私たちの若い頃に比べて人間のタイプというか、質のようなものが随分変わって来たなと思う現代です。
もちろん時代や社会の流れがどんどん進歩し変わって来ているから、当然それに沿って生活の質も変わり
また時代に即した性格みたいなものも生まれて来るだろうとは思います。
最近すごく感じるのは「モラハラ」をする夫なり妻が時代と共に増えて来たのか、元々そういうタイプはいたのだけれど
現代の時代と共にそれが顕著にクローズアップされるようになったのかは分かりませんが、とにかく夫婦関係でよく聞く言葉です。
特に離婚問題が出て来た時の離婚劇の中で「モラハラ夫と別れたい」という言葉を身近に聞きます。もちろん「モラハラ妻」もいます。
結婚を決めるまでに「モラハラ気質」はどこかで出ているのではないかなと思う訳ですが、
結婚前のいい状態の時にそれを見抜くのが難しいのでしょうか。例え何か疑問な性格なり行動、態度が見えたとしても
それを上回る相手を気に入ってる気持ちの方が勝って見えにくくなっているのでしょうか。
若い人の離婚のお話を聞く事がありますが、長年モラハラ夫に苦しめられて来たので離婚を考えたと聞く事がよくあります。
最初に、何故モラハラ夫に離婚を考えるまで我慢していたのか と疑問が沸きます。
モラハラは精神的DVと言われるようで、身体の暴力は無いが、精神的に嫌がらせや嫌味、更には
ソファーやテーブルを叩く、冷蔵庫などを蹴るなどの行動の暴力もあるようです。
こういう行動が日常茶飯事に続くなら早めに離婚すればと思うのですが、
当の本人は相手にモラハラされている事が日常的になると感覚がマヒして、被害に遭っている感覚がなくなるようなんですね。
子供などでもそうですが、家庭環境が悪過ぎる中で生活すると、我慢し過ぎた生活が日常になってマヒして来るのと似ていますね。
モラハラ離婚の話に戻しますが、離婚する場合に モラハラの相手 と離婚するのは至難のワザのようですね。
モラハラする人は、何でも自分の思い通りに相手が動くなり、物事が動くなりしないと妨害をするようです。
基本離婚問題はどの夫婦でも簡単ではないのは確かでしょうが、モラハラの配偶者の場合は一杉縄ではいかず
拗れにこじれて、最終的には憎しみ合って別れるのような事も聞きます。離婚時には、親権はどうとか
別居した場合の婚姻費用はどうする、面会交流についてや養育費はどう決める、財産分与はどうしたいなどの本人がこうしたいという希望がありますよね
それを二人の話し合いなり、調停なり弁護士さんなりに依頼して話し合いをし、
双方の合意点を見つけて決着をつけるという事になるのでしょうが、モラハラの配偶者の場合は合意という事が難しいようですね。
自分の考えプラス相手の嫌がる方向に動く為に話し合いが拗れるのだと個人的に感じます。
夫婦のそれぞれの希望の合意点を見つける事だけでも難しいだろうと思いますので、更にモラハラ配偶者に振り回される事になり
簡単には解決しなくてかなり長引くのは聞きます。
そもそもモラハラ気質は元々の性分なのか、親の子育ての結果なのか、後天的な環境などで生まれて来たのか、
どうなんでしょうか?こういうモラハラ気質の人は自分の自覚がないようなので反省がまずないという事で、
更には自分はまったく悪いと思っていないどころか、むしろ被害者であると思っているようで、手が付けられない相手となります。
このタイプに配偶者が当たったら大変ですね。若い頃に一人で見抜くのは難しい場合もありますので、
結婚前に周りの人に相手の性格を聞くという事も長い結婚生活の為に必要な時もありますね。
現代はモラハラという言葉をよく聞きます。それだけそういう人が多くなって来たということではないでしょうか。
(養父神社より)