紅葉の栗駒山へ。【ガバッとその1】から続きです。
朝、目が覚めると外は想定外のどんよりな天気。
こんなの聞いてない(゜Д゜lll)
それでもめげずに朝ごはんにゅうめん3人前を食べて、いろいろ準備してテント内もちょっとだけ
片づけてから管理棟へ。
おじさんはまだ準備中だったので、管理棟の壁にかけてある栗駒山と周辺の山の写真を眺めながら待つ。
やっぱり紅葉の頃の写真が多かった。
おじさんに登山口まで送っていただいて出発。
昨日の喧噪がウソのように朝は静か。
あまりにも薄暗くてオートで撮ったらボケボケになってた。
朝5時頃といえば夏ならもうすっかり明るいのに、
まだまだ薄暗いし寒いし、すっかり秋なんだなな~と実感。
最初はしっかり整備された石畳の道。
尾瀬のガイドツアーに行ってから、こういうのを見るとハイヒール返し?って思うようになってしまった。
おじさんが事前に教えてくれた今いちばん紅葉がきれいな名残が原。
ほわほわと白いのは温泉の湯気。
あっというまに着いちゃったんですけど、もうここが紅葉いちばんなんですね(゜_゜>)
ということは山頂方面の紅葉はもう終わり?
いやいや、きっとまだきれいなのもあるはずだ!
このあたりの紅葉はほんとに見ごろできれい。
青空ならもっとキラキラ輝いてると思う。
振り返ると少し明るくなってきたかな~?
結構寒くて、しっかり着込んでるんだけども
それでも風が冷たくて雲も低く立ち込めててテンション下がり気味。
足元は思ったよりもぬかるんでて転ばないようにそろりそろり登る。
地獄谷。
あんまり地獄っぽくないね~なんて言ってた記憶。
室堂とかのほうが激しく地獄っぽいと思う。
で、天気は一向に良くならずにというか悪化の傾向で昭和湖到着。
寒くて寒くて、歩いてれば暑いんだけど止まってゆっくり休憩する気になれない。
見えるものもこの湖の色しか見えないし。あとはまっしろけ。
ここはトイレもあってお天気がよければ紅葉見たりしてダラッと休憩したい感じなんだけどな。
いまは遠くの山肌が紅葉してるのかどうかも見えないガスガスっぷり。
とりあえず風のこないところに行きたい!
再び樹林帯に入って少し登ったところがちょっと広くなってて風もこない。
風に吹かれなければそれほど寒くないことに気付く。
先発されてた地元おじさまグループがここで晴れ待ちの様子でワイワイと楽しそうにおしゃべり。
みなさま、紅葉の写真撮影が目的のようで全員立派な三脚持参。
やっぱり寒さがしんどいのと、景色がなんにも見えないのでここで休憩してるようで。
飴とか黒糖とかいただいちゃって、しばし一緒におしゃべり♪
ベテランおじさんは毎年来ているようで、去年の紅葉はほんとに素晴らしかったそうです。
今年はというと、黄葉がいまいちだそう。
黄色と赤のメリハリが悪いんだとか。
そう聞くとスゴイのを見たくてもう一回来たくなってしまうね♪
おじさんによると、この先ちょっと登ったところからの山頂方面を
見上げた景色がそれはそれは素晴らしいそうで、腕を広げてジェスチャー交えて
熱く語る姿からは栗駒愛が伝わってくる。
「こう、ガバァッとすごいんだよ!!!」
「風がザザーッと流れて赤とか黄色がガバァッと!」
このときの東北訛りで語られるお話があまりにもほんわかとあったかくて強く記憶に残ったので、
タイトルもガバァっとなりました(笑)
しばらく休憩してから、念のためフリースベストをもう一枚重ね着して再出発です。
ちょこっと進むと樹林が開けて、おじさんおすすめのガバッとスポット。
ちょうど少しガスも上がっていって、紅葉が見え始めた
来るか?ガバァッと!!!
これが限界のようでした。ちーん。。。
赤く色づいた葉っぱを撮ってたら、後から来たおじさんに何かめずらしいのでもあるの?って
聞かれてしまったんだけども、景色が真っ白けだから葉っぱくらいしか撮るものがなくて~
登るごとに強くなる風。
雨が降ってないのがせめてもの救い。。。
あと800mですか。。。
東北まで遠征してきてここまでのガス&強風とはほとんど修行です。
登りながらも思ってました。
(こんな天気じゃ何も見えないし、引き返したっていいんじゃないの。ピーク踏んだって百名山じゃないんだし。。。)
それでももしかしたら晴れるんじゃないかと願いながら足は前へ。
久しぶりの飛ばされそうな風に心が弱ってたのも事実。
でも登頂して引き返してきたおじさんの一言で元気百倍!
「お嬢さん、飛ばされないようになぁ~」
お、お嬢さんって
みのもんたか?
80歳でもお嬢さんみたいな。。。
いきなり楽しくなって単純すぎるけど一気に山頂へ!
この標識、裏側に栗駒山って書いてあるのにそんなことにも気づかない残念ぷり。。。
遮るものが何もない山頂はあまりにも寒すぎて耐えられなくて撤収。
この時点ではもうぐるりっぷはやめてピストンで下山しようという気持ち。
で、引き返すことにした。
そのはずが。
さっきの800mの標識よりも少し手前あたりまでで、少しガスが切れて東栗駒方面の紅葉がほんの一瞬だけ見えた。
スゴイ!キレイ!!真っ赤だよ
ほんとに数秒でガスのカーテンがかかり、また何も見えなくなったんだけど
いまの感動は捨てがたい。
このままでは、栗駒山の印象はガスガス山としてインプットされてしまう。
あきらめきれずに山頂へ引き返すことにした。下山するときにすれ違った人とまたすれ違い不思議な顔をされる。
また強風のなかを突っこんでいく。
栗駒山。なんてツンデレなんだ
山頂で晴れ待ちは厳しいのでどこか風のこない場所を探す。隊長が(笑)
アタシはのんきにハイマツの陰にしゃがみこんであったかい紅茶なんて飲んでました♪
やっぱりこういうときはオトコが働かないとねぇ。もてないわよ。うん
隊長が風の当たらないとこを見つけたというので、ついて行ってみると
いわかがみ平方面へ下りる登山道へほんの数メートル下りただけでまったくの無風ではないですか!
しっかり着込んでるから風さえ避けれれば何の問題もなく、登ってくる方のお邪魔にならないように
登山道の端っこによけて晴れを待つことにしましょう!
さあいつでもガバッときていいよ
。。。
。。。
晴れないし、おやつでも食べましょうかね。
。。。
。。。
紅茶飲む?
。。。。。。
。。。。。。。。。。
待ちましたがまったく晴れる気配が見えず、撃沈。。。
目の下に広がっているはずの絶景は今はただただ濃いマットな不透明なまっしろな世界。
しかしここまできてこのままの景色を栗駒山として記憶してしまうのは
あまりにも悲しくて諦めきれず、さっきはあまりの強風にピストン撤収しようかと思ったけども
やっぱり秣岳へ行ってみようということになりました。
秣岳のほうが低いから紅葉もきれいかもしれないし、
着くころにはきっと晴れるはずだ!
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朝、目が覚めると外は想定外のどんよりな天気。
こんなの聞いてない(゜Д゜lll)
それでもめげずに朝ごはんにゅうめん3人前を食べて、いろいろ準備してテント内もちょっとだけ
片づけてから管理棟へ。
おじさんはまだ準備中だったので、管理棟の壁にかけてある栗駒山と周辺の山の写真を眺めながら待つ。
やっぱり紅葉の頃の写真が多かった。
おじさんに登山口まで送っていただいて出発。
昨日の喧噪がウソのように朝は静か。
あまりにも薄暗くてオートで撮ったらボケボケになってた。
朝5時頃といえば夏ならもうすっかり明るいのに、
まだまだ薄暗いし寒いし、すっかり秋なんだなな~と実感。
最初はしっかり整備された石畳の道。
尾瀬のガイドツアーに行ってから、こういうのを見るとハイヒール返し?って思うようになってしまった。
おじさんが事前に教えてくれた今いちばん紅葉がきれいな名残が原。
ほわほわと白いのは温泉の湯気。
あっというまに着いちゃったんですけど、もうここが紅葉いちばんなんですね(゜_゜>)
ということは山頂方面の紅葉はもう終わり?
いやいや、きっとまだきれいなのもあるはずだ!
このあたりの紅葉はほんとに見ごろできれい。
青空ならもっとキラキラ輝いてると思う。
振り返ると少し明るくなってきたかな~?
結構寒くて、しっかり着込んでるんだけども
それでも風が冷たくて雲も低く立ち込めててテンション下がり気味。
足元は思ったよりもぬかるんでて転ばないようにそろりそろり登る。
地獄谷。
あんまり地獄っぽくないね~なんて言ってた記憶。
室堂とかのほうが激しく地獄っぽいと思う。
で、天気は一向に良くならずにというか悪化の傾向で昭和湖到着。
寒くて寒くて、歩いてれば暑いんだけど止まってゆっくり休憩する気になれない。
見えるものもこの湖の色しか見えないし。あとはまっしろけ。
ここはトイレもあってお天気がよければ紅葉見たりしてダラッと休憩したい感じなんだけどな。
いまは遠くの山肌が紅葉してるのかどうかも見えないガスガスっぷり。
とりあえず風のこないところに行きたい!
再び樹林帯に入って少し登ったところがちょっと広くなってて風もこない。
風に吹かれなければそれほど寒くないことに気付く。
先発されてた地元おじさまグループがここで晴れ待ちの様子でワイワイと楽しそうにおしゃべり。
みなさま、紅葉の写真撮影が目的のようで全員立派な三脚持参。
やっぱり寒さがしんどいのと、景色がなんにも見えないのでここで休憩してるようで。
飴とか黒糖とかいただいちゃって、しばし一緒におしゃべり♪
ベテランおじさんは毎年来ているようで、去年の紅葉はほんとに素晴らしかったそうです。
今年はというと、黄葉がいまいちだそう。
黄色と赤のメリハリが悪いんだとか。
そう聞くとスゴイのを見たくてもう一回来たくなってしまうね♪
おじさんによると、この先ちょっと登ったところからの山頂方面を
見上げた景色がそれはそれは素晴らしいそうで、腕を広げてジェスチャー交えて
熱く語る姿からは栗駒愛が伝わってくる。
「こう、ガバァッとすごいんだよ!!!」
「風がザザーッと流れて赤とか黄色がガバァッと!」
このときの東北訛りで語られるお話があまりにもほんわかとあったかくて強く記憶に残ったので、
タイトルもガバァっとなりました(笑)
しばらく休憩してから、念のためフリースベストをもう一枚重ね着して再出発です。
ちょこっと進むと樹林が開けて、おじさんおすすめのガバッとスポット。
ちょうど少しガスも上がっていって、紅葉が見え始めた
来るか?ガバァッと!!!
これが限界のようでした。ちーん。。。
赤く色づいた葉っぱを撮ってたら、後から来たおじさんに何かめずらしいのでもあるの?って
聞かれてしまったんだけども、景色が真っ白けだから葉っぱくらいしか撮るものがなくて~
登るごとに強くなる風。
雨が降ってないのがせめてもの救い。。。
あと800mですか。。。
東北まで遠征してきてここまでのガス&強風とはほとんど修行です。
登りながらも思ってました。
(こんな天気じゃ何も見えないし、引き返したっていいんじゃないの。ピーク踏んだって百名山じゃないんだし。。。)
それでももしかしたら晴れるんじゃないかと願いながら足は前へ。
久しぶりの飛ばされそうな風に心が弱ってたのも事実。
でも登頂して引き返してきたおじさんの一言で元気百倍!
「お嬢さん、飛ばされないようになぁ~」
お、お嬢さんって
みのもんたか?
80歳でもお嬢さんみたいな。。。
いきなり楽しくなって単純すぎるけど一気に山頂へ!
この標識、裏側に栗駒山って書いてあるのにそんなことにも気づかない残念ぷり。。。
遮るものが何もない山頂はあまりにも寒すぎて耐えられなくて撤収。
この時点ではもうぐるりっぷはやめてピストンで下山しようという気持ち。
で、引き返すことにした。
そのはずが。
さっきの800mの標識よりも少し手前あたりまでで、少しガスが切れて東栗駒方面の紅葉がほんの一瞬だけ見えた。
スゴイ!キレイ!!真っ赤だよ
ほんとに数秒でガスのカーテンがかかり、また何も見えなくなったんだけど
いまの感動は捨てがたい。
このままでは、栗駒山の印象はガスガス山としてインプットされてしまう。
あきらめきれずに山頂へ引き返すことにした。下山するときにすれ違った人とまたすれ違い不思議な顔をされる。
また強風のなかを突っこんでいく。
栗駒山。なんてツンデレなんだ
山頂で晴れ待ちは厳しいのでどこか風のこない場所を探す。隊長が(笑)
アタシはのんきにハイマツの陰にしゃがみこんであったかい紅茶なんて飲んでました♪
やっぱりこういうときはオトコが働かないとねぇ。もてないわよ。うん
隊長が風の当たらないとこを見つけたというので、ついて行ってみると
いわかがみ平方面へ下りる登山道へほんの数メートル下りただけでまったくの無風ではないですか!
しっかり着込んでるから風さえ避けれれば何の問題もなく、登ってくる方のお邪魔にならないように
登山道の端っこによけて晴れを待つことにしましょう!
さあいつでもガバッときていいよ
。。。
。。。
晴れないし、おやつでも食べましょうかね。
。。。
。。。
紅茶飲む?
。。。。。。
。。。。。。。。。。
待ちましたがまったく晴れる気配が見えず、撃沈。。。
目の下に広がっているはずの絶景は今はただただ濃いマットな不透明なまっしろな世界。
しかしここまできてこのままの景色を栗駒山として記憶してしまうのは
あまりにも悲しくて諦めきれず、さっきはあまりの強風にピストン撤収しようかと思ったけども
やっぱり秣岳へ行ってみようということになりました。
秣岳のほうが低いから紅葉もきれいかもしれないし、
着くころにはきっと晴れるはずだ!
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残念!!せっかくのお泊まりだったけど、ガスっちゃいましたね.......しかもすごく寒そう.....ブルブル...
でも、晴れてたら絶対にがば~っときたんだろうね!!
えへへ♪
そういうわけでした。
寒かったですよー!
でもあとでしっかり温泉であったまりましたけどね♪
ガバッと!ってなんか迫力が伝わっていいでしょ?
楽しいおじさんでした。