雷の影響で止まってて立ち往生。
別ルートで大回りしての帰宅となりました。
いや~、別の意味でもすごいです、若林。

DVDは会場で予約してきました!
ここで予約すると特製ファイルがつくんだもん!
11月が楽しみです。

東京千秋楽でこんななんですから、
大阪千秋楽はどれだけすごくなるんだろう。
行ける人はどうぞ楽しみにしてください!
きっと素晴らしい舞台になるでしょう。

ああ面白かった!
若林、圭くん、伊勢さん、お疲れ様でした!


***************

追記
8月15日の日記「芸人交換日記舞台裏@ANN」に
舞台のことで思い出した事を書いてます。
そちらも合わせてご覧下さい。

芸人交換日記初日感想。

2011年08月06日 06時22分00秒 | 音楽やライブ
結局朝までかかっちゃいましたyellow22

長いので折りたたみます。
微妙なネタバレもあります。

************************

グローブ座に着いたのが6時過ぎ。
エントランス近くで入場待ちしている人多数。
やっぱり女性が多い。
でも一人で来ている男性もぽつりぽつりと居ましたよ。
当日券目当ての人たちも抽選するために整列していました。
こちらもけっこうな人数がいましたよ。

開場。
もともとホールが狭いので、パンフレット売り場や
書籍売り場に人が並んで入口辺りがごった返してました。
なんとかパンフレットとポストカードをゲット。
販売員さんたちが売上を「正」の字で”アナログ”カウントしていました。
次の公演の為の売上資料になるんだろうか。
けっこうな勢いでパンフレットが売れてましたよ。

どっさり渡されたチラシの中には、
「芸人交換日記DVD化決定!」のチラシが!
東京公演は全部で5回あるけど、どの公演が収録されるのかなぁ。
あ、大阪もあるのか。
やっぱり要望が多かったんだろうねぇ。
とにかく嬉しいお知らせでした。

私が座った席はA席。
絶対S席じゃチケット取れないと思ったので、
最初からA席ねらいだったんだけど、当たった座席は思っていたより
ずっと遠かった…。
せっかくの舞台なので、細かい表情も見たいなと思って
オペラグラスを持っていきました!

舞台セットの前の段には田中の部屋・甲本の部屋で二分割。
甲本の部屋はいかにも同棲カップルの部屋らしい
かわいらしいベッドやテーブル、田中の部屋は地味な畳部屋で、
これまた地味な色の布団のベッドとちゃぶ台がありました。
2人の部屋のちょうど間に新聞受け用のポストがあって、
ここで日記を受け渡します。
日にちの経過は甲本部屋のTV画面で表示。
後の段にはTSUTAYAやBARにもなるカウンターと
公園のベンチ、のちに病室となるカーテンの仕切り。
漫才をやるときは公園ベンチの前に設置された38マイクで。
うしろのスクリーンでは、ノートが何冊目かが映されます。
こんなセットの中で2人のやりとりがあります。

テーマ曲は、フジファブリックの「若者のすべて」。
この曲を作ったボーカルの人も志半ば、夢の途中で
急逝してしまったんだよね…。
OP・ED共に流れてました。

ということでここから舞台感想。
ちなみに私は原作本は未読です。

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「芸人交換日記」舞台
結成11年たってもいまだ売れてないお笑いコンビ「イエローハーツ」。
後輩たちがどんどん自分たちを追い越していくのを、ただ悔しがるだけだった。
それを打開するために始めた交換日記。
その交換日記を通じてケンカしたり・謝ったり・けなしたり・
秘密を告白したり・褒めあったり…。
田中と甲本が人間としても芸人としても葛藤していく様を描く物語。

***************************

観客はもちろん、演じている役者3人も泣きに泣いた舞台でした。
そう、あの能面芸で有名な若林もお芝居で号泣していたのです!
まさか若林の号泣が見られるなんて!!

ゲネプロなどの感想をネットなどで拾って読んでみたら、
みんながみんな「泣く」と書いてあったので、
「そんなに簡単に泣きたくない」と斜に構えていた私でしたが、
まんまと泣いてしまいましたよ。
くそう。

お芝居の最大の見せ場は演者3人のそれぞれの独白。
甲本の独白・甲本娘の独白、そして最後に田中の独白。
こんなの3連続で叩き込まれちゃ泣かざるをえないですよ!
しかも演じている人がみんな泣いてるんだもん!
若林なんかまさに号泣。
鼻水ダラダラ流してたよ。

その時のBGMは会場中からの鼻すすりの音でした。
グローブ座は観客席の音もキチンと響くもんなんだね~。


とにかく、田中圭くんの演技力がハンパじゃないんですよ。
すごい、あの人。
あんなほよよんとした顔なのに。
たぶん若林の2倍… いや2.5倍くらいのセリフをしゃべっていた。
早口で大声でテンポよく。
本当に”芸人らしい芸人”になってました。
またその甲本がかわいいんですよ。
後輩が売れていくことにゴロゴロ転がって嫉妬したり、
同棲している彼女(久美)にふにゃふにゃ甘えたり…。
本当に魅力的な人物になっていました。

この前のANNで若林が
「芸人の演技は人格の拡大だけど、俳優は0から生み出している」
っていってたけど、本当に芸人要素0だった人がここまで仕上げちゃうのは
さすがに”本業:役者”だなぁ~と感心しましたよ。

久美役の伊勢佳世さんは絵に描いたような”清楚”を体現していました。
娘役での独白シーンではさすがの演技力でしたよ。
甲本が芸人を辞めるときに、そっと背中を抱きしめて言った
「お疲れ様でした」が素晴らしかった。

でもって、若林です。

ハッキリ言っちゃうと、この芸人交換日記は
若林ありきの舞台だったと思います。
他の芸人じゃない、オードリーの若林じゃないとダメだった作品だと思う。
結成してからずっと売れてないコンビは多々いるんだろうけど、
そこから抜け出して爆発的に売れたオードリーの若林だからこそ、
最後の独白が生きてくるわけで…。
なによりオードリーは仲のいいコンビとしても有名だし、
「夢を諦めなかったコンビ」代表でもあるわけだから。

物語の始め、若林の声が硬いような気がしました。
硬いっていうかちょっと”棒”っていうのか。
圭くんがペラペラと流れるようにしゃべるのと対照的に、
まるで”字を読んでいる”感じの若林。
やっぱりいきなり役者として舞台に立つっていうのは難しいのかなと
ちょっと心配していましたが、しかしそれは”演出”でした。
あれは交換日記に対する抵抗感、心の閉じ方を表現してたのか。
気付けなくてごめんね若林。
ノートの冊数が進む(=漫才がうまくいきだす)ごとに
若林のしゃべりが流暢になってきます。
そしてこのしゃべりこそが、最後の田中の感情の開放の
前振りになっていたのです。

最後の田中の独白…。
自分のために夢を諦めてくれた甲本へ、自分の心中を吐露します。

「オマエと漫才をしたいよ」

心から搾り出すような声でした。

このセリフはかつて相方・春日にも言ったことのある言葉だけに、
ファンとしてはただただ滂沱…。
やっぱりここが一番鼻すすり音が大きかったです。
若林がここまで演じることが出来るとは…。
ファンながら驚きました。

最後の最後にはイエローハーツの漫才を披露!
劇中では最初のツカミしかやってなかったんですよ。
”天国”漫才です。
言葉の通り、天国での漫才。
田中の号泣独白の直後だったので、圭くんの鼻には鼻水がキラリ。
もらい泣きだろうな、きっと。
若林も鼻水キラリでW鼻水コンビです。
演技的には圭君にイニシアティブをとられていたけど、
ここはさすがに本業です。
若林が圭くんのトチリをみごとに回収しましたよ。

すごく幸せそうな笑顔で漫才をする2人。
本当にニッコニコの笑顔でネタをする2人ですよ。
すすり泣いていた観客席にまた笑いが戻ってきました。

漫才の終わりがこの舞台の終わり。
見事な〆方でした。

3人の挨拶が終わっても鳴り止まない拍手。
結局三回出てきてくれました。
その三回目には会場中がスタンディングオベーション。
一段と大きな拍手が3人に送られました。

壮絶なチケット争奪戦を潜り抜けただけでも嬉しかったのに、
この内容・この演技…。
本当に満足した舞台でした。

あ、2人はところどころ噛んじゃったところもあったけど、
大きなトチリなどはなかったですよ。

他の見所は
・最後のスーツ(漫才戦闘服)着替え 
 (ここ、すごくかっこいいです!)
・後姿でのわちゃわちゃサイレント漫才
・甲本と久美のセ○クスシーン
などなど。

そういやセリフの中で突然「亀頭」とかでてきてびっくりしちゃったよ。
部位の名前は生々しすぎます。
せめて ちんこ にしてください。
ちんこならANNで慣れてます!yellow18

観る前は「コンビ愛の舞台だし、きっと春日の存在がぷんぷん
におう舞台になるんだろうな」と思っていたけど、
思っていたより薄かったです。
それはひとえに甲本役の田中圭くんの力だと思います。
この舞台ではオードリーじゃなくてイエローハーツの
田中・甲本というコンビがちゃんと存在していたから。

…でも、お芝居が終了した直後に
「春日にこの舞台を見た感想をものすごく聞きたい」とは
思っちゃいましたけどね。
きっと若林も問い詰めたいだろうね。

大阪を含めると公演はあと7回か…。
その7回とも若林は号泣するのだろうか。
7回とも号泣したらすごいよなぁ…。
「この舞台で売れなかった頃の自分を葬る」って言ってたけど、
7回も号泣していたらかえって新しいトラウマを植えつけちゃうかも?
大丈夫なんですかねyellow22

とにかく、残り7公演を観に行く方!
期待していてください!
いい舞台ですよ!


*********************?

追記
友人のご厚意で千秋楽も見に行くことが出来ました。
そちらも合わせてご覧下さい!
初日との違いや初日より詳しいネタバレがあります。

とりあえずお土産

2011年08月05日 23時27分00秒 | 音楽やライブ
ただいまです!
レポは深夜くらいになりそうなので、とりあえず画像を。


東京グローブ座
円形の劇場です。
圭君はどうやら晴れ男だったみたい!yellow18
にわか雨もなくて良かった~。


会場の外にあったポスター。
撮影ポイントです。


パンフレットは黄色のノート風。(1200円)
いい写真が多いです!
ぶっちゃってる若林もいっぱいyellow19
周りの3枚はポストカード。(500円)
他にはポスター(全身・横顔)なども売ってましたよ。

入口で渡されるチラシの量がハンパない量でした。
いい紙をつかったチラシばっかりだったんで重い重い…。
袋系は売ってないので、エコバッグなんかがあったら便利かも。