朝から晩まで一日中点滴の毎日
(2011年)
4年前
病院のベッドの上で書いた日記です
(2011年)
4年前
病院のベッドの上で書いた日記です
9月16日(入院6日目)
ろれつが回らない。上手く喋れない。左目の下が麻痺している。
食べた物が口の左端からポロポロ落ちる。
9月17日(入院7日目)
午後2時頃入浴。
入浴といっても湯船には入れず、身体や髪を洗うと介護士さんが湯を流してくれた。
9月18日(入院8日目)
今日、入院して初めて左手で茶碗を持って食べる事が出来た。
でも、食べているうちに茶碗がだんだん傾いてきた。左手で物を持つというより、物を乗せる程度きり出来ないが嬉しかった。
9月19日(入院9日目)
2回目の入浴。今日は右手の点滴針のところに、介護士さんがビニールをかぶせてくれたので湯船に入る事が出来た。久しぶりに「い~い湯だな」という気持ちで入浴出来た。
9月20日(入院10日目)
「もう少しですね」
時々、看護婦さんが点滴の液剤の減り具合を見にやって来た。
点滴の大きい方は 6~7時間位かかるが、小さい方は 1~2時間位でなくなるからだ。
なくなると点滴容器と管を外し、大きい方は数時間後に外しに来た。
昼も夜もそうで、これが毎日の光景だった。
その後、左手のリハビリの事でいろいろ話していたら看護婦さんが「リハビリ用のボールを持って来てあげる」と言った。
それにしても、今日で入院して10日目だ。
入院した日から今日まで、ほとんど一日中点滴をしている状態だが、点滴の偉力はすごいもんだ。日に日に良くなってきている様な気がする。
(つづく)